2020年4月22日水曜日

巣ごもり生活奮戦記(3)ヴェロ ソレックス エンジン始動!!

 60年代のフランス製原付自転車 VeloSolex 3800のエンジンが意外と簡単にかかった。このエンジン、スロットルさえない定回転で回転数はもっぱら負荷によって変わる。ちょっと変わっているのはレバーで操作するデコンプが付いていることでまずはレバーを外してエンジンを下ろし(つまり動力をタイヤに伝えるローラーをタイヤに接触させ)チョークレバーをスタートの位置にしてデコンプレバーを引いて圧縮を抜いた状態でペダルで走行し少しスピードが
付いた状態でデコンプレバーを戻すと押しがけよろしくエンジンがスタートするというシカケ、2サイクルなので混合ガソリンを作りタンクに入れて庭の少し下り坂で試してみると一発でエンジンが掛かった。遠心クラッチが付いているので一応停車中でもエンジンは止まらない(時々止まるのはご愛嬌)。マフラーはかなり強力でポロポロと軽い音がして芝刈り機やチェーンソーよりは遥かに静かである。まだナンバーがついてないので外には出られず庭は砂利敷きで少し乗りにくかったがまずはメデタシ、メデタシ
次はもう少し新しいダイハツ製5000にトライします。


2020年4月20日月曜日

巣ごもり生活奮戦記(2)ヴェロ ソレックス

巣ごもり生活奮戦記、その(2)はフランス生まれの原付自転車(の祖先?)ヴェロ ソレックス 2.5台(?)
キャブレターメーカーのソレックスが戦前から作っている原付自転車で前輪の上についているエンジンユニットをレバーで上げ下げして動力を伝える簡単無比な構造、一応遠心式のクラッチ(らしきもの)が付いているので停止中はエンジンが回転していても動力は伝わらない、ことになっている。
 真中の黒色はその中で一番生産台数が多かった1960−70年代の3800シリーズ、黄色は70年代に日本のダイハツがライセンス生産した5000シリーズ、共に当時のオリジナルモデルである。もう1台の黄色のミステリアスなモデル(?)は60年代後半に提案された(実際に量産されたかどうかはこれから調べます) Petit VeloSolex 、に似せて前オーナーが途中まで製作したモデルではないかと思う。
まだエンジンは掛かっていないがとりあえず庭でトライしたところ焼付きはなく問題なく回転し圧縮もあるので多分すぐに掛かると思う(そもそも壊れるところがないので圧縮があってガソリンが来て火花が飛べばエンジンは掛かるはず)
とりあえずはほぼ完品2台の巣ごもり中の簡易レストアを目指します。

2020年4月16日木曜日

巣ごもり生活 奮戦記

 2月パシフィコ横浜でのノスタルジック2ディズを最後にご多分に漏れず出店予定のイベントはすべてキャンセル、延期になってしまった。買付けの予定も3月上旬にフランス、ランスのオートジャンブルを予定していたがこれも本人は行く気満々だったものの出発3日前になって現地イベントのキャンセルが発表されあえなく中止、ただし今になって考えればこの時期すでにフランスはウイルス蔓延だったようでラッキー、危機一髪で海外帰国組感染者リスト入りを免れた。緊急事態宣言前後まではクラシックカーパーツもオートモビリアも多くのオーダーがあったがここ1週間ほどはそれらの動きもバッタリと止まってしまい巣ごもり生活に突入している。そこでまずは手始めに多忙を理由にガレージで惰眠を貪っていた’高齢車”を叩き起こしてみることにした。3ヶ月ぶりぐらいのエンジン始動だが正しい手順(?)をたどれば両車ともすぐにお目覚めになる。アルファはインジェクションになってすぐのモデルなのでキャブへの生ガスの注入は出来ないのでプラグを
 2本抜いてそこからガソリンを少々注入する。その後少し弱っているスターターを勢いよく回すためにバッテリーを一個余計につないでスターターを回すと一発でスタートする。不思議なのはわずかでもスターターの回転が落ちると生ガスを入れても全くプスンとも言わないことでよくわからない。2CVはもっと簡単で60年代の車のエンジンのかけ方を実践すればすぐに始動する。前回エンジンを掛けた際(3ヶ月ほど前)バッテリーのマイナスを外すのを忘れていて、あーバッテリーカラカラか?と焦ったがなんと緑のサインが付いている!!なるほど、時計も警告灯もなにもないこの車ではバッテリーのターミナルを外さなくてもエンジンが掛かってなくライトをすべて切ってあれば電流の流れは完全にゼロ、つまりアース電極を外す意味はない、ということらしい。両車ともサボっていて車検が切れてしまっているがこの際頑張って車検を取りますか!?