2014年12月12日金曜日

Mooneys Hot Rod Custom Show

 12月7日の日曜日、横浜パシフィコで行われた ムーンアイのホットロッドカスタムショーに出店してきた。今年で27回目になるというこのショー、意外と思われるかもしれないが当社にとっては1年で最もよく売れるイベントで1日のイベントの売り上げ記録としては1位から3位までを(圧倒的な差で)このショーの最近3年が独占している。なぜよく売れるか、であるが基本的にアメリカンヴィンテージが多い当方の商品構成がこのショーのお客様のニーズに合っていると思うのと何よりも圧倒的なお客様の数、しかもその多くの方が買い物に来られているという事実、加えて基本的に余裕のある方が多いのであろう、お客様単価も非常に高い。売れるのは当方のみではないようで(安くない出店料にもかかわらず)出店者の数も非常に多く狭い通路は身動きがままならない、しかもそれが朝8時30分のオープンから夕方5時のクローズまで途切れなく続く、まさに狂気のイベントである。それでも今年は騒音防止の観点から2輪の自走搬入が制限された結果か
昨年と比べると幾分お客様が減ったように
感じたがあくまでも昨年と比べればの話で他のイベントと比べたら忙しさのレベルは比較にならない。世界中から集まる出展車のレベルも高くゆっくりと見たいのだがそんな余裕は全くなかった。もうひとつ付け加えておきたいのは主催者、出展者、来場者のマナーが非常によく上記のような混雑にもかかわらず(当然搬入、搬出に待ち時間はあるが)ほとんど嫌な思いをしないことだろう。見事な運営の主催者に感謝したい。


2014年11月20日木曜日

CORD AUBURN ミュージアム

アメリカインディアナ州の真ん中上あたりにオーバーンという小さな町がある。名前からピンとくる方も多かろうと思うがそうここはアメリカの生んだ名車、 AUBURN や戦前の硬質ゴムのおもちゃメーカー AUBURN RUBBER (この両者が同じメーカーなのか全く異なる会社なのかは定かではない)が生まれた町 である。このオーバーンの”時計が止まったような”小さなダウンタウンにオーバーンの本社があったビルそのものを使ったコード、オーバーンミュージアム (CORD, AUBURN Museum) がある。当然のことながら歴代のコードやオーバーンの展示が多いがなんと言ってもオリジナルの本社ビル、当時のデザイナーゴードンビューリグの執務室やボディの木型、社長室などがそのまま保存されているのが興味深い。例によって時間に追われる旅で1時間ちょっとしか居ることができなかったがアメリカの古き良き時代にタイムスリップしたようでなんとも言えない暖かさが感じられるミュージアムだった。シカゴからもデトロイトからも車で2時間以上かかり
アクセスは簡単ではないが古いアメリカ車が好きな方には絶対にお勧めである。


2014年11月18日火曜日

シカゴ TOY SHOW



いささか旧聞で恐縮だが10月26日に行われたシカゴの TOY SHOW に出かける機会があったので ご報告したい。シカゴのショーということで街中の大きなホールで行われるショーを想像していたが行ってみると全く違っていてダウンタウンから西へ40−50KMほども行った小さな町の多分家畜市場のような KANE COUNTY FAIRGROUND という会場で行なわれていた。駐車場も舗装すらされていない広場で本当にこれが有名なシカゴ TOY SHOW (?)という感じ、残念ながら会場の写真を撮り忘れてしまったが中に入ってみるまでは半信半疑だった。1枚目の写真の案内にある通り大きく4つの建物が会場になっていて真中下の FOOD とある大きな建物の中がプロのショップ、左側2棟がアマチュアのスワップミート、右上が人形のショーである。内容は玉石混交といった感じで思いっきりハイエンド、実車が買えそうな価格のミュージアムレベルアンティークからジャンクまで揃っている。またアメリカンアンティークだけでなくヨーロッパの珍しいおもちゃも多数出品されてい
て非常に楽しい。例えばパリのレトロモビルやドイツアーヘンのスワップミートは高価なおもちゃが多く買えるものを探すのが大変だがここはそうではなく多少のラッキーがあれば今でも掘り出し物を見つけることも夢ではない。結論から言うと今まで出かけた多くのショーの中でも一番楽しめたと思う。レンタカーでないとアクセスが難しいのが難点だがオススメのショーである。年2回の開催で次回は来年の4月26日だそうである。最後の写真は今回の旅のおまけ、シカゴオヘア空港のラウンジで捉えた夜明け、地平線の彼方から大きな太陽が昇ってくる景観は圧巻だった。



