2013年7月9日火曜日

グッバイ メガネ号




ルノーメガーヌワゴン(通称メガネ号ーーーリアゲートにはっきりと”MEGANE”と書いてある!!)が富山に嫁ぐことになり先週の(日)(月)と富山まで納車に出かけた。このメガネ号、満7歳 と若いにもかかわらずオートマは4速と今や7速、8速も珍しくない時代に時代遅れも甚だしい。そのおかげで100Km巡航時にエンジン回転は3000rpmにも達してしまいカントリー道路を飛ばすには問題は無いが高速を多用する方にはお勧めしにくい。加えてエンジンの振動が今時の車にしては大きくあまり印象が良くなかったがこのエンジン振動に関してはちょっと恥ずかしい話がある。実は新しいオーナーの方が車を見に来られた際僅かの試乗でドライブシャフトあたりに高周波の振動が感じられる、もしかしたらエンジンマウントかも、と指摘された。そこでルノーディーラーのメカニックに見てもらったらほんの10m乗っただけでこれはエンジンマウントのゴムが無くなっていますね、ドライブシャフトは何も問題はありません、とのご指摘、そこで当方、マウントと言ってもこの車、まだ7万Kmそこそこですよ、と食い下がったらルノーの場合マウントは6万KM程度が寿命で交換するのが一般的です、と平気な顔で言われてしまった。なるほど過大なエンジン振動も100KM巡航時の大きな音と微振動もマウントのゴムがへたって金属で受けていると考えればすべて納得がいく。4速オートマの不利はそれでも変わらないが多分マウントを変えればインプレッションは劇的に変わるだろう。今時の車で6万KMでマウントが寿命と言うのは納得がいかないを通り越して笑ってしまうがそれよりも50年近く車趣味をやっていてこんな簡単な事を言われてみるまで気が付かなかった自らの判断力の無さに思わずは恥入った。新しいオーナーはマウント、タイミングベルトを自分で交換される、という頼もしい方でこの方ならメガーヌの長所をうまく引き出して頂けると思っている。
話は変わるが富山への納車に30年ぶりくらいで安房峠を越える道を選び途中白骨温泉に立ち寄って白く濁った温泉を楽しんだ。白骨温泉は40年以上前は簡単に近づく事すら出来ない秘境そのものだったが今は立派な道路が整備されてサンデードライバーでもアクセスに問題は無い。多少の寄り道を含んで富山まで400KM、久しぶりの楽しいドライブだった。