2016年12月29日木曜日

本年は大変お世話になりました


 いろいろな事があった2016年もあっという間に残り3日となってしまった。この場をお借りしてお世話になった皆様に改めて御礼を申し上げたい。平凡な言い方だが年を取ってくると本当に時の経つのが早い、毎年毎年加速度がついてくる感じ。いつまで今の生活が続けられるのか考える年になってしまったがそんな事を言っててもしょうがないので最近の話題を少し。12月には昨年に続いてテレビ神奈川の”あっぱれ神奈川大行進”に出させていただいた。
 1枚目の写真はその際デビット伊東さん、久本アナと我が家のガレージにて。ちなみに最近のガレージの写真が2枚目、現在の場所に引っ越してから早8年目に突入だが当初ヴィンテージサインが中心だったコレクションはアンティークモデルカーやキーホルダーが大幅に増え所狭しと並んでいる。ありがたい悩み(?)は自分が欲しい物から売れていく事で珍しい物は我が家の滞在期間2−3日、という事も多い。
 3枚目はご存知日野のルノ−4CV、シングルナンバーの付いたオリジナル度の高い個体で我が家に数ヶ月滞在したが年末も迫った快晴の日、新しいオーナーの元に嫁いで行った。ちなみにこの車、県名の入らない純粋のシングルナンバーで名義変更はどこでもできるのではと思ったがどっこいそうは簡単にいかず県名がなくてもやはり最初に登録された陸自の管轄地でないとナンバーを維持したままの名義変更は不可、とのこと。60年前の文化財の保護とも言える事業、なんとかならないもんでしょうか? というわけで改めて皆様どうか良いお年をお迎えください。新年は1月2日のお台場エクスチェンジマート出店が初売りです。

2016年11月2日水曜日

フレンチブルー ーーー2馬力に荷物満載で車山にアタック

 足早に冬の足音が聞こえてきた先週の週末恒例のフレンチブルーに出店させていただいた。2CVに商品やテント、テーブル等を満載しての車山アタックは早い物で今年で4回目になる。例によって土曜日のフレンチフリーマケットからの出店で今年は少し頑張って早めに出かけてみた。11時ごろに到着した際は曇り空だったが開店と同時に霧雨が降り出しおまけに濃い霧が立ち込めてきて気温は急降下、午後には晴れる
かと期待していたがそれどころか風もでてきて3時過ぎには翌日のリベンジを期しながらあえなくリタイア、となってしまった。 明けて日曜日、ホテルの下には雲海が立ち込めて幻想的な雰囲気、お天気はなんとか持ちそうでやる気が出てくる。フロントウインドーはガリガリに凍っていてかなり冷えたようで2CVのチョークを目一杯引いてエンジンを始動した。おかげさまでお店は忙しくあまり車を見る時間はなかった
が中央会場の一角に珍車数台が固まっていた一角があった。手前はマトラM530、その次はルネボネ、そしてマトラバゲーラが2台、これは一体どこの国のイベントだ、と思うような風景だった。3枚目は帰り際恒例の2CVのお仲間が集まった際のショットでフルゴネットはこれら3台以外に赤い車が1台参加していたそうで今年は計4台、このフルゴネットにも各種の仕様があるそうで真ん中の2台は当方の車より荷物室が大きくそのぶん高速ではかなりの空気抵抗になるんだそうな、真ん中のブルーのオーナーの方は住まいもそんなに遠くなく近日中の再会を約して車山を後にした。ちなみに行きは上りばかりで必死の覚悟だが帰りはほとんどが下り坂で鼻歌交じりで2時間半ほどで無事我が家にたどり着いた。2CVお疲れ様でした。でもこれが本来の使われ方だもんね!!