河口湖アメリカンヒストリックカーショー

 11月16日の日曜日、河口湖近くのふじCalm で行われたアメリカンヒストリックカーショーに急遽出店してきた。実はこのイベントがあることを知らなくて2日前になってから主催者の方に”そこをなんとか”と無理なお願いしたのだが快くお受けいただき急遽出店となった次第でご迷惑をおかけしてすみませんでした。今年で4回目ということだが行ってみて驚いたのが参加者の質の高さでアメ車のイベントというと大きく改造された車を想像するがここの参加車は驚くほどオリジナリティーを保った60−70年代のアメリカ車がほとんどで日本にもこんなに多くのオリジナルのアメリカ車を愛するファンがいるんだと嬉しくなってしまった。当方も10年近く前にしばらく乗っていた81年のフルオリジナルカマロZ28が懐かしく燃費と税金に耐えかねて手放してしまったことを悔やんだ。
富士Calm はご存知の方も多かろうと思うがお天気さえよければ旧車のイベントにこんな良い所は他にないと思う(雨が降ると地獄と化すのでお天気の神様と仲良くすることが必須)。

写真のスーパーバードはオリジナルの実車をまじかで見るのは初めて、クラシックフェラーリを買ってもまだお釣りがくるほどのアメリカンマッスルのカリスマである。他にも私の好きな60年第中頃のクライスラー各車が多く集まり久しぶりに仕事を放り出してカーウオッチングに精を出した楽しいイベントだった。ちょっと悔しいのはたまたま手元にアメ車がなくドイツ車で出かけなければならなかったことで来年はこれに相応しいアメリカ車で来れたらと願っている。

2014年10月22日水曜日

2馬力の山登り

 今年も年一度のフランス車のお祭り、フレンチブルーの季節がやってきた。昨年は2馬力を無事晴れ舞台に連れ出すことに成功したので今年は直前までルノーの4番バッター、キャトル号で出かけることを考えていたがいざ商品を積もうとするとやはりフルゴネットでない悲しさ、2CVと比べて荷物が全く入らず、ならばと言うことで急遽今年も2馬力に商品を満載しての車山アタックと相成った。昨年は土曜のスワップミートに備えて念のため金曜の夕方に出かけて途中甲府で一泊したが今年は新たに圏央道が開通したこともあって土曜の朝から出かけることにした。途中上り坂を続けた後にエンジンを止めると再スタートに手こずるといけないので休憩中も一切エンジンは止めずにノートラブルで無事頂上まで上りきった。上ってしまえばあとはこちらのもの、帰りは基本的にほとんど下りなのでエンジンがたとえ止まってしまってもいつでも押し掛け(落とし掛け?)可でノーストレス、加えて昨年との大きな違いは2枚目にあるように2日間にわたってここ数年の
恨みを晴らすような抜けるような青空だったことで2日間存分に楽しむことが
出来た。お天気がよければお客様も
多く、そうすると必然的に売り上げも伸びて忙しくてゆっくりと車を見るチャンスが無かったのがうれしい反面少し悔やまれるところとなった。
帰り際に2CVクラブの方からお声がかかって恒例の記念撮影、実はこの写真のあとも続々と集まって多分100台程度になったと思う。意外と若いユーザーが多かったのは若者の車離れが言われる昨今うれしい驚きで中には古い425ccを見事クランクで始動させる若者もいてさすがと思った。それと最近気がつくことは若い女性のアンティークファンが増えていることで今回も“キャーかわいい”レベルではなく真剣な眼差しで商品を見つめる妙齢の女性ファンが少なからずいた。アンティーク販売を生業とする身には有り難いことだと思っている。



