2012年8月23日木曜日
ペブルビーチレトロモビール
クラシックカーイベント三昧の最後として(土)の夕方ペブルビーチレトロモビールと呼ばれるオートモビリアの即売会を訪れた。 もちろん(日)にはメインイベントのコンクールデレガンスがあるのだが出場車の大半はツアーの際に見ているのと入場料が高いこと、それに日曜日はサンフランシスコ郊外で行われるフリーマーケットや近郊のアンティークモールを覗いてみたい等の理由で(日)のコンクールは諦めたのでこれが今回のイベント巡りの最後である。このオートモビリアの即売会はメイン会場の手前、シャトルバスの乗り場からすぐ近くの大きなテントで数年前から行われていてモントレーオートモビリアと同じくポスターや絵を扱う業者が多い。素晴らしいアイテムが多いが価格もとびきりで我々のような庶民が物を買うところではなく目の保養と割り切れば入場料もフリーでありそれなりに楽しめる。 となりのテントは古い2輪を中心としたオークション業者が出店しておりアメリカ、イギリス、イタリアの古いバイクが多く展示されていてこちらも入場はフリーで大いに楽しめる。以前はこれ以外にもブラックホークが多くのクラシックカーを展示販売していて楽しめたが3-4年前から無くなってしまった。
2012年8月22日水曜日
アメリカ農業事情
ぺブルビーチやカーメルの町にいるとお金持ちばかりが住んでいるような感じがしてくるが車で10分も走ればここはカリフォルニアの大地、近郊野菜や果物の一大産地である。ヒストリックカーウィークの間近くのホテルは価格が高騰しまた大半はリピーターによって1年前から予約されてしまっているので私はいつも40マイルほど離れたサンノセのすぐ下、モーガンヒルというところに宿を取り毎日片道40分の“通勤”をするのだがこの間が上記の近郊野菜の産地であり特に今は収穫の季節らしく多くの人でにぎわっている。スクールバスが畑の中で後ろに何やら箱のような物をつなげて止まっていて最初は何かと思ったが実はこれ、出稼ぎの労働者を載せて移動するバスで後ろにつないでいる箱のような物は簡易トイレだそうである。アメリカの大規模農業は全て機械化されているのかと思いきや特に野菜や果物の収穫はそうではないようで家族だけでは手が足りず、メキシコや中南米からこの時期は多くの出稼ぎが来て収穫を終えて農場から農場へと移動してゆくのだそうだ。近くのサリナス(あのジェームスディーンが事故死するときに向かっていた街)には農業で大成功をおさめた日系のO氏がおられるそうでアメリカの農業事情、少し様子が分かって来るとなかなかおもしろそうである。ちなみに今年は中西部が大干ばつで小麦やトウモロコシの価格が高騰しているそうである。
ラグナセカ、石を投げればコブラに当たる?
金曜日のコンクールイタリアーナに続いて土曜日はラグナセカ詣でとなる。昨年から主催者が変わったが内容は(少なくとも一観客にとっては)ほぼ同じようである。今年の特集は先日“伝説”となったキャロルシェルビーの追悼の意味もあるのかコブラ、元々アメリカ人に人気の車とあってそれこそ”石を投げればコブラに当たる”ほどのおびただしい数のコブラがラグナセカのコースを埋め尽くした。テント内の特別展示には6台しか作られなかったデイトナコブラやコブラ1号車、427コブラに幾多の勝利をもたらしたコブラ使いの名手ケン マイルズがドライブした#98号車等が見られた。他にもコブラ使いとしてはダン ガーニーやボブ ボンデュラントなど名だたる名手がいるが早いだけでなく最終的に車をフィニッシュラインまで持ち込んでレースに勝つことに関してはちょうどF-1の世界におけるアラン プロストのようにケン マイルスが独特の才能を持っていたように思う。
ラグナセカで他に毎年楽しみにしているのはピートブロックのBREが独自のショップを出していることで当時ダットサン510で活躍したドライバージョン モートンやピート ブロック自身が時々サインに応じている。
ラグナセカで他に毎年楽しみにしているのはピートブロックのBREが独自のショップを出していることで当時ダットサン510で活躍したドライバージョン モートンやピート ブロック自身が時々サインに応じている。
2012年8月20日月曜日
コンクールイタリアーノ
木曜日のぺブルビーチパレードランに続いて金曜日はラグナセカゴルフコースで行われるコンクールイタリアーノに出かけた。ここ数年だんだんと商業主義的になって来て入場料は何と$160と驚くほど高くなってしまったし以前のように驚くようなワンオフの車にお目にかかることは少なくなってしまった。 それでも今年うれしかったのはフェラーリやランボルギーニの大群にまじって小さく可愛いFIATや古い地味なランチアがかなりの台数出品されていたことに加えてこうしたFIATオーナーにとってアメリカでの困った時の駆け込み寺、ともいえるFIATPLUSの教祖様、Mr.FIATことクリスオバート氏と色々と話が出来たことだった。当方もパーツの大半はヨーロッパから買っているもののそれでも困った時はChris に色々と助けてもらっている。アメリカのフリーウエイを走る500(今の500ではない、オリジナルの)や600、850を想像いただきたい。そしてこれらのパーツに困ったら最後に行き着くところはイタリアではなくアメリカとは全くアメリカは何でもありの国とは良く言った物である。
2012年8月18日土曜日
ぺブルビーチパレードラン