2016年8月19日金曜日

幕張オートモビルカウンシル

少しタイミングを逸した感があるが8月の5−7日の3日間(正確には搬入の4日を含めて4日間)、千葉県の幕張メッセで開催された第1回オートモビルカウンシルに参加してきたのでその印象を記したい。今回が第1回で出店料も安くはないのでどうなるかと少し心配もしたが結論から言うとこれは大正解、リタイアメントライフの一環として6年前に細々と始めたアンティークショップがこうした格調高いイベントのそれも記念すべき第1回に参加させていただけるまでになれたことは誇りに思う。おかげさまで商品自体は好評であったが少しばかり反省点を言えばもう少し投資をして綺麗にディスプレイすればよかったかとも思う。ただ本家パリのレトロモビルも始まってしばらくはジャンクヤードの雰囲気漂う手作りイベントのような 感じだったしその頃を懐かしむ声も多く聞かれるので綺麗なディスプレイは大手のメーカーやインポーターにお任せしておいても良いのかもしれない。2枚目の写真は当社のお客様でもあるW社のブースで興味深い車が展示されていた。
 他にもレベルの高いクラシックカーが多く展示されており総じて大手のショップの活躍が目立った。一方メーカーは積極的にサポートしたのはマツダのみで他社はとりあえず様子見、といった感じであったのが少し残念であった。すでに来年の開催も決定しているそうなので来年以降の積極的なサポートを期待したい。最後に主催者の皆様のご努力に対し最大限の敬意を表し御礼を申し上げたいと思う。来年を楽しみにしています!!

2016年7月19日火曜日

喜多方昭和レトロ横丁


福島県の会津若松から北に車で30分ほどのところに喜多方という町がある。ここで7月16−17日の2日間昭和レトロ横丁というお祭りがあり面白いので行ってみたら、という話が少し前に友人からあった。考えてみたら大昔、仙台近くの菅生サーキットには散々通ったが途中の福島には一度も途中下車(?)したことはなくこの時期他に適当なイベント無いこともあって”渡りに船”、とばかりに飛びついた。お祭りは地元の商工会議所の主催らしく友人に紹介してもらって申し込みをしてみたところ参加OKとの返事があり2泊3日の福島旅行と相成った。正直なところ地元の町おこしのイベントでこじんまりしたものを想像していたがなんとなんと、昭和の香り漂うメインストリートは驚くほどの人出でかなり遠方からこのお祭りを目的に毎年来られている方も多いらしい。多くの古い車やオートバイも展示されていて飽きることが無い。メインストリート沿いには今では見かけなくなった昭和のままのような商店が今も現役で頑張っているようでなんだか嬉しかった。さすがにここまで来たら顔見知りはい無いだろうと思ったらそれでも数人、あれおじさんこんなところまで来ているの!!、と声をかけてくれるお客様がいたりホームページを見て当方がお邪魔することを知ってわざわざ来てくださったお客様があったりで人の温もりに触れた本当に楽しい2日間だった。食べ物も安くて美味しいし3重丸のイベントです。主催者の皆様、有難うございました。地元の方、方言がよく理解できなくて失礼をしたかもしれません、ごめんなさい。来年もまた必ずお邪魔します。

2016年6月29日水曜日

有明 蚤の市


真冬を除いて毎月1回基本的に第4日曜日にお台場ビッグサイト前の有明プロムナードで有明蚤の市が開かれている。自動車関連ではなく一般のアンティークフレアマーケットなので必ずしも当方の得意分野ではないが便利な場所で雰囲気も良いお気に入りイベントの一つである。暑くなく寒くなく梅雨の合間にほぼ完璧なイベント日和となった先週の日曜日、数ヶ月ぶりに出店させていただいた。通常スワップミートやフレアマーケットは早朝から1−2時間が勝負なのだがここは場所柄か早朝よりも昼前後から夕方の方がよく売れる。以前はよく2CVフルゴネットで頑張って出かけていたがついつい楽チンな方に流れてしまい今回はメルセデスV280での出店。最近気がついたがこのV280、とにかく背が高く側面が平面なので絶好のディスプレイ棚となり特に風が強いところではテントにぶら下げるよりもはるかに風に強く具合が良い。今回は特に一般のお客様が多いということもあってアメリカのスーパーのエコバッグを多く展示してみた。今でこそ Trader Joe's や Whole Food's などアメリカの高級スーパーのエコバッグはネットでも多く販売されているがこれを日本でイベント販売を始めたのは多分当方が最初であろうと自負している。
次回は7月24日だそうでビッグサイトではクラフト市が開かれるそうなので多くに人で賑わいが予想されている。ぜひ一度お出かけいただければ幸いである。

2016年6月22日水曜日

石和温泉は暑かった!!