2014年10月11日土曜日

Hershey (ハーシー)スワップミート




 10月の7日から1年ぶりにアメリカに来ている。主目的はペンシルベニア州のチョコレートの町ハーシー(Hershey)で行われる世界最大との呼び声高いスワップミートに参加するためであるが今回はいろいろと別の急ぎの用件が重なりシカゴにおりて別件を片付けながら片道1300KMのドライブとなった。結果的にスワップミートに割けた時間は(木)夕方2時間と(金)午後3時間程度だけだった。噂に違わず想像を絶する規模でいったいどこからどこまでテント村が続いているのか見渡すことも出来ない。売っている物もアメリカのスワップミートなので正直あまり期待していなかったがさすが何でもありの国、すばらしいハイエンドのおもちゃも多数出品されている(勿論それなりの金額ではあるが)。来てみて初めて判ったがスワップミートは(水)ー(金)が中心で朝7時から始まり午後は早めに切り上げるようである。なので(木)の3時頃会場入りするとそこここで荷物をたたみ始めておりそれだけで焦ってしまう。それでも頑張った戦利品が最初の写真、2枚目はチョコレートのハーシーの本社(?)入り口でチョコレートミュージアムもあるそうだが上述のように時間がなく今回は残念ながらパス、次回はもうちょっとしっかり計画してゆっくり攻めてみたいと思った。



2014年10月5日日曜日

65の手習い

またまた誰にも負けない意志の弱さを発揮してブログを休んでしまった。この前のレポートを見ると6月10日なのでかれこれ4ヶ月にもなる。言い訳ではないが6年近く使い続けたDELLのコンピューターがだんだんと不具合がでてきて写真の取り込みが出来なくなったのがそもそもの原因でそうなるとついつい急ぎでないことは後回しになってしまう。さてタイトルの”65の手習い”であるがコンピューターを買い替えるにあたってこの年にして無謀(?)にもマックに挑戦することにした。ただ少し調べてみるとウインドウズでないと動かないソフトもあるようで結局2台体制で行くことにした。やっとオークションの検索やメールが問題なく出来るようになったばかりだが第一印象は悪くない。世の中にこれほど多くのマックの信奉者がいるのだからきっと良いことがいろいろとあるのだろうと思う。幸い我が家にはマックの神様のようなブレインがいるのでいざとなったらサポート体制が整っているのもありがたい。2台体制になって思ったのはバックアップがあることの心強さでこれは予想外のプラスだった。もっともマックでうまく行かないことがあるとついつい古いコンピューターに逃げてしまうのがだめな所でここで頑張って解決して行けば上達も早いのにと思う。
という訳でまたまたブログに復帰したいと思いますので読者の皆様よろしくお願いします。
ちなみに今日は雨の日曜日、本来なら静岡県袋井のエコパで行われるスワップミートに出店の予定だったが雨には勝てず、でたまっていた書類の整理を始めることとなった。そうです、”フウテンの寅さん”業は雨に弱いのです!!

