2011年10月21日金曜日

グッドバイ プジョー309


昨日もちょっと書いたが数年間苦楽を共にした(?)プジョー309が群馬県の新しいオーナーのもとに嫁ぐことになった。地味な外観が災い(あるいは幸い?)して街中で注目を浴びることはまずないが元々多くない309の中でも5ドアは非常に数が少なく、中でも女性仕様車ブラン(モンブランのブランと同じで白の意味)は珍車、当方が所有していた数年間で同型車にはついに一台もお目にかからなかった。たくさんの方にお話をうかがい数年前まで浜松に一台と岡山に一台生息していたことが分かっているがいずれも現在は消息不明だそうでナンバー付きで生き残っているのは日本国内ではこの車一台だけかもしれない。 そんな309だがさすがフレンチブルーだけは例外で五指に余る方から”珍しいですネー”とお声をかけていただいたり写真を撮っていただいたりと嫁入りを控えた309もさぞご満悦だったであろうと思う。我が家にいた間に大きなトラブル(トラブル自体はいたって単純であるが原因を突き止めるまでが大変だった)はただ一度、ディストリビューターのオイルシール不良で多少オイルが漏れちょうどその下にある(多分)クランクセンサーがオイルで汚れて正しい信号を出さなくなってエンジンが時々始動不良になったことぐらいである。厄介だったのは”時々”起こることでディーラーに持っていってもちゃんと始動する為なかなか原因がわからなかった。原因を突き止めてからは半年に一度程度センサー周りを掃除してやれば全く問題はない。この車の最大の美点は当時のフランス車特有の猫足と快適なシートで比較的高速設定のオートマで山道を飛ばす楽しみはなかなかの物でツインカムとガチガチの足回りのD国やJ国のスポーツ車に対する強烈なアンチテーゼだと思う。
309が新しいオーナーのもとで幸せな生活を送ることを祈る!!

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