2014年2月16日日曜日

雪は止めども東名開通せずーー

 今日の日曜日は朝から晴れて周辺の雪もほとんどが消えたが依然として東名高速をはじめ周辺の有料道路はほとんどすべて閉鎖中、東名上り線の御殿場手前で閉じ込められた車は気の毒な事に依然として脱出できないでいるようだ。雪に対して無防備な関東で金曜日の豪雪に対処できなかったのは不可抗力と思うしライフラインを切らないようにとの配慮から東名の閉鎖を送らして結果的に多くの車が閉じ込められた事についてもNEXCOに対しても文句を言うつもりは全くないが後の処理にどうしてこんなに時間がかかるのだろう?土曜日は雨、今日は晴れの2日間を経過して未だに開通できない事に関してはどうも理解しにくいが素人にはわからない難しい事が多々あるのだろうか?ちなみにわが中井町周辺はスーパーやコンビニに商品が何もなくなった程度で日常生活に大きな
問題は無いようだが静岡県側の小山町や富士五湖周辺の町では孤立した施設の救助の為に自衛隊に救援要請を出したそうで事態は深刻なようである(幸いなことに?東富士、北富士の自衛隊の演習場がすぐ近くにありすぐに救援に駆け付けられるに違いない)。
交通機関のマヒの影響で楽しみにしていた今日の大磯のエクスチェンジマートも中止となってしまった。昔 XXX殺すに刃物は要らぬ、雨の3日も降ればいい、といったような言葉があったように思うがイベント出店が中心の当方の”フーテンの寅さん業”もしかりで屋外イベントの最大の敵は荒天、いつも”お天気おじさん”や”お天気お姉さん”に日曜の雨はまかりならぬ(!!)と強く申し渡しているがどうも最近あまり言う事を聞いてくれなくなってきた。次週は土日と屋内イベントなので心配ないが3月はまた屋外イベントが続くのでここらで一度お天気の神様に直談判しなければならないと思っている。

2014年2月15日土曜日

ヨーロッパの働く車

少し古い”ヨーロッパの働く車”達には実に表情豊かで可愛い仲間が多い。1枚目は昨年のフレンチブルーでとらえたシトロエンのHバンとカングーのツーショット、2枚目は今年のレトロモビルに出ていたアルファロメオF11(と言う名前だったと思う)、3枚目はパリの蚤の市に来ていたシトロエンディアーヌのフルごネット、他にもざっと思いつくだけでもFIAT600ムルティプラや850のファミリアーレ、ルノーエクスプレス等々、数えきれないくらいの仲間がいる。いずれもコストと機能性を追求した結果とは思うがそれでも60年代までは設計者の意思とセンスによって全く違った結論が導き出されていたのは興味深い。こんな車達が街にあふれていたら最近の目じりがつり上がった車と違って人の心もうんと和やかになると思う。 もっとも最近ではヨーロッパの商用車も似たようなデザインが多くなってきており色も平凡な白が多いのはきっとコンピューターで最適解を導き出すのでみんな同じになってしまうのではないだろうか。僅かばかりの合理性より個性豊かなデザインの方がはるかに売れる要素にもなると思うが如何なものか?
昔、格好の悪い車は罪であると言う記事を読んだ事を思い出す。なぜならあれだけの大きな物がしかも自在に動き回って多くの人の目に好むと好まざるにかかわらず飛び込むのだから車は恰好よくしかも良い色でなければならない 、と言うような内容だったがまさに我が意を得たりである


2014年2月11日火曜日

シトロエンH(アッシュ)バン

 今回のパリの買い付けでラッキーだったのは今や”幻の”という形容詞が似合うようになったJRD製のシトロエンH(アッシュ)バンとトラックを2台も手に入れることが出来たことである。密かに期待はして行ったがレトロモビルの会場では見つけることが出来ず諦めかけていたところクリニャンクールの行きつけのショップで何と2台一緒に出ているところを発見、価格は決して安くは無かったが、かと言って大きなショーでたまに出てくるような天文学的な値段ではなく後の事はままよ(!!)とばかり思わず清水の舞台から飛び降りてしまった。正確なスケールは不明だが全長30cmを優に超す大柄な車体は実車よろしく波打った鋼板製で実に雰囲気が出ていて眺めていると思わず笑みがこぼれてくる。アンティークショップや移動ケータリング等に今なお絶大な人気を誇るこの車、1940年代後半からたぶん70年代後半ぐらいまで生産され少数ながら日本にも正規輸入されたはずだが今や路上で見ることはまずない。3枚目の写真はパリの蚤の市で見つけた実車でかなり大きいサイズだったのでボディ後半は特注かもしれない。最近の目がつり上がった車ばかりでなくこういった車が街中にたたずんでいると人の心も優しくなると思うのだが如何だろうか? 2台とも自分用のコレクションに加えたいところだがそれでは来月の食費もままならないので近日中にホームページのユーロピアンコレクション For sale に登場する予定、乞うご期待