2014年6月10日火曜日

輪島オートモビル2014


先週の週末、石川県の輪島で行われた輪島オートモビル2014 に(土)(日)と出店すべく金曜日から2泊3日1000KM超のグランドツーリング(?)を敢行した。行きは上高地から安房峠を越えてほぼ直線ルートで富山へ、途中御坂トンネルが工事中で通行止め、昔のラリーの主戦場の一つ御坂の旧道を超えるハプニングはあったが5時間弱で順調に富山までは到着した、が実はここからが遠かった。イメージとしては富山から輪島までは20-30KMと思っていたがなんとこれが140-150KM、半島の先端までは200KMもあると言うではないか。そう能登半島はイメージよりもはるかに大きいのだそうで私と同じような思い込みをする人が多いらしく観光案内にも思ったよりもはるかに距離が長いので時間には十分余裕を持って、と書いてある。1日目の会場は輪島マリンタウンという朝市どうりのすぐ横で当日はクルーズ船にっぽん丸もこの輪島のお祭りに合わせて寄港、マリンタウンは多くのビジターでにぎわっていた。頑張って朝市を見てから出店、イベント終了後夜9時前には花火大会もあり短時間に多くの花火が上がるので有名とか、ならばそれまでの間に半島先端を見てやろうと片道50Km程度の旅に出かけた。2枚目の写真はその途中で見かけた千枚田と呼ばれる段々畑、聞けばこの中の1枚の田のオーナーになる制度もあるそうだ。その後時間が止まったかのように静かで空いた海岸沿いの快適な道路をマニュアルシフトを繰り返しながらの走行は快適そのもの、久しぶりに運転を楽しんだ。能登半島の先端には禄剛崎と呼ばれる灯台があり車を置いて10分ほど山道を頑張って登れば日本海が一望できる。
ここは日本列島の中心でもあるそうで3枚目の
写真がそう主張している。ちなみに(金)(土)と関東地方は大雨で大変だったようだが輪島は晴れ時々曇り、禄剛崎からの帰り道では日本海に沈む見事な夕日も見る事が出来た。花火大会は会場から1Km程度離れた空き地に車を止めて(そう、東京や横浜の花火大会では考えられないがこの辺りでは1KMも離れれば空き地に車を止めて花火を見る事が出来るのです)車内で食事を済ませて楽しんだ。20分程度の間だが息つく暇もなくさまざまな花火が上がり一見の価値あり、見事な花火大会だった。
2日目は会場が能登空港の駐車場に移った。近くに小松空港や富山空港があり能登に空港(?)と思わないでもないが1日に2便東京との間を飛んでいるそうだ。なるほど東京から飛行機で飛んできてレンタカーでドライブすれば能登半島一周の旅は快適に違いない。大いに楽しんだ2泊3日だったが肝心の売り上げはどうだったかと言うと、まあ2日で慰安旅行がタダで出来た程度、感謝、感謝(!!)おかげさまでハッピーなリタイアメントライフと思っている。
ちなみに帰りは白川郷、岐阜、豊田経由東名で6時間程度で無事帰宅した。さすがに出店後の600KMドライブで少し疲れたが大満足のグランドツーリングだった


2014年5月30日金曜日

臨戦態勢、整う(?)

今週の日曜日、6月1日は近くの大磯ロングビーチで湘南ヒストリックカークラブ主催のクラシックカージムカーナがある。年に2回の開催でここ10年ほど休まず出席していたのが過去2回どうしても他の大きなイベントの出店と重なってしまい 止むなく欠席してしまった。2回続けて欠席すると何処からともなく“あいつは最近勝てなくなったので逃げ出したか”と言う声が聞こえてきそうなので(悔しいが最近勝てなくなってきたのは事実!!)今回は絶対に参加、とずいぶん前から決めていた。例によって惰眠をむさぼっていた愛機FIAT850をたたき起し、バンパーと余分なシートを外し、今回はちょっとおまけしてくたばっていた足回りのブッシュを交換、またブレーキもオーバーホールした。取り敢えず裏のテストコース(そうです、我が家の裏は適度のアップダウンとコーナーが続く絶好のテストコースなのです!!)を軽く走った感じでは悪くはない。明日はエンジンを少しいじってやろう。
ところで私、欲張りな性格(?)でこのジムカーナ、出走とオートモビリアのお店の出店のダブルヘッダーなのである。ジムカーナ自体は午前と午後1回づつの出走なので時間的には可能なのだがどうも精神集中が難しい。言い訳めくがここらあたりも最近成績がよろしくない理由かもしれないーーーたかがジムカーナ、と言うなかれ、何事でも競争に勝つ、と言うのは決して簡単なことではなく特にジムカーナはここ一発の精神集中が大きくものをいう世界なのはご存知の通り。
救いは会場がわが家から15分程度と近いことで明日の間に出店の為の荷物を運びこんでおいてなるべく日曜は競技に集中できるようにと作戦を考えている。乞うご期待!!