先週の週末(土)(日)の2日間、山梨県の石和温泉で行われたクラシックカーミーティングに出店させていただいた。昨年は空調のある屋内で快適だったが今年は会場が変更されて温泉街の真ん中にある足湯広場周辺での開催らしい。例年梅雨の真っ最中の開催なのだがこのミーティング、どうやら強力な晴れ男がバックにいるらしく猛暑の記憶は鮮明にあっても2日間を通して雨に祟られた記憶はあまりない。今年もどうやら晴れ男が活躍しすぎたようで(土)は今年一番の猛暑とか、甲府近辺は34度を記録したらしい。オーバーヒート対策が必要なのは古い車だけではなく、我々のような”古い”人間もしかりでなんとかうまくクールダウンする方法を考えていたら仲間からうまい話を聞き込んだ。会場から歩いて5分ほどのところにワイナリーがあり工場見学もワインの試飲も無料(!!)、そうだワイナリーなら涼しいに違いない、と交代でここに”避難”することにした。最近は日本のワインも美味しいものが多く作られていると聞く。赤い顔をしてモノを売るのもまずいので多くは飲めないが1種類だけ有料試飲で辛口のスパークウィングワインを試したらこれがなかなか美味かった。ワインだけではなくここ笛吹市は桃やぶどうの本場、桃はまだ少しタイミングが早いが帰りの道路沿いで美味しそうなのを見つけるとついつい立ち寄って購入、ものを売りに来たつもりがまんまと敵(?)の策略にはまって色々と買い物をして大満足で帰宅することとなった。主催者の皆様、暑いなかご来店いただいたお客様、古い車で参加された皆様、本当にご苦労様でした。フレンドリーなこのミーティング大好きです、来年も必ず参加させていただきます。

2016年6月15日水曜日

Cox スロットカー


我々団塊の世代のクルマ好きなら誰しも一度は経験したに違いない遊びがスロットカーレース、6−8コース程度の溝を切った全長20−30メートル程度のコースをモーターを取り付けたスロットカーが走りコントローラーでスピードをコントロールしてコースを飛び出さない範囲でできるだけ早く走らせるのだが慣れてくるとテールを適度に滑らせながらドリフト姿勢で高速コーナーを抜けることができる様になる。当時はいわゆるスポーツカー黄金時代でフェラーリやフオードGTからデイトナコブラに至るまでありとあらゆるクルマが走り回っていて 1/1の実車など夢のまた夢であった自動車小年の心を熱くした。当時国産のモデルも出始めていたがまだ主力はレベルやモノグラムのアメリカ勢、モノグラムのモデルは出来が良いものの価格もレベルの3倍程度してポケットの軽い少年にはなかなか手が出なかったのを覚えている。当時の最高級モデルが写真に示すCOX製でなんとシャシーとホイールにはマグネシウム合金が使われサイドワインダーと呼ばれるモーターからギアを介して直接後輪を駆動する方式を取っている。写真はそのCOXスロットカーの中でも人気の高いシャパラル2Aと2Dである(これ以外にもテールウイングが稼働する2Eがある)。テキサスの石油王ジム ホールが情熱を燃やしたシャパラルはまさに独創性の塊の様なレーシングカーで今ではバックにGMがついていたことも知られているがたった1台で(2Aの頃は2台出場することもあった)フオード軍団やフェラーリ、マクラーレン、ローラなどのヨーローッパ勢に猛然と襲い掛かる姿は何よりもかっこよかった。年をとると少々の物事に感激しなくなるが数年前ラグナセカで現存するすべてのシャパラルとジム ホールを間近に見たときは鳥肌が立つほどの感激を味わったのを思い出す。