2014年2月9日日曜日

パリの蚤の市

 パリの3大蚤の市についてはご存知の方も多いと思う。東の端のモントレイユ、南の端はヴァンヴ、そして最も有名なのは北の端、クリニャンクールである。いずれも毎週週末(土)、(日)そしてクリニャンクールは(月)もやっている。このうち写真1枚目のモンレイユは衣類や靴などが中心で当方のように古いおもちゃやオートモビリアしか興味のないものについては残念ながら時間の無駄、と思うが規模は大きく東京の大井競馬場で毎週開かれているスワップミートの数倍の規模はあるように思う。古着等に興味のある方には宝の山かも知れない。これに比べると2枚目のヴァンヴは様々な骨董やアクセサリーを売るお店が多く楽しい。日本人の観光客が多いのも特徴で右からも左からも日本語が聞こえてくる。お目当てのおもちゃや自動車関連のアンティークを売る店も何店かはあるが総じて価格は高く”おじさん、場所間違っているのじゃないの?”と感じるようなレトロモビルの会場や立派なショップと同じような値段を平気で言ってくる。不思議な物で自分の想定価格の1.5倍程度なら頑張って値切ろうと言う気になるがそれ以上の値段を吹っかけられると値切る気さえ起きないで”Good Luck"と早々に逃げ出してしまう。3枚目のクリニャンクールは少し様子が違って何百かのお店が集まっている(但し上述のように土、日、月しか開いていない)。地下鉄の駅から骨董街に行く途中にモンレイユのようなテントの市があってここがクリニャンクールと勘違いしそうだが本来の骨董街はそこを抜けた先にある。アンティーク家具屋さんが中心のようだがそれ以外の骨董を売るお店も多くおもちゃ屋さんも多くは無いが何店かあり
かなりのレア物もある。ここでは顔見知りのお店も何店かあり今回も散策中大雨が降りだしたので知り合いのところにかけ込んで雨宿りをさせてもらった(もっともその間色々と物色するので結局は多くの買い物をすることになってしまうのだが)。地下鉄の駅からの途中は物売りが声をかけてきたり日が暮れてからはあまり一人歩きはしない方が良い雰囲気だが骨董街の中は全くそんな感じは無く楽しい。日本や他のスワップショップと違って朝は割合ゆっくりで昼前から開けるところも多い。パリの蚤の市めぐりの出発点としてお勧めだと思う


2014年2月8日土曜日

パリ、レトロモビル



今年も冬のクラシックカーの祭典、パリのレトロモビルにやってきた。今や屋内で行われるクラシックカーイベントとしては世界最大と言っていいかもしれない。会場の広さではエッセンあたりの方が広いと思うがそこは花の都パリ、華やかさではこのショーに勝る物は無い 。ただ年々ショービジネス化し10数年前のような何があるか解らないようなワクワク感が無くなって来たのも事実、プロにより素晴らしいコンディションにレストアされた車達は無論一見の価値ある名車が多いが我々庶民には無縁の世界である。オートモビリアやモデルカーのコーナーもしかりで写真でしか見たことが無いような幻のアイテムも多く出店されていて目の保養にはなるが正直なところここは売るところであって仕入れるところではないと思う。聞けば出店料は小さなお店でも30万以上になるらしくそれでは価格が高くなるのもある程度仕方がないのだろう。もっとも会期が5日あるので1日あたりで考えれば入場者数とステイタスを考えればそんなに法外ではないのかも知れない。我々日本人にとってはさらに辛いのはアベノミクスとやらの悪影響で為替が18カ月前と比べると4割、昨年と比べても2割程不利な方向に動いてしまったことで新米アンティークショップの少ないマージンが吹っ飛んでしまったような感じ、それなら実用品ではあるまいし値上げすればよいのでは、と思われるかもしれないが値段に敏感なのはこの世界でも同じでお客様の目はシビア、そんなに甘いものではない。それでも遠路はるばるやって来て手ぶらで帰る訳にはいかず、今年は作戦を多少変更してかねてより知り合いの2カ所のお店に集中して交渉、写真にあるような手前みそかもしれないが何点かの面白いアイテムを手にすることが出来た。明日は一転して庶民の味方パリの蚤の市めぐりをしようと思っている。