2014年5月26日月曜日

パリ、TOYMANIA とクリニャンクール

アーヘンのスワップミートを終えてその日の列車でパリに向かった。ブラッセル経由で Thalys と言う会社が特急列車を運行しておりアーヘンからパリまで2時間半ほど、1st Class なら途中でワインと簡単なディナーが出てきて変更不可の事前予約なら¥12,000程度、これは悪くないと思う。1枚目の写真はブラッセル到着直前の車窓の風景でこうして写真にしてしまうと面白くもないが実はブラッセルは30数年前初めてヨーロッパの地を踏んだところでグランパレ広場に立った時の感激は今もはっきりと覚えている。8時過ぎにパリに着いてタクシーでいつものクリニャンクールのホテルに直行、何事も清潔で整然としたドイツからくると僅か2時間電車に揺られるだけでこの変わりようは何だ、と思う。 
ホテルに関しては最近は ibis と言うビジネスホテルチェーンをよく使っている。アメリカ系の大手ホテルは快適ではあるが大都市中心部は驚くほど高くて手が出ないし古いヨーロッパのホテルに泊まるとベッドが(大の男がどうやって寝るのかと思うほど)小さかったりエアコンが十分でなかったり不便が多い。そんな中でこの ibisu (イビスと読むらしい)と言うホテルチェーンは最近の日本のビジネスホテルチェーンと同じで贅沢さは無いが安価で快適、ネットも無料(今は無料が常識と思うがヨーロッパではマリオットクラスでも1日10-20ユーロ取られることが多い)でお奨めである。 で本題のパリの TOYMANIA に戻ると年に2回パリ北西部の Porte Maillot と言うところにある Palais des Congres de Paris と言うところで開かれる古いおもちゃのスワップミートでアーヘンと比べると多少レパートリーが広く鉄道模型や人形も多く見かけた。出店者のレベルは高く素晴らしいものが多いが価格もそれなりで日本で買うよりも高いものが多い。それでもなじみの業者が何人かいて再会を喜び合う。中でも一番気が合うのはモナコ(!!)からきている老夫婦がやっているお店で今回もほとんど彼らのところにお世話になることにした。2枚目の写真がその一部で50-60年代にフランスの GeGe や DS Richard のモデルをかなり確保出来たのでお楽しみに。 3枚目はクリニャンクールの一角で当方は多くある家具や食器類のアンティークショップには目もくれずここでも3-4件あるおもちゃ屋さんとキーホルダーを専門にやっているお店に直行、ひたすらお仕事(そうです、これは私の仕事なのです!!)に精を出した。足を棒にして歩き回ってホテルに帰ってテレビをつけるとモナコGPをやっていた。フランス語なので何を言っているか全くわからないがニコ ロスベルグが見事に勝利した。モナコには数々の名勝負が語り継がれるが雨のモナコを非力なトールマンで誰よりも早く駆け抜けた若き日のセナの事をふと思い出した。

2014年5月25日日曜日

Aachen (アーヘン、ドイツ)スワップミート

またまた“だれにも負けない意志の弱さ”を発揮してブログを休んでしまった。前回の記録を見ると3月3日に河津の桜祭りに出かけた、とあるので3カ月近く“休刊”していた事になる。おかげさまでこの間も細々と生きていたが残り少ない時間だけは確実に、それもあっという間に過ぎて行った。昨年の秋に続いて今回もドイツ北西部の町 Aachen (アーヘン)で行われる古いおもちゃのスワップミートにやって来た。今回はうまい具合に(土)アーヘン、そして(日)にはパリで Toy Mania と呼ばれる全く同じカテゴリーのスワップミートがあり効率が良い。1枚目の写真は今回の足(ドイツだけでパリの雑踏の中はあまり乗りたくないのでもっぱら地下鉄とタクシー)となったフオードフィエスタ。なかなか快適で正直なところエンジンの排気量も知らないが5速ミッションで170-180KMのクルージングも全く
ストレスは無い。バックに見えるのはサービスエリアで日本と大差ないがトイレが70セントと有料である。ドイツもイギリスもサービスエリアはバーガーキングが入っていることが多くせっかくヨーロッパに来てと笑われそうだがお昼はWapper になることが多い。2枚目の写真がスワップミートの会場となる Eurogress と言う多分見本市会場のような建物である。ちなみに右となりの立派な建物はカジノで数年前なら何をさておいてもカジノに飛んでいったものだが古いおもちゃの探検はカジノ以上に楽しいようでまだカジノには出かけていない。で3枚目が今回の収穫その(1)、ドイツのスワップミートなのでどうしてもドイツ物が多くJNFやGAMA、シュコーなど多くゲットしたので乞うご期待。明日はパリ、多分フランス系のおもちゃが多かろうと期待している。




