2011年10月30日日曜日

御殿場部品交換会



御殿場の富士スピードウエイ正面ゲートと東ゲートの中間付近の広場で定期的に行われている部品交換会に初めて参加してきた。イメージは毎月の大磯ロングビーチエクスチェンジマートと似た感じでどちらかと言うと2輪の部品が多いようだがアンティークを扱うディーラーもちらほら、夜明けとともに始まって10時前には終わるパターンなので時間は有効に使えて嬉しい。先週に続いて齢46歳の2馬力に鞭打って満載のアンティークと共に5時すぎに出発、御殿場への上りは難関であるが2速と3速を使い分けて何とか他の車の迷惑にならないように左端をすすむ。途中久々に見事な赤富士に出会った(急いでいて写真を撮れなかったのが残念)。会場は舗装は無いが広々とした敷地で場所は適当に使って下さい、というおおらかさでありがたい。心配したお天気も全く問題なしで10時頃まで快適に過ごすことが出来た。肝心の売り上げはマアマア、と言ったところだったが2CVはここでも大人気で質問攻めで嬉しい悲鳴を上げた。今回新しく投入したディスプレイ棚もいい感じで段々と“プロ”らしくなってきた感じがする。それにしてもブルゴネットの大きな箱の威力は大したものでテーブル3個、テント、5段のディスプレイ棚、プラケース4個、多数の看板、おびただしい量のエコバッグ等を苦もなく飲み込む。しかも帰りはほとんどが下り、来る時に軽の家族連れに下げすさむような眼で見られながら抜かれたうっぷんを晴らすべく快調に進む。途中南足柄郷土館でやってる昭和レトロ展なるものを見てマックで昼食(ここがアンティークおじさんとおばさんの凄いところでさすがアメリカンアンティークを売っているだけのことはあるでしょう!!)午後1時には無事帰宅した。
好調な2馬力に気を良くして来週はこれで無謀にも(?)豊田スタジアムで行われる名古屋クラシックカーミーティング2011に遠征する決心を固めた。中央道の登りはきついので東名で行くとして難関は牧ノ原と帰りの御殿場への上りか? まあゆっくりいけば何とかなるでしょう。中部地方の方お会いできるのを楽しみにしています。

2011年10月24日月曜日

今日は24節気の一つ霜降


今日は24節気の一つ、霜降、読んで字のごとく霜降り始めるころだそうである。つい先日まで暑い暑いと騒いでいたのにあっという間に秋本番、元々晩秋の季節は大好きでひと雨ごとに富士山の冠雪が増えてゆくのを見ているのは実に楽しい。空気も日増しに澄んでくる。昨年は何故か不作であった我が家の柿が今年は大豊作で写真のごとく枝も折れんばかりに実を付けている。何の手入れもしていないがこの柿なかなか美味でお近くの方は是非立ち寄ってお持ち帰りいただければと思う。もうすぐ紅葉も見ごろを迎えるだろうしその頃は立冬、そろそろ薪ストーブの準備にかからなければならないが取り敢えずこの冬の薪はほぼ確保出来ていて昨年と違い快適に冬が過ごせそうである。今週の週末は御殿場のスワップミートに出店が決まりこれで10月は5回ある週末全てでイベント出店となった。本当に目の回るぐらい忙しいがおかげさまで楽しい毎日を過ごさせていただいている。

2011年10月23日日曜日

愛知県 OFF LINE BUY & TRADE





少々旧聞に属するが10月9日に愛知県瀬戸市で行われた OFF LINE BUY & TRADE に参加してきたので報告をしておきたい。今回が初回と言うことで各地で良く行われている早朝から昼前までの部品交換会的なイベントを想像して出向いたが期待に反して(?)これが素晴らしいイベントであった。まず主催者の方が非常にしっかりと運営をされていて大変快適であった。 その2は参加者がアメ車やホットロッド(!!)、ヨーロッパ車、国産旧車から古いスクーターやべスパ、果てはハーレーに至るまで多岐にわたっておりまたスワップミート出品者もアンティークありおもちゃあり部品ありとかなりのマニアックな方から家族連れまで本当に楽しめる。その3がこれも主催者のPR努力の結果と思うがお客様が大変多く我々出店者としても非常にありがたい。結果売り上げは極めて好調で9時の開店から3時の閉店までほとんどお客様の切れ目がなくしかも今回に限って1人での参加と言うこともあってお店を離れることが出来なかった。写真はたまたまお店の前に古いスクーターが集まったので撮った物である。古い車やオートモビリアに興味のある方には絶対にお奨めのイベントである。ちなみに帰り際に次回はいつか聞いてみたが残念ながらまだ未定とのこと、ただ主催者としても今回は大成功のようで(素晴らしい好天に恵まれたのもあるが)既に次回の計画に取り掛かっておられるそうである。こうしたイベントが増えること心から願っている。

2011年10月22日土曜日

ボンジュール 2CV AZU




既にこのコラムにも何度か登場しているが1965年生まれのシトロエン2CV AZUが縁あって我が家にやってくることになった。いわゆるブルゴネット商用車であるがこの当時の正式名はAZUと言うらしい。実は2馬力は初めてではなく数年前まで最終形のチャールストンを所有していたことがあるが1965年生まれとなればまだ金属ハンドルの付いている立派なアンティーク車、我が家の中では58年生まれのアバルトに続く後期高齢車(?)となる。この車、かなり有名な車で2CVファンならご存知の方も多かろうと思うが縁あって今回生活を共にすることになったものである。1965年生まれとなれば本来は400CCバージョンであるがこの車は後の600cc版に載せ替えてあるそうでそれなら(ゆっくりであれば)箱根の山ぐらいは登れるだろうと思う。アンティークグッズを満載して(近距離)各地のイベントに馳せ参じる予定でまずは明日の大磯ロングビーチのスワップミートが(雨さえ降らなければ)デビュー戦となる。見かけた方は是非声をかけていただければ幸いである。