2016年6月7日火曜日

SHCC 大磯ジムカーナ



6月5日雨の大磯ロングビーチで行われたSHCC ジムカーナに出店させていただいた。以前はジムカーナ参戦と出店の2刀流で頑張っていたがここ数回は愛機FIAT850クーペがガレージでお昼寝中ということもあってもっぱら”アンティーク屋のおやじ業”に専念、お客様から”あれ(?)、今回は走らないの、とお声をかけていただく度に”はい、車が準備できていないので、等々、苦しい言い訳に終始している。わたし、これでもAクラスで過去に2度ばかりお立ち台の真中に立ったこともあるのだが最近は周りのライバルがどんどん早くなってきて今出走しても”その他大勢”の中に埋もれること必至、自らの努力不足を棚に上げ”もう少し競争力のある車がないかなー”などと考えている。
午後からは雨も上がって(午後は商売の方も暇なので)ジムカーナの観戦を楽しんだ。各クラスともトップを争うドライバーの腕前は相当なもので見事なスピンターンや360度ターンなどとても真似の出来そうにない名人芸を次々と披露してくれる。
話は変わるがSHCCミーティングの楽しみの一つはこの世界で活躍をされている多くの名士とお目にかかれることで小さなクラブミーティングの特権で本来は”雲の上におられる”方々と親しくお話をさせていただけること、2枚目の写真は多くの雑誌に執筆されている古い車とおもちゃの大権威O氏(当店のお客様でもある)、3枚目は我々の年代のレースファンにとってはそれこそ”泣く子も黙る”元マツダワークスドライバーのY氏である。ちょっとだけミーハー精神を発揮して記念撮影をお願いしてみたら快くOKをいただきちょっと幸せな午後でした。

2016年6月4日土曜日

天竜春野町 K's Road ミーティング


少し時間が経ってしまったがすっきりと晴れた5月最後の日曜日、天竜春野町で行われた K's Road ミーティングに出店させていただいた。K's Road とは日本を代表する名車フェアレディZの生みの親でありアメリカにおけるダットサンの地位を築いた片山 豊氏の出身地にちなんだもので多くのクラシックカーとは別に歴代のZカーも多く参加していた。今回初めて参加させていただいたが驚いたのはその参加者の質の高さでバラエティーに富んだ十分に見ごたえのある名車が多く参加していた。当日はたまたま好天に恵まれたこともあり緑の芝生に色とりどりのクラシックカーが美しく映えていて久々に商売を忘れて旧車見学を楽しんだ。お客様も多彩で家族連れから日本のクラシックカーのトップクラスのイベントに出ておられる方まで楽しいお話をお伺いすることができ充実した1日を楽しむことができた。運営もスムーズで申し分なし、来年はぜひ2CVフルゴネットで出店と車両展示を兼ねて参加させていただきたいと
思っている。

2016年5月24日火曜日

ビューリー春のオートジャンブル

 5月20−21日と駆け足でビューリー春のオートジャンブルに買い付けに出かけた。サラリーマン業を卒業して始めたビューリー詣でも気がつけばなんと9回目(秋7回、春2回目)になる。秋の方が規模ははるかに大きいが春のイベントでも駆け足で回るには広すぎるほどで不満は全くない。ここ数回、懇意の業者が出店者パスを手配してくれるようになったので(出店者の設営が主だが売り買いも可)金曜日から入場できるようになり特に今回は日曜にパリの TOYMANIA があるため(金)と(土)
 午前中だけの駆け足となった。今までただの一度も雨に降られたことがなかったが今回はどう見ても(土)の雨は免れそうになく出来るだけの買い物を(金)に済ますべく頑張った。1枚目は古い看板を扱うお店、当方のヨーロッパ系の看板の主な仕入先である。さすがイギリスの業者さんだけあってテントは手馴れたもの、この装備があれば多少の雨は問題なかろうと思う。2枚目ははてなんでしょう?? どうやら
オースチン7のスペシャルのようでこんなのがあちこちで売られている。3枚目は今回の戦利品、送料も高いので出来るだけ持って帰りたいが今回はこのあとパリによるのでこれを箱つめしてロンドンのクロネコヤマトのオフィスまで持ち込んで発送する手配をしなければならず(土)11時にはビューリーを後にすることになったがその割にはなかなか良い買い物をしたと自負している。順にホームページに登場予定なので乞うご期待。搭乗時間も迫ってきたのでパリのお話しは次回としたい。