2014年3月3日月曜日

河津桜祭りーーー昭和の車と発動機運転会

先週の週末お花見を兼ねて南伊豆、河津の桜祭り協賛、昭和の車と発動機運転会に2馬力で出かけてきた。残念ながらお天気は今いちで土曜日はなんとか持ちこたえたものの夜半からは春の嵐で参加を諦めた方も多かったようだ。河津桜は僅かにピークは過ぎていたけれどもほぼ満開、一般の車は入れない会場の中心付近で車を展示しその前で販売もさせてもらってなかなか楽しいイベントだった。実は伊豆半島は40数年前、大学の自動車部の遠征旅行で当時の酷悪非道を2泊3日で走破したり初めて本格的なラリーのオフィシャルをやったのも伊豆の達磨峠だったりと色々と思い出の多いところである。大した距離ではないのに伊豆半島に出かけるとなぜか遠くまでやって来たような旅情が感じられる。行きは海岸沿いに135号を走って行ったが帰りは渋滞を嫌って天城越え、2馬力には天城の上りはちょっときつかったがそれでも無事登りきって頂上付近の道の駅で撮ったのが3枚目の写真、まだ先日の大雪がかなり残っていた。天城越えを選んだのにはもう一つ訳があって伊豆縦貫道が開通して修善寺まで行けば後は高速で一気に帰ることが出来ると聞いた為だったが嘘ばっかり!!、修善寺近くから渋滞が始まり一向に伊豆縦貫道の入口にたどり着かない。結局以前とあまり変わらない渋滞の果てに箱根塚原ICから僅かばかり延びた縦貫道にたどり着いたがそれでも渋滞は無くならず快適に走れるようになったのはR1を過ぎたあたりからだった。伊豆からの帰りはやはり伊豆スカイラインから箱根新道経由をお勧めしたい。ちなみに我が2馬力、見かけによらずなかなかタフで大雨でもエンジンは簡単に始動するし渋滞でも
一向に不調にならない。実はこの車フルトラを装備してあって雨でも不調にならないのはそれが効いているのかも知れない。ただ大雨の中を走ると車内にもどこからか雨は漏れてくるし内張りのない屋根の内側からは水滴がポタポタと落ちてくる。床には川のごとく水が流れており靴までビショビショ、それでも何食わぬ顔をして乗らなければならずハイ、オシャレ(?)はなかなか大変なのであります。


2014年2月16日日曜日

雪は止めども東名開通せずーー

 今日の日曜日は朝から晴れて周辺の雪もほとんどが消えたが依然として東名高速をはじめ周辺の有料道路はほとんどすべて閉鎖中、東名上り線の御殿場手前で閉じ込められた車は気の毒な事に依然として脱出できないでいるようだ。雪に対して無防備な関東で金曜日の豪雪に対処できなかったのは不可抗力と思うしライフラインを切らないようにとの配慮から東名の閉鎖を送らして結果的に多くの車が閉じ込められた事についてもNEXCOに対しても文句を言うつもりは全くないが後の処理にどうしてこんなに時間がかかるのだろう?土曜日は雨、今日は晴れの2日間を経過して未だに開通できない事に関してはどうも理解しにくいが素人にはわからない難しい事が多々あるのだろうか?ちなみにわが中井町周辺はスーパーやコンビニに商品が何もなくなった程度で日常生活に大きな
問題は無いようだが静岡県側の小山町や富士五湖周辺の町では孤立した施設の救助の為に自衛隊に救援要請を出したそうで事態は深刻なようである(幸いなことに?東富士、北富士の自衛隊の演習場がすぐ近くにありすぐに救援に駆け付けられるに違いない)。
交通機関のマヒの影響で楽しみにしていた今日の大磯のエクスチェンジマートも中止となってしまった。昔 XXX殺すに刃物は要らぬ、雨の3日も降ればいい、といったような言葉があったように思うがイベント出店が中心の当方の”フーテンの寅さん業”もしかりで屋外イベントの最大の敵は荒天、いつも”お天気おじさん”や”お天気お姉さん”に日曜の雨はまかりならぬ(!!)と強く申し渡しているがどうも最近あまり言う事を聞いてくれなくなってきた。次週は土日と屋内イベントなので心配ないが3月はまた屋外イベントが続くのでここらで一度お天気の神様に直談判しなければならないと思っている。