2011年10月21日金曜日

グッドバイ プジョー309


昨日もちょっと書いたが数年間苦楽を共にした(?)プジョー309が群馬県の新しいオーナーのもとに嫁ぐことになった。地味な外観が災い(あるいは幸い?)して街中で注目を浴びることはまずないが元々多くない309の中でも5ドアは非常に数が少なく、中でも女性仕様車ブラン(モンブランのブランと同じで白の意味)は珍車、当方が所有していた数年間で同型車にはついに一台もお目にかからなかった。たくさんの方にお話をうかがい数年前まで浜松に一台と岡山に一台生息していたことが分かっているがいずれも現在は消息不明だそうでナンバー付きで生き残っているのは日本国内ではこの車一台だけかもしれない。 そんな309だがさすがフレンチブルーだけは例外で五指に余る方から”珍しいですネー”とお声をかけていただいたり写真を撮っていただいたりと嫁入りを控えた309もさぞご満悦だったであろうと思う。我が家にいた間に大きなトラブル(トラブル自体はいたって単純であるが原因を突き止めるまでが大変だった)はただ一度、ディストリビューターのオイルシール不良で多少オイルが漏れちょうどその下にある(多分)クランクセンサーがオイルで汚れて正しい信号を出さなくなってエンジンが時々始動不良になったことぐらいである。厄介だったのは”時々”起こることでディーラーに持っていってもちゃんと始動する為なかなか原因がわからなかった。原因を突き止めてからは半年に一度程度センサー周りを掃除してやれば全く問題はない。この車の最大の美点は当時のフランス車特有の猫足と快適なシートで比較的高速設定のオートマで山道を飛ばす楽しみはなかなかの物でツインカムとガチガチの足回りのD国やJ国のスポーツ車に対する強烈なアンチテーゼだと思う。
309が新しいオーナーのもとで幸せな生活を送ることを祈る!!

2011年10月20日木曜日

秋晴れフレンチブルー








先週の週末、嫁ぎ先の決まったプジョー309の最後の御勤めとして恒例のフレンチブルーに長野県の車山に出かけてきた。昨年は冷たい雨に霧、加えてプジョーの室温調節ダイアルが壊れてCOLDに留まったまま頑として動かず車内でスキー用のダウンを着こんでそれでも震えながらの車山詣でだったが今年も出かけるときは雨、どうなる事かと思ったが到着して見ると何とか夕方までは持ちそうであわててフリーマーケットのお店の開店準備をした。今年は古いフランス系のステッカーやピンバッジなどの小物を準備して出かけたがおかげさまでこれが大好評、2時間半ほどの間にかなりの売り上げを記録することが出来た。夜の間にかなりの雨があったようだが明けて日曜日は9時頃には完全に晴れ上がりしかも今年はジャンパーがいらないほどの温かさで絶好のフレンチブルー日和となった。会場は例年どうり新旧ありとあらゆるジャンルのフランス車であふれかえったが中には写真のような珍車も、わが309もいたって地味ではあるが珍しい部類では負けていないで数人の方から”珍しいですネ”と声をかけて頂いた。309、特にGTIはそれでもまれに見かけるがこと5ドアとなるとナンバー付き現役は日本国ではこれ1台ではないかと密かに自負している。
一日思いきり楽しんだ後の帰り道、普段景色など見る為に止まる事はほとんどないが白樺湖のあまりの美しさに見とれて撮ったのが3枚目の写真である。


2011年10月4日火曜日

静岡県石油発動機運転会


10月2日の日曜日静岡県の浜岡(あの浜岡原発のすぐ近く)で行われた古い石油発動機の運転会に古いスパークプラグの販売とサービスの為に参加してきた。戦前から戦後にかけて作られた単気筒の産業用(大半は農業用)発動機をレストアして運転するもので全国に多くの愛好家がいるそうである。この発動機の大半に使われているスパークプラグが1/2インチの管用テーパーネジを取り付けネジに使った特殊なプラグで実はT型フオードの純正プラグであるチャンピオンXがこの取り付けネジを使っている為古い発動機に流用が可能なのである。”流用が可能”と書いたが実際には産業用単気筒エンジンの方が多分T型フオードよりも歴史が古いと思うので”流用”したのはヘンリーフオードの方かもしれない。このネジのスパークプラグ、今でもNGKやオートライト製の新品が市販されているがそこは古い物を愛する愛好家、スパークプラグも当時物が良いと言って下さる方が多くおりかなりの数のオリジナルのチャンピオンX(100年近くも前のプラグ!!)を販売させていただいている。またチャンピオンプラグではこのチャンピオンXの復刻版を限定生産しておりこちらもデザインは当時のままでなおかつ新品なので信頼性があり人気がある。今回たまたまお客様の1人から古いプラグの入手にはみなさん困っているので来てもらえるとありがたいと紹介を頂いたのと元々学生時代を過ごした静岡と言うこともあってお邪魔することにした。有難いことに机に商品を並べる間もなく現行品のプラグは完売、その後も古いプラグの相談やアンティークプラグのコレクションを熱心にご覧になるお客様が絶え間なく来て下さり単気筒発動機のポンポンと言うのどかな排気音を楽しみながらあっという間に1日が過ぎてしまった。ちなみにこの発動機、エンジンの原点のようなもので古い車好きなら1台欲しくなるところだが重いのが難点、乗用車での移送は無理で小さな物でも軽トラに積み下ろしするのに大人2人は必要で写真のような大きなものになると中型トラックに本格的なユニックが付いたものでないと手に負えない。