2013年12月24日火曜日

今年のイベント出店が終了しました

 今年9月中頃からほぼ休みなしで週末出店を続けてきたがそれも先週末のひたちなか部品交換会で今年の予定は無事終了した。11月には愛知県作手村の発動機運転会に2年ぶりにお邪魔したし12月に入ってからは横浜ムーンアイ、浜名湖、横浜ワンダーランドとビッグイベントが続いた。今だから白状すると浜名湖は前日からノロウイルスらしき症状であわやリタイアかと思ったが何とか乗り切り、続くワンダーは今度は風邪でのどがやられてほとんど声が出ない状態でお客様に大変ご不便をおかけしてしまったがこちらも無事終了、売り上げはおかげさまでいずれも好調、特にムーンアイのイベントでは新記録を達成する事が出来た。これもひとえに御贔屓にして頂きいつもお立ち寄りいただけるお客様各位、新米のアンティーク屋にいやな顔もせず色々と情報を提供頂ける同業者各位
及び各イベント主催者様のご厚意のおかげと深く感謝している次第である。ビジネスで毎週週末のイベントを待ちわびているとは何んとも幸せなリタイアメントライフではないかと改めて感謝している。加えて今年は海外の買い付けもなんと計7回も出かけることとなった(内2回は他の仕事との兼ね合いだが)。何度か出かけてみてわかるのはやはり実際に自分の目で見て買ってきた物は良く売れると言うことで今の段階では多分買付自体は赤字か良くてチャラ、と思うがお店のイメージアップや自分の楽しみを考えるとまあいいか、と思う。来年も5回程度買付を計画しているのでご期待いただきたい。辛いのはアベノミクスの結果(?)の為替で昨年と比べると仕入れコストが何と40%(!!)もアップしている。マスコミの論調は円安は日本国にとって良い事、のようであるが今や日本の国際収支は赤字で
ありならば円高の方が良いのではないかと思っている。阿部さん、なんとかしてくださーい。
最後に繰り返しになるが皆さま、今年1年本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます!!


2013年11月26日火曜日

ドイツ、アーヘンアンティークトイのスワップミート



先週の週末ドイツのケルンの近く、アーヘンと言う町で開かれたアンティークトイのスワップミートに出かけてみた。フランクフルト空港からレンタカーで約2時間ちょっと、今回の足は写真のオペルのワゴン、日本には入っていないモデルで多分2リッター程度のエンジンに6速マニュアルでエンジンは気持ち良く吹きあがりなかなか快適だったがこの車だけなのか或いはこういった味付けなのか解らないがメルセデスあたりに比べて高速での直進性が今いちで少しちょろちょろするように感じた(但し日本ではあり得ないスピード域での話ではあるが)。スワップショー自体は日本のそれと似たような感じで横浜のワンダーランドを少し規模を大きくしたような感じだった。さすが地元だけあってドイツやフランスの古いブリキやプラスチックは珍しい物が多数出品されていたが価格はかなり高く感じた。よく言われる事だが今や(阿部政権下の為替操作?の結果)古い車やおもちゃは日本が一番安いのかも知れない。それでもがんばって探した成果が写真である。この後順次ホームページにアップしてゆくので是非ご覧頂ければと思う。アーヘンでの滞在は1日だけで骨董市での買い付けの為夕方の列車でパリに向かった。僅か3時間ほどの距離であるが何事も綺麗で整然としたドイツと雑然としたパリでは町の雰囲気がまるで違う。特に骨董街のある北部のクリニャンクールあたりは最近はあまり治安の良い所では無いそうで花のパリのイメージとはちょっと違った場末の感じがする。どちらが良いかは好みが分かれるところで私自身は清潔で整然としたドイツが旅がしやすいが友人のパリジャンに言わせると窮屈なドイツよりパリの方が人間らしいのだ
そうだ。
パリではこの後12月8日にトイマニアと言うおもちゃの蚤の市が開かれるそうで是非一度行ってみたいのだが今年は多分無理で来年のお楽しみに取っておくことにする。

2013年10月22日火曜日

頑張ったね 2馬力!!

