2012年3月31日土曜日

ポーター君過労でダウン?

働き者のポーター君、わが家にやって来て以来東奔西走の大活躍だが先日近所に薪をもらいに出かけようとしたらアレレーーー、エンジンがかからない。正確に言うとスターターが回らない。里山の暮らしで軽トラが動かなくなるということは都会のマンションで突然停電したようなもの、不便この上なく最優先で直さなければならない。当初電気の消し忘れか何かでバッテリー上がりを疑ったがイグニッションランプは赤く点灯する。それでも念のためジャンプケーブルで予備のバッテリーをつないでも状況は変わらず、ならばと押し掛けをすると一発でかかる。80年代以降のコンピューターの入ったエンジンと違い話はいたって簡単でこれで床下にあるスターターモーターのトラブルと断定、メインのモーターのトラブルは考えにくいのでソレノイドに至る配線の接触不良にほぼ間違いなし、と順に端子を磨いていったら無事復旧した。生まれた年は10年ほど違うだけなのにイタリアやフランス生まれの仲間たちは美食(ハイオクガソリン)を食らい屋根の下でワックスをかけてもらって過ごしているのにこのポーター君ときたら一番の働き者なのに寒空の下、粗食に耐えながら何の手入れもしてもらったことがない。きっとこれはそんなポーター君のささやかな抵抗だったに違いなく大いに反省している。ごめんな、ポーター君!! 

2012年3月28日水曜日

大阪は寒かった!!


先週の日曜日、所用を兼ねて大阪北港、舞洲のなにわ旧車部品交換会に出店してきた。愛知県まではときどきお邪魔するがさすがに大阪まで遠征は初めてである。朝5時から5時30分が搬入時間なので4時過ぎにホテルを出て会場に向かったが久しぶりに雨の心配は無いものの風が強そうでいやな予感がする。3月も末だし晴れと言うこともあって本気で寒さ対策をしていかなかったのが失敗でセットアップで動きまわっている間はまだしも氷のように冷たい風のせいもあってじっとしているとすぐに体が震えてくる。しかもかなりの強風でエコバッグを始め軽くて飛んでしまうものの販売は早々にあきらめざるを得なかった。なぜもっと着る物を持ってこなかったかと悔まれるがもう遅い、ボイジャーの中に隠れて昼前まで寒さをしのいだ。そんな強風だったが出品者の数とお客様の人数はかなり多く、温かく風のない快適な気候であればかなり売れたかもしれない。今回もう一つ勉強したのは“大阪のお客様はシビアだ”と言うことで必ずそれも相当の勢いで値切って来るのとそれだけ値切り倒した後でもう一回りしてから又来るわ、と立ち去るお客様が多かったのはちょっと意外だった。”関東では買い物で値切るのは恥、関西では値切らないで買い物をするのは恥”と聞いたことがあるが本当かも知れない。あまりの寒さと強風で今回はちょっとやる気をそがれた感じだが、このイベント、印象は決して悪くなく次回是非コンディションの良い時にタフでシビアな大阪のお客様に”それ是非売ってくれ”と言わせてみたいと本気で思っている。

2012年3月21日水曜日

マルサンのブリキのキャデラック

少し古い話になるが2カ月ほど前、ブリキの自動車コレクターの垂涎の的、幻のマルサン、キャデラックが2-3週間我が家に”滞在”したことがある。1951-53年頃のキャデラックをモデルにした1/18程度のかなり大きなブリキのおもちゃであるがなぜこのモデルがコレクターのあこがれの的になったかは一目見れば一目瞭然、ズバリその出来の良さに尽きると思う。これまでも1/1の実物は何度も見たことはあるがマルサンのこのモデルはミュージアム等では何度か見たことはあっても実際に手元でじっくり見て触るのは今回が初めてのことである。このモデル、しばらく倉庫に置き去りにされていたらしく埃にまみれ多少錆が進んでいるが手にとって少し掃除をしてやるとそのふくよかなフェンダーラインなどまさに実物そのもので、実際戦後の混乱期の1950年代半ばに日本でこのモデルの金型を設計製作した人物は相当な車好きだったのか或いは実車又は写真から金型を起こす天才だったに違いない。面白いのは当時のマルサンのモデル全てがこうした素晴らしい出来とは言えないことでこのキャデラック以外に確か50年代前半のフオードに素晴らしいものがあるがそれ以外の例えばビュイックなどは当時の一般的なブリキの出来と言って過言ではない。予算の制限なのか、人事異動なのか興味は尽きないところである。このモデルはあるモデルカーの大権威のもとに嫁いで行っていまは幸せな余生を送っている。

2012年3月14日水曜日

モミジの大木、雪で折れる!!

先日の大雪で裏庭のモミジの大木の枝が根元付近で全体の1/3程度折れてしまった。確かにこの地方としては大雪で水分をたっぷり含んだ重い雪が一時は20cm程度積もったと思うがそれにしてもこの程度の雪で幹の直径が70-80cmもあろうかという大木が簡単に折れるとは、北国の木と鍛え方が違うのだろうか。
かわいそうに大きく開いた折れ跡を見るとやはりかなりの部分が虫にやられているようで体力が落ちているところに思わぬ大雪で力尽きたようだ。毎年秋には見事な紅葉を楽しませてくれたモミジだけに残った部分は是非害虫を退治して元気にしてやりたいところだが、ハテ古い車のトラブルは何とかなっても古いモミジのトラブルはどうしたら良いものやら? 聞けば大きく開いた傷口は消毒した後何かで密封するほうが良いとのことであるが何でどうすればよいのかどなたか良い方法があったら是非教えて頂きたい。

2012年3月13日火曜日

アルファ145が戻ってきた!!