2016年5月11日水曜日

名古屋 Off-Line Buy & Trade




ゴールデンウイーク最終日の5月8日、名古屋の金城埠頭で行われた Off Line Buy & Trade スワップミートに出店させていただいた。改華堂が主催するこのイベント、冬の横浜ムーンアイと並び当店にとって最も楽しみにしているイベントの一つで前回同様スピードアンドカスタムショーと一緒の開催となった。筆者がこのイベントが好きな理由は何よりも主催者の方が実にしっかりしていて気持ちが良いのと入場料、出店料共に安く結果としてそれが多くのお客様及び出店者を引きつけミーティングが実に活気のあるものになっていることで他の主催者の方にもぜひ参考にしていただきたいと思う。また広い屋内会場でしかも車を自分のブースに止められるとあって搬入、搬出が楽で年寄りには有難い。今回は欲張って元々広いスペースを2ブースをお願いし愛車V280に当店の全財産(?)を積んで出かけてみたがさすが5mX6mの2ブースは広すぎて少々場所を持て余す結果となった。反省その1、身の丈を考えて出店すべし(!!)。反省その2はディスプレイ方法、商品自体は7年間やってみてそれなりに自信もついてきたしヴィンテージサインのコレクションは誰にも負けないと自負しているが他のお店のディスプレイと比べてみるとどうも当方のお店は素人ぽくてよろしくない。少し研究をしてみたい。そんなこんなで反省点も多かったが多くの旧知の方とお目にかかることができ楽しいお話をしている間にあっという間に終了時間になってしまい結局スピード&カスタムショーは見る時間がなかった。主催者の改華堂さんに改めて感謝の意を表したい。できれば以前一度トライされた Off Line サタディナイト復活すると嬉しいでーす!!

2016年5月4日水曜日

横浜おもちゃのワンダーランド




ゴールデンウイーク第2弾は横浜おもちゃのワンダーランド、例年春のイベントは4月末頃だが今年は少し遅れて5月1日の開催だった。横浜のおもちゃの老舗サンセットの宇野さんの主催になるこの名門イベントに長年の友人であるM氏の紹介で参加させていただくようになってはや20回目ぐらいになろうか、ここ数回の楽しみは商談の方も一段落した午後1時頃から開催されるオークションで毎回200件近いミニカーやブリキがオークションにかけられる。スタート価格は魅力的な設定でもしライバルがいなければ普段見ることも叶わないようなレアモデルが安く手に入る(可能性がある!!)。今回も3枚目の写真にある2台の戦前のブリキ(1台はメルクリンのベンツレーシングカー、他の1台はメーカーは失念したが大きなレコードブレーカーで今まで写真でしか見たことがなかったもの)に挑戦したが1台はいつもたくさん買っていただいているお客様に、他の1台は著名なコレクター氏にせり負けてしまった。残念だがブリキのおもちゃにとってはその方が幸せだったのかもしれない。最近クラシックカーの世界では貴重なヴィンテージカーを所有するにあたり”ある一定の期間お預かりしているだけ”と言われることがままあるがこれらハイエンドのおもちゃに関しても同じことかもしれない。ある時期自分の部屋なりガレージなりに飾って楽しみ時期がきたらその楽しみを待っている次のオーナーの元に引き継いでいくというのはそれはそれで良いのではないかと思えるようになってきた。そう考えると今の自分の仕事は多くの貴重なモデルカーやオートモビリアに接することが出来てかつたとえ売れるまでのわずかな間でも間違いなく我が家に滞在するわけで有難いことである。もっとも貴重なレアモデルほど滞在期間は短くなるのが常でなかなか上手くはいかないものである。



