2012年6月27日水曜日

お立ち台は夢の彼方へ!!

少し古い話になるが6月3日恒例のSHCCクラシックカージムカーナにFIAT850で参戦+出店してきた。このジムカーナAクラスに参戦するようになって10年以上、一時期はお立ち台常連で、3つのポジションのどこかが問題であったがここ数戦(年2回なので2-3年?)どうも形勢が良くない。今回もライバルS600に2秒近い遅れを取ってやっと6位。タラレバを少しだけ言わせていただくと調子が良ければS6より1秒程度は速く走れるハズでそうすれば今回はお立ち台の真ん中も夢ではなかった。考えてみたらアンティークのお店をやり始めて参戦と出店、2足のわらじを履き始めてから成績が思わしくないかもしれない。いくらクラシックカーのジムカーナとはいえ競争は競争、片手間で勝てるほど甘くはないということだろう(年のせいでは断じてない!!)。 ということで我がFIAT850の華麗なる走り(?)の写真は次回に譲るとして会場に現れた珍車の写真を3枚、JPSロータスF-1は77年の富士を走ったグンナーニールセンの車そのものだそうだ。ローラT70は初期の(第3回?)の富士を走った滝レーシングの車。もう1枚ロータス23はご存知第1回日本GPのウイナー(さすがにこれはそのものズバリではないが)と今回は古いレースファンにとってはまさに“懐かしいあの日”をほうふつとさせる名車がそろった。次回は11月25日だそうでそろそろ”ガツン”と言わさないとFIAT850クーペの存在を忘れられそうでマズイなーとは思っている。

2012年6月24日日曜日

忙中閑あり

またまただれにも負けない意志の弱さを発揮してしばらくブログを休んでしまった。この間、読者の皆様にお届けしたいネタはたくさんあったのだがとにかく猛烈に忙しく締め切りを守らなくても誰にも叱られない気楽さも相まってついつい“明日にしよう”となってしまう。 そんな中でも今日は“忙中閑あり”で多分2-3カ月ぶりにイベントの無い日曜日、しかも”ちょっと良いこと”があったのでこれを機にまたまた一大決心をしてブログを再開することとした。そのちょっと良い事というのはここ2-3日どうしてもうまくいかなくてあれやこれや考えていたバンプラ号のクラッチのエア抜きが無事終了したことである。この車、もう10年程わが家で預かっていてここ数年は一時抹消してあったがオーナー氏が一念発起、車検を取りたいと仰るので、ならば、とお引き受けしてここ2カ月ほど悪戦苦闘してきた車である。安請け合いしたのはよいが少なくとも過去5年程動いてない(エンジンは時々掛けていたが)車の車検を取るのはそう簡単ではなくやりだせば次から次へとトラブルが出てくる。それでも10日ほど前に無事車検にパス、書類を整備してナンバー取得に出向こうとしたらなんとクラッチペダルが”スー”と抜けてしまう!! それでもこの段階ではクラッチシリンダー2個のオーバーホールをすればなんてことはないと思っていたのだが部品発注の手違いやらがあって作業にかかれたのが21日(木)、26日(火)までに登録完了しなければウルトラCでせっかくパスした車検が無効になってしまう。これは大変とアンティークの仕事はそっちのけでバンプラ号と格闘を始めた。オーバーホール自体は1日で完了(新しい車ならもちろんそんなにかからないが何せネジ1本外すにも錆ついていて大変な労力がいる)、さてエア抜きをしようとしたが全く反応なし、さてはカップの向きを間違えて入れたかと思って再度バラして点検、異常無しで組み立て、エアー抜きに挑むも反応なし、ここに至って焦りが出てくる。マニュアルに頼るほどの作業でも無し、と思っていたが再度ヘインズのマニュアルを取り出し2個のシリンダーの断面図を詳細に点検、一部の部品を古いものに戻してみたりトライしてみたがダメ、どっと疲れて土曜日が終了。焦りは頂点に達する。食事中も寝ている間もあれやこれやと考えて最後の試みとして組立て前にシリンダーのみならずパイプの中の空気までを出来るだけ出してから注意深くパイプを結合、今回はペダル踏み担当の助手を手配して祈るような気持ちでペダルを踏んでもらうと2-3回目からプクプクとエアが出てきてペダルに手ごたえ(足ごたえ?)が出てきたという。 やった!! これでOK 結局原因は良く解らなかったが(上述したようにある程度、中の空気を抜いてからの方がエア抜きの効率は良いと思うが普通はここまで徹底して抜かなくともあとのエア抜きでスムースに抜けるはず)結果良くればすべてよし、久しぶりに気分の良い日曜の午後となった。