前回に続き再度時代を反映したお話です。
最近ビアンキA112ジュニアを足代わりに使っています。 なんでビアンキかって? 何せこのエンジン勝手知ったる100Gシリーズ903CC,つまり私のライフワークたるFIAT850シリーズ後期型やパンダ初期型と基本的に同じな訳です(もっとも850とビアンキでは回転方向が逆ですが)。
これが903CCとは思えないほどよく走りしかもうれしくなるほど小食なのです。 普通に走って17-18KM、高速ばかりでしたら20KM超も可能です。もともと容量の小さいタンクは燃料ゲージの針が下1/4 程度になって満タンにしたって15L程度しか入りません。そんなバカなと思ってセルフスタンドでノズルの自動ストップを無視して継ぎ足していたら本当にあふれてしまいました。
このエンジン、デビューは1964年、なんと46年前の基本設計です。私のA112ジュニア自体も80年代前半の個体ですからもう25年以上も前の車ですが最近のエコカーもびっくりの低燃費を30年以上前にしかも走行性を犠牲にせずに実現していたのには驚きます。この時代のイタリア車はボディーの防錆処理の甘さであまり評判がよろしくありませんし我がビアンキもボディーについてはご多分に洩れずですが反面、さすがビアンキできびきびとよく走りますしシートの掛け心地は絶品、最近の軽とさして違わない小さいボディーは街中の使い走りにぴったりです。
毎日ヒステリックにエコが叫ばれていますが補助金を出してまで古い車を捨てさせ無理やり新しい車を買わせるのが本当に地球に優しいエコなのでしょうか? 私には何だか違ってるような気がしてなりません。
車に限らず古い道具を直しながら使い続ける、しかもこれがリッター20KMの経済車ならこれこそが地球にやさしい本当のエコではないでしょうか?
FIATおじさん
2010年1月8日金曜日
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A112っていうとアバルトばかりに目が行ってしまいがち。
返信削除そんなアバルトも本当に見かけなくなりましたが
更にジュニアとなると、ある意味本当に貴重ですね。
リトモあたりにも言えますが“素”って良いですよね!