去年の夏に2度目の嫁入りに出したアルファ145が何とまたまた、しかも以前よりはるかにチャーミングになって戻ってきた!! 
この車、もともと友人が息子さんの為に買ったそうだが(最近の若い人の例に洩れず)ちっとも乗らないで放置してあるので乗らない(?)と言うことでわが家にやって来てその時はかなり疲れていたのだが取りあえず車検を取って最初のオーナーのもとに嫁いだのが3年ほど前のこと、その後彼が大阪に転勤になってしまい置く場所も無いのでと戻ってきたのだがこのオーナー氏、勤務先がワックス屋さんでどうもメンツにかけて磨き上げたようでまるで新車のような輝きになって戻ってきた。その後しばらくイベント出店の足として活躍した後2代目のオーナー氏のもとに嫁いでいったのだがこの方も(当方と異なり)大変に面倒見の良い方のようでマフラーとタイヤその他が交換されて新車のようになって戻ってきた。親孝行と言ってよいのか2度も戻って来て親不幸と言うのが正しいのか悩む(?)ところではあるが久しぶりにアルファのステアリングを握ったFIATおじさんはやはり車はこうでなくっちゃ、と思わずニタっとしている。正直なところイベント出店の為の高速ツアラーとして手元に置いておきたいが年金生活の身としてはそうもいかずもしご希望の方がおられれば是非手をあげていただきたい。車検は来年の6月末まで、走行距離はまだ35,000Km程度のグッドコンディション”価格はお父さんのお小遣いで買える”程度である。

2012年3月6日火曜日

わが家のEタイプがモデルに!!

ちょっと前の話だがわが家のEタイプがモデル業にデビューした。知り合いからお声がかかり某ファッション誌のカタログの写真に使うのだとか、わたくし、ファッションなるものには全くうとく、ご存知古い車の神様 ”K” 教祖が昔良く使われていた “流行は三度吾輩に追い付き追い越した” を信奉している無頼漢だが聞けばこの夏は60年代のファッションが流行になるんだとか、そこで60年代の香り漂うEタイプに白羽の矢が立ったという訳である。わが家の古い車も何度かプロのカメラマンに撮影してもらったことがあり撮影の仕事は全く初めてという訳でもないがファッション関係はズバリ素人、恐るおそる指定された湘南海岸の某スタジオに出かけた。かなりの大掛かりな撮影でスタッフ総数は20名程度だろうか? 実際に撮影が始まるまでに相当の時間がかりしかも寒風吹きすさぶ中での夏のファッションの撮影だったがプロのモデルとカメラマンの仕事ぶりはさすがだった。添付したのが出来あがった写真の内の2枚である。プロのモデルの写真とあってここに無断で掲載して良いものか迷ったがあくまでもプライベートなブログ、と言うことで許して頂くこととしたが迷惑がかかるといけないのでこの写真に関しては転載等は一切しないようにお願いをしておきたい。それにしてもプロの手にかかると決してミントコンディションとは言えないEタイプが何と魅力的に見えることか、読者の皆さま最新の写真技術で撮ったお見合い写真にはくれぐれもご注意を!!

2012年3月3日土曜日

クライスラーボイジャー

数日前クライスラーボイジャーの車検に行ってきた。クラシックカーと違って10年落ちの現役車では車検に伴う苦労話は何も無く車検場に行ってラインを通すだけなのでブログのネタにならない。そこでボイジャー自体について少しだけ書いて見ようと思う。遠距離のスワップミート出店の絶好の足と思っていたベンツC200ワゴンがあっという間に売れてしまったので(これについては別に書くつもり)現在のところ長距離の出店はこのボイジャーがメインで活躍している。7人乗りロングホイールベースで珍しい4駆仕様、車両重量2,020Kgの巨体で最近のエコブームの対極に位置するビッグアメリカンである。ちなみに僅か20Kgオーバーで車検時の重量税は¥50,000なり、悔しい!! さすがに車内は広大で3列目のシートを付けたままでもアンティークを入れた大きなポリケースを6個、苦も無く飲み込むが普段はそれも外してある。こうするとテールゲートを開けた時2列目シートの背後までにはここで生活できるんじゃないかと思うほどのスペースが出現する。エンジンは3.8L、V6で動き出しは最近のオートマには珍しくもっそりとしている。一旦スピードに乗ってしまえば特にパワー不足は感じないがそれでも2トン+フルタイム4駆に3.8Lでは“右足にちょっと力を込めれば望むままの加速ーー”とはいかない。エンジンルームに収まるかどうか知らないがもし入るならこの車こそヘミV8がふさわしいと思う。ちなみに燃費は当然のことながら誉められたものではなく頑張ってエコランをして長距離をこなしても9-10KMといったところ。街中ではもっと悪いだろうがさすがにこれだけの巨体では街乗りに使おうとは思わない。多くの輸入車に共通の欠点だが無理に右ハンドルにしている為ペダルが中央に寄っていて斜めに座らなければならないのがつらい。ちなみにFIATおじさんはサラリーマン現役時代クライスラーフルサイズ(イーグルビジョン、300M,300C)を3台乗り継いだクライスラーファンでありこの車も左ハンドルだったら全く違和感なく乗れたと思う。