2014年2月6日木曜日

雪の朝

 一昨日の夜から昨日朝にかけて大雪(!!)が降って我が里山も一面雪景色となった。雪国の方にはこの程度の雪で、と笑われそうだが関東地方ではこれでも一大事でラジオ、テレビのトップニュースである。これからパリのレトロモビルに買い付けに出かけるところで今成田空港のラウンジでこれを書いているが思い出してみると昨年のレトロも出かける前日が大雪で急きょ成田のホテルに宿泊した。その後パリからドイツに向かった時も大雪でどうやらレトロモビル=大雪のようである。
昨今の円安でお宝を探すのは大変難しい状況になっているがそれでも頑張って珍しい物を探したいと思っている。乞うご期待!!
ちなみにアンティークの買い付けに海外へ、と言うとまず間違いなく楽しそうでいいですね、とのお返事を頂く。楽しい事はその通りだが実態は時差ぼけの中重い荷物を背負って歩きまわる、肉体労働そのものでかなりの重労働である。いやならやめたら、と思うがそれでも行きたいのが正直なところ、体力の続く限り頑張ろうと思っている。




2014年2月4日火曜日

グッバイ サンク(5)&ツインゴ

しばらくの間ブログをサボっているうちに2台の可愛いルノー号とお別れする事になった。いずれも少し古い写真だが215号(これでツー、イン、ゴと読むのです?)は三重県在住の古くからの友人でフランス車ファンのところに嫁ぐこととなった。小さいのに乗り心地は立派にフランス車で実に快適、広い室内と可愛いスタイル、オシャレな内装とまさに傑作車なのだが辛いのは必ずに壊れる(!!)イージー自動クラッチと細かい部品の信頼性で当方もだましだまし乗っていたが6月の車検をどうしようかと迷っていたところに古くからの友人からお声がかかり二つ返事で嫁ぐことになった。新しいオーナーは古いフランス車に関しては100戦練磨で何とこの車を毎日の仕事の足に使うと言う有難いお話しで215号も幸せと思う。 
話は変わって少し先輩の5号(サンクバカラ)は悲しい報告をしなければならない。
この車も独特の乗り味とオシャレな内装で足代わりに是非キープしたい車だったのだが別のオーナーのもとにあった際にワイパーのリンケージとスターターが壊れて当方に戻ってきた。時間が出来たら直して乗ろうと一時抹消して置いてあったのだがスターターはともかくワイパーリンケージは厄介で部品取り車を見つけない事にはどうにもならない感じでそうこうしているうちにおかげさまでアンティーク業は忙しくなる一方で決心してお別れすることとした。215号のように新しいオーナーのもとに嫁いでいくのは良いのだがローダーに積まれて2度と帰ることのない旅立ちを見送るのはちょうどお葬式で霊柩車をお見送りする際の気持ちと同じで車好きにとっては本当に悲しい気分になる、
ごめんねサンク号!!

ルノー2台との別れには実は後日談があって近日中に4号(キャトル)がやって来ることになった。これについてはまた近日中に書きたいと思う。

2014年2月3日月曜日

JCCA New Year Meeting




またまた“だれにも負けない”意志の弱さ”を発揮してブログをサボっているうちに読者の皆様に新年の御挨拶を させていただく機会を逃してしまいどういい訳をしようかと考えているうちに2月になってしまった。"New Year ーーー”のタイトルを掲げる多分新年最後の催しがこれ、今年は慣れ親しんだお台場を離れて富士スピードウエイに移ったJCCA(我々の年代ではTACSと言う方がなじみがある)のニューイヤーミーティングに出店してきた。言うまでもなく国内最大級のクラシックカーイベントでありこれに来ないと新年になった気がしないと言うファンも多い。かく言う当方も雪の第1回から参加(第1回は見学のみ、2回目からはFIAT850でほとんど無欠席)していて”これだけは特別”の感が強い。さすがにFIAT850クーペでは販売の為の荷物が乗らないので一昨年からは2CVブルゴネットで参加している。で富士の印象はどうだったかと言うと来場者は心配されたよりは多かったように思うがさすがに広大な富士スピードウエイではちょっと広すぎて昨年までのような熱気が感じられなかった。加えて残念なことにちょうどイベント開催の時間帯だけ雨、で大いにやる気をそがれたのも事実、ピットで営業している仲間がうらやましく思えたが天気は主催者のせいではなく快晴だったら印象もすっかり違ってくると思う。
例年のように多くの旧友と”遅ればせながら明けましておめでとうございます”と新年のあいさつを交わすこともほとんどなくイベント終了後も例年のような充実感が無かったのも事実でJCCAでもサーキットイベントは別に富士や筑波で開催しているのだし個人的にはやはりニューイヤーは都会が似合うのかな、と思った。もはや知る人も少ないかもしれないが雪のプリンスホテルで行われた第1回の大会にペガソやマセラティ5000が現れた時の感激は30数年たった今も驚くほど鮮明に残っている。来年はどこで開催されるのか特にアナウンスは無かったようだがたとえ何処になってもこのイベントだけは元気である限り参加したいと思っている