 かねてからの計画通り先週の週末フレンチブルーへの出店を兼ねて2馬力にとっての聖地ともいうべき車山登山に挑戦した。予行演習で出かけた東京の旧車天国からの帰り渋滞に巻き込まれたらアイドルが不調になりオーバーヒートかと思って冷却効果を高めるべくオイルクーラー(そうです、この車は油冷なのです)周りを清掃、これでOKと思って本番の1週間前、大磯のスワップミートに出かけたが帰りやはりアイドル不調になりやっとの思いで帰宅、ボンネットを開けてみたらなんとキャブの周辺からガスが漏れているではないか(火が出なくってよかった !!)。あわててキャブを分解、どうもフロートの位置が上がり過ぎているようなのでこれを調整してついでにジェット類をきれいに掃除して組み付けたら非常に快適になった。テストの期間が無くほぼぶっつけ本番で出かけることになっ
たが走り出してみると非常に快適でどうやら原因はフロートの調整不良によるガスのオーバーフローだったようだ。心配した御坂峠の上りも難なくクリア、初日の目的地甲府まで無事に着いた。明けて土曜日、いよいよ諏訪に向けての中央高速の長い登りを経て車山へのアタックとなる。中央高速の上りは想像していたよりも元気に3速と4速、たまに2速を使い分けて難なくクリア、いよいよ諏訪南から農道を経て白樺湖への登りにかかる(霧ケ峰側は登りがきついので敬遠した)。ここでも意外と健脚を発揮して1速まで落としたのは途中2カ所ほどのきついヘアピンの上りだけであとは2速で登りきった。頂上に近づくにつれ多少パワーダウンは感じたが特にアイドル不調も無かった。さすがにフランス車の祭典でスワップミートよりも車の方がはるかに人気があり1日中質問攻めにあった。
日曜日本番はあいにくの雨、最近の言葉でいえば“かつて経験したことが無いほどの雨”だったがそれでも続々と集まってくるフランスの名車、珍車に心は熱くなり頑張って2馬力で来てよかったと心から思えた。帰り2馬力のクラブから声がかかり一緒に記念撮影を、と撮ったのが最初の写真、雨の車山に黄色いランプを付けてどうですか、ちょっといい雰囲気でしょう!!
他にも珍しい2CVブルゴネットのオーナーから声をかけていただいたりアンティーク売りにとって憧れのシトロエンHバンを2台も見かけたり本当に楽しい1日だった。帰りは下りなので快適そのもの、息で曇る窓をウエスで拭きながら3時間弱で無事帰宅した。なんだか忘れていた青春を思い出したようで心から楽しめた週末だった。頑張ったね2馬力!!

2013年10月7日月曜日

お台場旧車天国

6日の日曜日、お台場で開かれた旧車天国に2CVブルゴネットで出店してきた。本来は足車で出店のつもりだったのだが2週間後に迫った大計画の予行演習の為に急きょ2CVを借り出した次第である。大計画とは10月19-20日に開かれるフレンチブルーに出店する為、荷物満載の2CVブルゴネットで 車山登山をしようと言う計画である。なんでそんな事を考え出したかと言うとどうも最近(年のせいか)ロマンを求める心が無くなって来てイージーに流れがちでこれではいけないと考えた訳である。たかが車で山登り、と言うでなかれ、山登りがめちゃくちゃ苦手なこの車に売る為の商品とテントやテーブル等荷物満載ではるばる神奈川から車山にアタックがどれくらい無謀な計画であるかは2CVオーナーならお解りいただけると思う。一方毎年車山にはそんな無謀な試みに果敢にチャレンジしてやってくる輩が多くおられるのも事実、この車最近、田宮模型、EBBRO共作のプラモデルのモデルになったこともあって是非晴れ舞台に連れ出してやりたいとの親心も加わっての決心である。で予行演習の結果はどうだったかと言うと帰路多少のトラブルはあったが(これについては後日)まずは無事にお台場往復を成し遂げた。 旧車天国は今年第1回の試みだがお天気にも恵まれ大成功だったと思う。参加車輛もバラエティに富んでおり出店も多くお客さまも楽しめたのではないだろうか?何よりも都心の好立地でお客様の数はこの種のイベントでは別格のニューイヤーに迫るほど多かったように感じた。主催者の手際も良く是非これからも続く事を祈りたい。御来店頂いたお客様、ありがとうございました。

2013年10月2日水曜日

コンコルドに乗った!!