2016年5月2日月曜日

茂木 Good Old Days

 世の中はゴールデンウイークらしい---というのは週末フル稼働、平日もそこそこ忙しい自由業の身になって早7年目、ゴールデンウイークも夏休みもわが身には全く関係なくなってしまい唯一の関心事はイベント出店に際して道路が混むか否か、だけになってしまった。本題に戻って”ゴールデンウイーク”初日には栃木県の茂木ツインリンクで行われた古いモーターサイクルの祭典、Good Old Days に出店してきた。
以前にも記したが私、1980年代初め頃
から10年ほど2輪のロードとモトクロのスパークプラグのレースサービスとして全日本選手権を追っかけていた時代がある。ロードはまだ茂木ができる前で鈴鹿と筑波に限られていたがモトクロスはそれこそ全国を転戦するので北海道の大和ルスツから熊本まで毎年”出張”していた。よって春のシーズン開始から11月の終了まで休みなし、(月)朝半日程度お休みにしてウイークデイは通常のサラリーマン業で今考えればブラック企業並みかもしれないが楽しい
思い出の方がはるかに多い。考えてみたら週末ごとにイベントに出かける今の生活と似ていてこの生活が自分に一番合っているようにも思える。ちなみに茂木のこのイベント、レベルは非常に高く芸術品のような60−70年代のレーサーが走る姿をまじかに見ることのできてお勧めである。当日はおかげさまで青い空が広がったが強風でベンツV280の陰に隠れて風を避けなんとか営業を続けた。ちなみに心配した渋滞は全くなく茂木から我が家まで3時間弱、ラッキー!!

2016年4月20日水曜日

沼津港 PORT TOWN PARTY

17日の日曜日、荒天の中、沼津港の魚市場で行われた PORT TOWN PARTY というアメリカ車のイベントに初出店してきた。天気予報ではちょうどイベントが行われる10時−3時頃にかけて雨に加えて風速30メートルにも達する風が吹き荒れる予報、しかも会場は海に隣接した魚市場、ということで半ば諦めの心境でとりあえず行ってみて難しそうであれば出店は諦めて美味しい魚でも食べて帰ってくるか、という気持ちで出かけてみた。
 それでも会場に近づくにつれ周りに一目で参加者とわかる車が増えてきてやる気が湧いてくる。9時半頃に入場が始まってみると会場はどうやら屋内、しかも搬入が終わると海側のシャッターを閉める、というのでそれなら十分営業可能、地面は多少濡れているが大きな問題はない。お客様に聞いたところ外はものすごい風が吹き荒れてシャッターがない車の展示場所では貴重な車が波をかぶって大変だったようだがおかげさまでスワップミート会場はお客様も多く快適に過ごすことができた。
今回は荒天の予想もあり1人での参加だったので残念ながら車を見るチャンスはなかったが帰り際に少し見たところではこの天気にもかかわらず面白い車が多数参加していたように思う。主催者の方もフレンドリーでなんといっても人気の沼津港魚市場、美味しいものはいっぱいありそうだし入場料不要、アメリカ車ファンのみならず車好きのファミリーにもオススメのイベントです。来年はきっといい天気になるでしょう!!

2016年3月23日水曜日

デトロイト/トレドの旅

 3月の中旬、花粉症で居心地の悪い日本を逃げ出してアメリカシカゴ、デトロイト、トレドと4泊6日の旅に出かけた。オハイオ州のトレドという地名はご存知の方も少ないと思うがデトロイトから南に車で約1時間、長い間チャンピオンプラグの本社があった町で私にとっては第二の故郷、とも言える懐かしい名前である。最初の写真はそのトレドにある当時シェラトンウエストゲートと呼ばれたホテル(今は別のチェーンになっている)で40年近くも前になる1978年の6月から7月にかけて28歳の私はこのホテルの163号室に40日近く滞在して研修のため毎日チャンピオンの本社に”出勤”したのである。2枚目はそのホテルの前にある Big Boy のレストランで誰からもディナーの招待がかからない夜は1人で夕食を食べたのを思い出す。ところで今回トレドに出かけたのはノスタルジックジャーニーを決め込んだのではなく12日(土)13日(日)と連チャンで古いおもちゃのコレクターショーがこのトレドの郊外の町で開かれることを知ってそれなら、ということで仕入れのために出かけてみたのである。結論から言うと
これは大正解でかなりレアなモデルがあったのと何よりもシカゴトイショーやパリのレトロモビル、トイマニア等と比べると値段が安く頑張って探せば今ではネットの影響で少なくなった”掘り出し物”も見つけることができる。年に2回あるそうでこの町には今でも昔の仲間も多くいることでもあるし次回もぜひ出かけてみたい、と思う。最後の写真は今回の足、韓国のKIAの小型車である。正直なところ名前も知らないが日産のキューブそっくりのスタイルはあまり好きにないものの走りは特に可もなく不可もなし、と
いったところ、しいて言えばガソリンタンクの容量が少ないらしく航続距離が短いのがちょっと気になった。何れにしても日本では絶対にお目にかかれないモデルではある。ちなみにアメリカでもガソリンは安くなって一時期ガロン4ドル以上していたものが今回は2ドルを切っていた。日本国政府は物価が下がるのがお気に召さないようだが我々にとっては何より有難い。