2014年2月15日土曜日

ヨーロッパの働く車

少し古い”ヨーロッパの働く車”達には実に表情豊かで可愛い仲間が多い。1枚目は昨年のフレンチブルーでとらえたシトロエンのHバンとカングーのツーショット、2枚目は今年のレトロモビルに出ていたアルファロメオF11(と言う名前だったと思う)、3枚目はパリの蚤の市に来ていたシトロエンディアーヌのフルごネット、他にもざっと思いつくだけでもFIAT600ムルティプラや850のファミリアーレ、ルノーエクスプレス等々、数えきれないくらいの仲間がいる。いずれもコストと機能性を追求した結果とは思うがそれでも60年代までは設計者の意思とセンスによって全く違った結論が導き出されていたのは興味深い。こんな車達が街にあふれていたら最近の目じりがつり上がった車と違って人の心もうんと和やかになると思う。 もっとも最近ではヨーロッパの商用車も似たようなデザインが多くなってきており色も平凡な白が多いのはきっとコンピューターで最適解を導き出すのでみんな同じになってしまうのではないだろうか。僅かばかりの合理性より個性豊かなデザインの方がはるかに売れる要素にもなると思うが如何なものか?
昔、格好の悪い車は罪であると言う記事を読んだ事を思い出す。なぜならあれだけの大きな物がしかも自在に動き回って多くの人の目に好むと好まざるにかかわらず飛び込むのだから車は恰好よくしかも良い色でなければならない 、と言うような内容だったがまさに我が意を得たりである


2014年2月11日火曜日

シトロエンH(アッシュ)バン

 今回のパリの買い付けでラッキーだったのは今や”幻の”という形容詞が似合うようになったJRD製のシトロエンH(アッシュ)バンとトラックを2台も手に入れることが出来たことである。密かに期待はして行ったがレトロモビルの会場では見つけることが出来ず諦めかけていたところクリニャンクールの行きつけのショップで何と2台一緒に出ているところを発見、価格は決して安くは無かったが、かと言って大きなショーでたまに出てくるような天文学的な値段ではなく後の事はままよ(!!)とばかり思わず清水の舞台から飛び降りてしまった。正確なスケールは不明だが全長30cmを優に超す大柄な車体は実車よろしく波打った鋼板製で実に雰囲気が出ていて眺めていると思わず笑みがこぼれてくる。アンティークショップや移動ケータリング等に今なお絶大な人気を誇るこの車、1940年代後半からたぶん70年代後半ぐらいまで生産され少数ながら日本にも正規輸入されたはずだが今や路上で見ることはまずない。3枚目の写真はパリの蚤の市で見つけた実車でかなり大きいサイズだったのでボディ後半は特注かもしれない。最近の目がつり上がった車ばかりでなくこういった車が街中にたたずんでいると人の心も優しくなると思うのだが如何だろうか? 2台とも自分用のコレクションに加えたいところだがそれでは来月の食費もままならないので近日中にホームページのユーロピアンコレクション For sale に登場する予定、乞うご期待