サラリーマン現役時代、一度は ---と思いながらついに実現しなかった夢の一つがコンコルドに乗ることだった。何度か大西洋を旅していてチャンスが無かったわけではないが何せ料金が当時のファーストクラス以上したので到底手が出なかったのが正直なところである。そんなコンコルドに先日思わぬところで乗る(と言っても実際に飛んだ訳ではなく残念ながら地上での話だが)機会があった。ロンドンヒースロー空港の近くにブルックランズと言う古い車のファンにはおなじみにミュージアムがありここに最近、つい先日まで British Air で活躍していたコンコルドその物が展示されていてツアーに参加すれば実際に機内に入ってシートに座ったりコクピットを見たりすることが出来る。以前乗ったことのある友人から中は狭くてあまり快適じゃないよ、とは聞いていたが実際シートはほとんどエコノミー
クラスのそれで天井も低くこれでファーストクラス以上の料金を取れば クレームも出るかもしれない。ツアーには飛行時のシミュレーションが含まれていてシートに座ると離陸時から音速を突破してマッハ2以上でのクルーズの音と振動が楽しめる。コンコルドが現在に生き延びられなかったのは騒音と燃費の問題だそうだが少なくとも機内のシミュレーションではそんなにうるさくなかった。ツアーガイドの説明で面白かった話をひとつ、コンコルドの速度がマッハ2.2あたりで上限になるのはエンジンパワーの限界ではなく実は空気との摩擦による機体表面の温度上昇が限界に達する為だそうだ。そういえばスペースシャトルも最大のリスクは大気圏再突入時の空気摩擦による温度上昇だとか、なるほどマッハ超の世界とはそういう物かと妙に納得した。
ちなみにコンコルドの名誉の為につけ加えると先日パリのオルリー空港で落っこちた事故は単純なパイロットのミスで決して機体の欠陥が原因ではないそうである



2013年10月1日火曜日

名古屋スピード&カスタムショー

先週の週末、名古屋のポートメッセで行われた改華堂主催のスピード&カスタムショーに出店してきた。このイベント写真のようにホットロッドや古いアメリカ車、古いバイクが中心のイベントでお客様の多くは腕にタトゥーを入れた一見こわもて(?)の方が多いのだが実は優しくマナーの良い方がほとんどで商品を確認する際も”これ触っても良いですか?と声をかけてからでしかも買いっぷりが良い、まさに当店には最高のお客様である。加えて主催者の改華堂さんの運営も見事でスタッフ一人一人に至るまでフレンドリーでしかも手際が良い。当方一押しのイベントである。
ちなみに出品されている車もかなりレベルが高くじっくりと見たかったのだがおかげさまでお客様が絶えず車を見る時間はほとんどなかったのがちょっと残念だった。
ちなみに改華堂さんのイベントにいつも登場するのが飛騨牛を使ったミニバーガーでこれが実に美味なのだが作るのに時間がかかるようで長時間並んで“売って頂く”状態なのがちょっとつらいところ、今回もお昼時は到底たどり着けそうになく2時過ぎになってやっとゲットした次第、1個¥250で3個程度食べられそうなので多少割高だがそれだけの価値はある。ハンバーガーの権威(?)FIATおじさんのお奨めです!!