2016年3月7日月曜日

心情的スポーツカー

古い車の大先輩、かの教祖様が昔よく使っていた表現に ”心情的スポーツカー”というのがある。絶対的な性能はそれほどでもないが乗り味はまさにスポーツカー、といった程度の意味と思うが我が家にまさにこの心情的スポーツカーがやって来た。80年代最後頃のアルファスパイダーで実はこの車8年ほど前に一時期当方が所有していたものだが例によってお譲りした時よりもはるかに程度が良くなって戻って来た。60年代の香りを残す優美なボディ
だが乗り味は豪快で長いオーバーハングが災いしてラリーやジムカーナなどモータースポーツは得意種目ではないがアルファツインカムを歌わせて峠を駆けると間違いなく幸せな気分になれるまさに”心情的スポーツカー”である。60年代のデュエットからなんと90年代まで長生きしたモデル(といえばかっこいいが多分当時のアルファの財政事情が新車開発を許さなかったのだろう)のうちこれはインジェクションになったシリーズ3の後期に当たるモデルである。ウエーバーの豪快さはないがまともに動いている限り始動や渋滞にあまり気を使わなくても良く普通に実用にも使うことができる。最大の心配事はインジェクションのコントロールにECU を使っていることでということは多くのセンサーやリレーがあるはずでイタリア車の最も苦手な電気まわりの接触不良等でエンジンが突然死することでアナログ世代のおじさんにとっても最も苦手なトラブルである。とりあえずは快調そのもので杞憂であればと願っている。室内は狭く2人の大人とほんの身の回りの手荷物が置ける程度だがまあスポーツカーとしてはこのタイト感がまた心良い。 ”Young at Heart” のおもちゃとしてはうってつけ、この先しばらく生活を共にしたいと思っている。


2016年2月29日月曜日

新東名トヨタまで開通、でもちょっと期待と違う??

 先週の週末名古屋で開催された名古屋旧車天国に出店してきた。今回は待望の新東名浜松いなさJCからトヨタ東JCが開通してから初めての名古屋詣ででこれで豊橋、蒲郡近辺の渋滞から解放され自宅から金城埠頭の会場までドア to ドアで2時間30分を切れるかと大いに楽しみにして(土)の朝5時過ぎに出発した。1枚目の写真はいなさジャンクションの案内板でここまでは予定どうり1時間35分程度、今まではここから三ヶ日に出たのだが今回は直進、
 人生初めての道路に期待を膨らませて突入したが新区間に入ってほんの1−2分で”あれ、なんか違う!!”と感じた。そう、路肩の広さがいなさ以東の新東名とまったく違う(非常に狭い)のだ。もしかしたら車線も狭いかもしれない。少し走ってトンネルに入ると事態はもっと悪化してなんとまったく路肩のない2車線いっぱいのトンネルが何本かあるではないか!!2枚目の写真はそのうちの一つ。数年前に新東名が開通した際にあまりの走りやすさに感激し当然のことながら今回開通部分に関しても同じかあるいは新しいだけにより一層の走りやすさを期待していたのだが!? 今回開通した部分、中でもいなさから新城近辺は山深く当方も建設中の新東名の下を何度も走ったことがあり相当な難工事であったことは容易に想像できるし色々な制約があったのは疑う余地はないがこれは田舎の道路ではない、平成28年開通の日本の大動脈、新東名ですよ、路肩のまったくない2車線ギリギリのトンネルはないと思うが如何なものか? 正直なところ100KMを守って走っている車は少なくこれが逃げ場のないトンネルにご承知の通りの交通量で飛び込んでいく状態は想像するだけで恐ろしい。万一トンネル内で止まってしまっても車を寄せるところは全く無い(人間が避難できる側道はある)のである。大事故が起こら無いように祈りたい。