2014年2月9日日曜日

パリの蚤の市

 パリの3大蚤の市についてはご存知の方も多いと思う。東の端のモントレイユ、南の端はヴァンヴ、そして最も有名なのは北の端、クリニャンクールである。いずれも毎週週末(土)、(日)そしてクリニャンクールは(月)もやっている。このうち写真1枚目のモンレイユは衣類や靴などが中心で当方のように古いおもちゃやオートモビリアしか興味のないものについては残念ながら時間の無駄、と思うが規模は大きく東京の大井競馬場で毎週開かれているスワップミートの数倍の規模はあるように思う。古着等に興味のある方には宝の山かも知れない。これに比べると2枚目のヴァンヴは様々な骨董やアクセサリーを売るお店が多く楽しい。日本人の観光客が多いのも特徴で右からも左からも日本語が聞こえてくる。お目当てのおもちゃや自動車関連のアンティークを売る店も何店かはあるが総じて価格は高く”おじさん、場所間違っているのじゃないの?”と感じるようなレトロモビルの会場や立派なショップと同じような値段を平気で言ってくる。不思議な物で自分の想定価格の1.5倍程度なら頑張って値切ろうと言う気になるがそれ以上の値段を吹っかけられると値切る気さえ起きないで”Good Luck"と早々に逃げ出してしまう。3枚目のクリニャンクールは少し様子が違って何百かのお店が集まっている(但し上述のように土、日、月しか開いていない)。地下鉄の駅から骨董街に行く途中にモンレイユのようなテントの市があってここがクリニャンクールと勘違いしそうだが本来の骨董街はそこを抜けた先にある。アンティーク家具屋さんが中心のようだがそれ以外の骨董を売るお店も多くおもちゃ屋さんも多くは無いが何店かあり
かなりのレア物もある。ここでは顔見知りのお店も何店かあり今回も散策中大雨が降りだしたので知り合いのところにかけ込んで雨宿りをさせてもらった(もっともその間色々と物色するので結局は多くの買い物をすることになってしまうのだが)。地下鉄の駅からの途中は物売りが声をかけてきたり日が暮れてからはあまり一人歩きはしない方が良い雰囲気だが骨董街の中は全くそんな感じは無く楽しい。日本や他のスワップショップと違って朝は割合ゆっくりで昼前から開けるところも多い。パリの蚤の市めぐりの出発点としてお勧めだと思う


2014年2月8日土曜日

パリ、レトロモビル



今年も冬のクラシックカーの祭典、パリのレトロモビルにやってきた。今や屋内で行われるクラシックカーイベントとしては世界最大と言っていいかもしれない。会場の広さではエッセンあたりの方が広いと思うがそこは花の都パリ、華やかさではこのショーに勝る物は無い 。ただ年々ショービジネス化し10数年前のような何があるか解らないようなワクワク感が無くなって来たのも事実、プロにより素晴らしいコンディションにレストアされた車達は無論一見の価値ある名車が多いが我々庶民には無縁の世界である。オートモビリアやモデルカーのコーナーもしかりで写真でしか見たことが無いような幻のアイテムも多く出店されていて目の保養にはなるが正直なところここは売るところであって仕入れるところではないと思う。聞けば出店料は小さなお店でも30万以上になるらしくそれでは価格が高くなるのもある程度仕方がないのだろう。もっとも会期が5日あるので1日あたりで考えれば入場者数とステイタスを考えればそんなに法外ではないのかも知れない。我々日本人にとってはさらに辛いのはアベノミクスとやらの悪影響で為替が18カ月前と比べると4割、昨年と比べても2割程不利な方向に動いてしまったことで新米アンティークショップの少ないマージンが吹っ飛んでしまったような感じ、それなら実用品ではあるまいし値上げすればよいのでは、と思われるかもしれないが値段に敏感なのはこの世界でも同じでお客様の目はシビア、そんなに甘いものではない。それでも遠路はるばるやって来て手ぶらで帰る訳にはいかず、今年は作戦を多少変更してかねてより知り合いの2カ所のお店に集中して交渉、写真にあるような手前みそかもしれないが何点かの面白いアイテムを手にすることが出来た。明日は一転して庶民の味方パリの蚤の市めぐりをしようと思っている。