2013年9月17日火曜日

ビューリーオートジャンブル(その2)


毎年ビューリーで購入する定番品は古いサイン、マーシャル、ルーカスのフォッグ、スポットランプ、RACやAAのカーバッジ等だが今年は少し分野を広げて古いオイラーやミニカーにも注目してみた。古いオイラーはアメリカから多く仕入れており当店のベストセラーになっているがよく見るとイギリスの古い物はさらに魅力的でどうして今まで気がつかなかったのかと思う。ただ古いオイラーは気をつけないと中にオイルが残っていることが多く輸送中に他の物を汚してしまい事が多くある。結局20個以上のオイラーを買い込むこととなった。本当はもっと欲しかったが単価が低いのであまり買い込んで別便で送るとなると輸送費で赤字になってしまう。古いモデルカーでは今まで知らなかった1950年代のプラスチックモデルや60年代のメタルキットなどを手に入れた。但しオイラーと違ってこちらは(少なくとも当方の知る限り)ほとんど日本には出回っていない物で適当な価格で売れるかどうかはわからない。定番のサイン類やマーシャルのランプは魅力的な物はもちろん多数あるが価格が毎年上がって来てなかなか手が出ない。前回も書いたが昨年と比べて実に25%コストがアップしている訳で“円安”を何とかしてくれ―と叫びたい気分である。



2013年9月11日水曜日

ビューリー (Beaulieu) オートジャンブル

先週の週末イギリスのビューリーオートジャンブルにオートモビリアの買付に出かけてきた。今年で5回目になり顔見知りのお店も何店かあるのでなんだか国内のスワップミートに出かけるような気楽な感じがする。辛いのはアベノミクスのせいで昨年と比べ我が円の価値が2割以上も下落したことで去年であれば気楽に買えた物がかなり割高になってしまった。日頃思うのだが80-90年代と違って今や日本国は国際収支赤字国なのだから円高の方が国全体では良いのでは、と思うのだが如何なものだろうか?
話を戻してビューリーだが過去4年間晴天が続いているので今年あたり危ないかと思っていたが日曜日に多少降られただけで大きな天気の崩れは無かった。ただ元々貴族の庭園で舗装なぞ無いので雨が降ると下はドロドロ、気がつけばみんな長靴をはいていて運動靴の当方はズボンまですっかり泥だらけになってしまった。それと日本と比べて涼しいのは十分承知していたが今年は特に寒くセーターを着ても震えている始末、回りはみんな厚手のコートやジャンパーを着こんでいる。ブリティッシュウエザーを甘く見過ぎていたようだ。
ところで今回の足はフオードフォーカスのワゴン、6速マニュアルミッション車、排気量はどのぐらいかしらないが2リッター程度だろうか、かなりパワフルな感じがした。アイドルストップもついていて時々エンジンが自動的に止まるので我々のように古い車ばかり乗っている人種にはどうも心臓によろしくない。日本で見ない車としてはGMのボクゾール(オペルだがイギリスでは今でも伝統のボクゾールブランドで販売されている)といまやVWグループの底辺を担うチェコのシュコダを多く見かける。昔のように一般の街中で多くのクラシックカーを見ることは無いがイベントに向かう道路上では多くの戦前車を見かけるしビューリーの駐車場ではそれこそ戦前から50-60年代のありとあらゆる車があってそれを見ているだけでも楽しい。ビューリーはイギリスの南端サザンプトンの近くでヒースローからはM3に乗ると1時間半程で行くことが出来る。ハイウエイの速度制限は70マイルらしいがみんな80マイル程度で走っている。日本と同じ左側通行なのでイギリス特有のラナバウトの抜け方さえコツを覚えれば運転は非常に快適でスムーズである。



2013年8月15日木曜日

車好きの為のアメリカの旅

私の場合30数年間もアメリカの会社で働いていたおかげで1人でアメリカに出かけてレンタカーを借り、モーテルに宿泊してと言うアメリカの旅に何ら不安は無いがこれは多分当方の神経が麻痺している訳で一般の方にとってはアメリカを自分でドライブして旅をするのはやはり相当な覚悟がいるのではと思う。ツアーバスでホテルに連れて行かれたって車が無い事には何もできない国なので多少運転に自信のある方であれば思い切ってレンタカーで旅をされる事をお勧めする。