8月16日の木曜日にはぺブルビーチコンクールデレガンスの参加車の多くが17マイルドライブをはじめとする近郊の町を走るパレードランがあり歴史的な名車が実際に街を走る姿を見る絶好のチャンスとなる。ランチタイムは先日と同じカーメルの町に集まり2時間ほど休憩をする。車種はバラエティに富んでおり創生期のロールスやマーサーレースアバウト、ヴィンテージ期の名だたる名車、戦後のスポーツカーや試作車など、写真では見ていても実車は初めて見る車も多い。赤い300SLに注目されたい。いまさら300SLを見ても驚きもしないがドライバーシートに座るのは今やサーの称号を持つ無冠の帝王、そう55年前に300SLR(外観は300SLと似ているが中身は別物の純レーサー)を駆ってイタリアの街並みを誰よりも早く平均100マイル(!!)以上のスピードで1000マイルを駆け抜けたあの人である。残念ながら1962年(だったと思う)にスポーツカーのレース中のアクシデントで重傷を負って引退してしまったが現役を続けていたならば多分ジムクラークやアイルトンセナと並ぶスピードを発揮していたと思う。写真を撮っても良いかと尋ねると愛想よく答えてほほ笑んでくれた。年を重ねてくるとこれだけの名車を見ても、中学生時代初めてEタイプやロールスを見たときのあの心のときめ きはもはや感じられないものだがさすがに今日は“あの人”とほんの2言、3言話が出来ただけで幸せな気分になった。
2012年8月17日金曜日
モントレーオートモビリア
8月14日(火)、15日(水)の2日間、モントレー近くのシーサイドという街のホテルのコンベンションホールで開かれたオートモビリアショーに出かけてみた。規模はそんなに大きくなくディーラーの数は40社程度だがそれぞれの質は極めて高い。古いレースポスターやカーバッジ等を扱うお店が多く思わず理性を失いそうになる魅力的な商品が多いが価格も超一流ですぐに現実の世界に引き戻してくれるのがありがたい(?)ところでもある。50-60年代のオリジナルレースポスターなどそれ一枚で立派な中古車が買えるほどの値段が付いているがこの週、ここに集まるヴィンテージフェラーリやマセラティ、コブラなどのオーナーにとっては値段は関係ないようであちらこちらで熱心に商談をしている。我々のように懐の軽いオートモビリアファンにとっては別世界でせいぜい”いつの日かここに出店して自分の商品を売ってみたい”と言う夢を見るのが精一杯だった。
2012年8月16日木曜日
カーメルクラシックカーコンクール
2012年8月14日火曜日
モントレーヒストリックカーウイーク
コンクールイタリアーノ、ラグナセカ、ぺブルビーチコンクールデレガンスをはじめとして1週間の間数々の古い車のイベントが毎年お盆の週にアメリカのモントレー近郊で開かれる。ここ2年、欠席していたが今年はうまくフリーマイレージの航空券が手に入ったのとオートモビリア商品の買い付けという大義名分もあるので3年ぶりに猛暑の日本を抜け出してサンフランシスコ郊外にやってきた。到着は夕方の6時前で気温は20度、湿度は限りなく低く快適このうえない。ちなみにサンフランシスコ空港はモノレールが周回していてレンタカーを借りるのもこのモノレールに乗ってレンタカー屋さんが集まったビルまで行くことになる。今回の宿舎はサンノセの少し南モーガンヒルというところにあるマリオット系列のレジデンスイン、”家にいるのと同じ感覚で過ごせる”がテーマのホテルでダイニング、リビング、別にベッドルームが付いて値段は普通のアメリカのモーテル並み、土地の安いアメリカならではのホテルである。ここに1週間滞在するのだが朝食付なので夕食は近くのスーパーで食材を買ってくれば非常に安く生活が出来る。 明日はモントレーオートモビリアという自動車関連のアンテイークばかりの展示即売会と近くのカーメルの町で開かれるクラシックカーショーに出かける予定、出来れば午後遅くにはゴルフも1ラウンドともくろんでいる。
2012年8月5日日曜日
真夏のダブルヘッダー
今週の週末、(土)は東京、大井競馬場の部品交換日、(日)はおなじみ袋井エコパのイベントに出店してきた。 それでなくともオリンピックで寝不足が続いているのに2日続けて4時起き、しかも両日とも屋外イベントで加えて東京は朝6時から午後3時までと時間が長くしかも今回が第1回で様子が分からない、とあって、土曜日夕方のニュースの熱中症で倒れた人の人数、を押し上げることになるのではと本気で心配していた。会場に着いてみるとスーパーなどによくある2階建て駐車場が会場で上、下どちらにしますか、と聞かれるのでためらわず下、と答えた。確かに上の方が明るく開放感もあるだろうが結果的にこれは大正解で風通しは良く日は当たらない、雨の備えもあり、でほとんど屋内イベントと変わらない快適さだった。聞けばここ大井では毎週末(土)(日)に一般のフリーマーケットが開催されているそうで今回初めて2輪4輪関連のスワップミートが共催の形で入れてもらったのだとか、どうりでお客様の数は多く午前中はほとんど客足が絶える事のない盛況だった。加えてPRが行きとどいていたらしくマニアックなお客さまも多く数台持っていったビンテージシュコーは完売だった。2枚目の写真は袋井エコパイベントの風景。会場は広く場所は必要なだけどうぞ、というおおらかな感じ。始まりが朝7時半とスワップミートとしては少し遅い目なのも楽でいい。 静岡は何と言ってもおもちゃの本場でミニカーやブリキに詳しいお客様が多くFIATおじさんはこのイベントが大好きである。それに新東名が開通してからはちょっと頑張れば我が家からぴったり1時間半とアクセスが格段に良くなった。 3枚目の写真は本日の戦利品、となりの一見こわもてだが親切なおじさんを”なにとぞ年金生活者をお助けください”と拝み倒して大幅に値引きしてもらって孫たちの為にゲット、私たち物を売るために朝早くから出かけていったんですけどね・・・、いずこも孫には甘いんですな!!
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