まずはレンタカーであるが最大手は HERTZ, 日本にも営業所があって日本語で予約が可能、オプションのナビをレンタルすればどこにでも不安なくいくことが出来る。試した事は無いが確か日本語の設定が出来ると思う。安く上げようと言うことであれば他にもいくつかのレンタカー会社があり日本からも予約が出来る。普通は空港の到着ロビーを出たところでレンタカー会社のバスに乗ってレンタカー会社のオフィスに行くが空港によってはモノレールで行ったり空港ビル内の営業所まで歩いて行くところもある。次はホテル、無難なのは大手のモーテルチェーンで Holiday Inn や Hilton, Marriott 等は日本にオフィスがあり予約が可能である。写真のような広く清潔な部屋で平日で1泊$100前後、週末は(観光地でなければ)$70程度で泊まれる。朝食は無料で付いていることが多い。これも安く上げるつもりならモーテル6等安価なモーテルが多数あり普段は予約なしで泊まれる。 昼は日本でもおなじみのマックやバーガーキングで済ませる。夜はホテルで聞けば近くのレストランを教えてくれるが時間がかかるのとチップまで入れると意外と高いので1人の時は適当な物を買ってきてホテルの部屋で済ますことが多い。
ガソリン代は日本の 2/3 程度、ただクレジットカードはアメリカの住所が無い場合お店の人に言って設定してもらわないと使えないことが多いので会話に自信のない方は現金の方が便利かもしれない。時間があればフリーウエイではなくオールドハイウエイ(50-60年代にフリーウエイが整備されるまでの国道、ルート66もこの一つ)を走ってみることをお勧めする。あちらこちらにアンティークショップなどあり2枚目の写真のような風景にもよく出くわす。3枚目の写真はサンフランシスコ郊外の Fremont と言う町のオールドタウン、UNION PACIFIC 鉄道の古い駅がありこのあたりを中心にアンティークショップが10店以上集まっている。アメリカドライブ旅行の究極はアメリカ横断だと思うがそこにチャレンジする前にサンフランシスコあたりを拠点にリノあたりまで足を延ばしてみるのは如何でしょう。



2013年8月14日水曜日

RENO SWAP MEET


 RENOのHOT AUGUST NIGHT の期間中(木)から(土)の3日間SWAP MEET が開かれる。日本のそれと似たような感じで朝6時頃から夕方まで、ただ最終日は昼過ぎには帰り支度を始めるベンダーが多い。売っている物は当方のお目当てであるオートモビリアや古いアメリカ車の部品、それに古い車のレストア用具などが中心でミニカーなどは比較的少ない。古い部品やジャンク品は驚くほど安いがオートモビリア、特に古い看板などは以前と比べて価格が高騰していてなかなか手が出ない。それでも粘り強く見て回ると時に掘り出し物が出てくるのが何とも楽しい。木曜日に張りきって出かけた時はまだお店の数も商品も少なく少しガッカリしたが土曜日に再挑戦した時には商品もはるかに増えていて満足のいく買い物が出来た。写真(3)はそんな戦利品の一部で今回は特にオールドアメリカン的な物が多いように思う。近日中にホームページに順次登場するのでご覧いただければと思う。

2013年8月13日火曜日

RENO HOT AUGUST NIGHT


4年ぶりにアメリカネバダ州のリノで開かれる
HOT AUGUST NIGHT と言う古いアメリカ車の祭典に出かけてきた。 1950-70年代前半頃までのアメリカ車が中心で約5,000台程度が全米から集まって8月の5日から1週間毎日何らかのお祭りが町中あげて繰り広げられる。会場はリノと隣町のスパークスの巨大カジノ7-8カ所とコンベンションセンター、リノ、スパークスのダウンタウンと10カ所以上にまたがりとても全てを見ることはできない。昼間は暑いので(それでも今年は30度以下でかつ湿度は限りなくゼロに近く快適そのものでどこかの国とは大違いである)イベントはもっぱら夕暮れからで各種のクルーズやライブイベント(但し50-60年代の曲やアーティストが中心)、コンクールが毎夕どこかで行われている。翌週のぺブルビーチ周辺のイベントはお金持ちの集まりで我々とは別世界の話だがここリノは庶民のイベントでそれこそアメリカ中どこにでもいるおじいちゃん、おばあさんが自慢の古い車に乗って駆けつけてくる、そんなイベントである。 出かけるのは今回で多分7-8回目になると思うが今までと違うのはアンティークの買い付け、という立派なお仕事(?)が加わったことで楽しいながらも多少のプレッシャーになる。スワップミートでゲットした物はまた別にご紹介するとして取り敢えず好きなアメリカ車のスナップを何枚かご覧いただければと思う。サンフランシスコから車で4時間ほどかかるがアメリカ車ファンには絶対にお奨めのイベントである。














2013年8月6日火曜日

シトロエン2CVランチ

先週のある日、近くの2CV仲間が集まって木陰でランチを共に楽しいひと時を過ごした。FIATおじさんも思い出せばエグザンティア、2CVチャールストン、ZX,XMそして今の2CVブルゴネットと乗り継いだシトロエンは相当な数だが泥沼(?)にどっぷりつかりきっている方の多いシトロエン乗りの中ではまるで素人、とてもではないが深ーい(!?)会話にはついていけない。
当ブルゴネットは60年代半ばの車だがエンジンは後年の600ccに換装してある。自動車の原点のような単純な車なのでトラブルは少なく昨年暮れに車検を受けた際も一発で合格している。この車、近くのイベントではアンティークを積んで”商用車”として活動しまた最近ではタミヤ、EBBROからこの車自体をモデルとしたプラモデルキットが発売されるなど老体に鞭打って活躍してくれている。そこで御褒美に檜舞台に登場させてやろうかと今考えていることがある。この秋のフレンチブルーにこの車にアンティークを目一杯積んで車山登りに挑戦してやろう、と言うわけである。600ccなので2名乗車だけなら登れるはずだが何せ当方、お仕事の関係(?)で荷室にはこれでもかと思うほどのアンティークとテーブル等の商売道具満載ではたしてこれで車山を登るのは正直かなりのチャレンジと思う。2CVの場合いざとなればバックで登れ、とはよく言われる事だが短距離ならともかく車山の長丁場をバックでと言う訳にもいくまい。年を重ねてくると(車ではなく自分の話)ついついイージーな方に走りがちで結果としてロマンに出会うことが少なくなってきている最近、これではマズイと一念発起した(正確にはしつつある)次第である。乞うご期待!!

2013年8月5日月曜日

今年前半のイベント出店終了、ご愛顧ありがとうございました


昨日の日曜日、埼玉県川越のモトクロス場で行われた武蔵野ガレージセールに出店してきた。ここは全日本選手権が行われる関東地方のモトクロスファンには聖地のようなところ、FIATおじさんも30年ほど前某スパークプラグメーカーのレーシングサービスとしてデビューした思い出の地でもある。初めてまじかに見たトップライダーの華麗な走りは30年経った今も脳裏に焼き付いている。
スワップミートの規模自体はそんなに大きくはなかったが初めてで珍しいということもあったのか売り上げは好調だった。

この武蔵野ガレージセール出店でおかげさまで今年前半(何をもって前半と言うか良くわからないが取り敢えずお盆前の一区切りということで)の出店スケジュールを無事終了する事が出来た。これもひとえにお客様各位の温かいご支援、ご愛顧のおかげと改めてお礼を申し上げたい。また主催者の皆さま、同業者の各位からは新米アンティーク屋のおやじに色々と貴重な情報をくださったり時には締め切り後の”そこを何とか”と言う無理なお願いを快く聞きいれてくれたりとおんぶにだっこで本当に感謝一杯である。虚弱体質、体力無しが自慢の我が身でこの仕事が務まるかと思ったが好きな事には人間無理が効くようで1月2日の大磯から始まって昨日まで週末に休んだのは多分1-2回のみで時には土日別のイベントに出たりこの間に5度海外に出かけたりとフル回転の半年ちょっとだった。リタイアメントライフとして始めた趣味の仕事だが現役時代よりも良く働いているのではと思ったりしている。写真(1)は2月のパリレトロモビルの戦利品、(2)はカリフォルニアを思わせる青空のもと大磯ロングビーチのVWのミーティング、(3)は数年前の物だがアメリカネバダ州リノで行われる HOT AUGUST NIGHT と言う古いアメリカ車の祭典でとらえた60年のインパラでMy Favorite Collection である。このアメリカ車の祭典、今年も今日から1週間かけて行われるが当方もそろそろネバダの青い空が恋しくなってきた頃でもあり水曜日から5日間の予定で買付けに出かける。乞うご期待ーーー と言う訳で後半戦で確定しているのは9月1日のお台場ムーンアイスワップミートからであるがその前週も何か面白いイベントが無いか探している。 後半戦もよろしくお願いいたします!!

2013年7月9日火曜日

グッバイ メガネ号




ルノーメガーヌワゴン(通称メガネ号ーーーリアゲートにはっきりと”MEGANE”と書いてある!!)が富山に嫁ぐことになり先週の(日)(月)と富山まで納車に出かけた。このメガネ号、満7歳 と若いにもかかわらずオートマは4速と今や7速、8速も珍しくない時代に時代遅れも甚だしい。そのおかげで100Km巡航時にエンジン回転は3000rpmにも達してしまいカントリー道路を飛ばすには問題は無いが高速を多用する方にはお勧めしにくい。加えてエンジンの振動が今時の車にしては大きくあまり印象が良くなかったがこのエンジン振動に関してはちょっと恥ずかしい話がある。実は新しいオーナーの方が車を見に来られた際僅かの試乗でドライブシャフトあたりに高周波の振動が感じられる、もしかしたらエンジンマウントかも、と指摘された。そこでルノーディーラーのメカニックに見てもらったらほんの10m乗っただけでこれはエンジンマウントのゴムが無くなっていますね、ドライブシャフトは何も問題はありません、とのご指摘、そこで当方、マウントと言ってもこの車、まだ7万Kmそこそこですよ、と食い下がったらルノーの場合マウントは6万KM程度が寿命で交換するのが一般的です、と平気な顔で言われてしまった。なるほど過大なエンジン振動も100KM巡航時の大きな音と微振動もマウントのゴムがへたって金属で受けていると考えればすべて納得がいく。4速オートマの不利はそれでも変わらないが多分マウントを変えればインプレッションは劇的に変わるだろう。今時の車で6万KMでマウントが寿命と言うのは納得がいかないを通り越して笑ってしまうがそれよりも50年近く車趣味をやっていてこんな簡単な事を言われてみるまで気が付かなかった自らの判断力の無さに思わずは恥入った。新しいオーナーはマウント、タイミングベルトを自分で交換される、という頼もしい方でこの方ならメガーヌの長所をうまく引き出して頂けると思っている。
話は変わるが富山への納車に30年ぶりくらいで安房峠を越える道を選び途中白骨温泉に立ち寄って白く濁った温泉を楽しんだ。白骨温泉は40年以上前は簡単に近づく事すら出来ない秘境そのものだったが今は立派な道路が整備されてサンデードライバーでもアクセスに問題は無い。多少の寄り道を含んで富山まで400KM、久しぶりの楽しいドライブだった。


2013年6月8日土曜日

ナカヨシホットオールズミート


6月2日の日曜日静岡県袋井市のエコパで行われたナカヨシホットオールズミートという国産旧車のイベントに出店してきた。この日は古い車のイベントラッシュで地元大磯のSHCCジムカーナや浜名湖のスワップミートもあったのだが数百台の国産旧車が集まりしかも2年に一度しか開催されないという事でこのミーティングに出店することとした。事前申し込みではなく当日でOKとのことではたして数百台の参加者と多くのスワップミート出店者をうまく入場させることが出来るのか心配したが運営は見事で大して待つこともなく入場できた。このミーティング、当方も同業の友人に教えてもらって初めて知ったような具合であまりPRは行き届いていないと思うが参加者の台数と質ではニューイヤーを上回り日本一ではないかと思う。実際今回何台が参加したのかは確認していないが見渡す限り国産旧車で埋め尽くされた風景は圧巻でしかも中には絶滅種に近い個体もかなり含まれていて久しぶりにイベントそのものを十分に楽しんだ。
スワップミートも盛況で広大な会場の周辺部を取り囲むように数々のお店が並んで来場者も楽しめたのではないかと思う。 参加するにしても、お宝を探すにしても一押しのお奨めイベントだった。残念なのは次の開催まで2年待たねばならないことでせめて毎年開催になればいいのにと思う。