アーヘンのスワップミートを終えてその日の列車でパリに向かった。ブラッセル経由で Thalys と言う会社が特急列車を運行しておりアーヘンからパリまで2時間半ほど、1st Class なら途中でワインと簡単なディナーが出てきて変更不可の事前予約なら¥12,000程度、これは悪くないと思う。1枚目の写真はブラッセル到着直前の車窓の風景でこうして写真にしてしまうと面白くもないが実はブラッセルは30数年前初めてヨーロッパの地を踏んだところでグランパレ広場に立った時の感激は今もはっきりと覚えている。8時過ぎにパリに着いてタクシーでいつものクリニャンクールのホテルに直行、何事も清潔で整然としたドイツからくると僅か2時間電車に揺られるだけでこの変わりようは何だ、と思う。
ホテルに関しては最近は ibis と言うビジネスホテルチェーンをよく使っている。アメリカ系の大手ホテルは快適ではあるが大都市中心部は驚くほど高くて手が出ないし古いヨーロッパのホテルに泊まるとベッドが(大の男がどうやって寝るのかと思うほど)小さかったりエアコンが十分でなかったり不便が多い。そんな中でこの ibisu (イビスと読むらしい)と言うホテルチェーンは最近の日本のビジネスホテルチェーンと同じで贅沢さは無いが安価で快適、ネットも無料(今は無料が常識と思うがヨーロッパではマリオットクラスでも1日10-20ユーロ取られることが多い)でお奨めである。 で本題のパリの TOYMANIA に戻ると年に2回パリ北西部の Porte Maillot と言うところにある Palais des Congres de Paris と言うところで開かれる古いおもちゃのスワップミートでアーヘンと比べると多少レパートリーが広く鉄道模型や人形も多く見かけた。出店者のレベルは高く素晴らしいものが多いが価格もそれなりで日本で買うよりも高いものが多い。それでもなじみの業者が何人かいて再会を喜び合う。中でも一番気が合うのはモナコ(!!)からきている老夫婦がやっているお店で今回もほとんど彼らのところにお世話になることにした。2枚目の写真がその一部で50-60年代にフランスの GeGe や DS Richard のモデルをかなり確保出来たのでお楽しみに。 3枚目はクリニャンクールの一角で当方は多くある家具や食器類のアンティークショップには目もくれずここでも3-4件あるおもちゃ屋さんとキーホルダーを専門にやっているお店に直行、ひたすらお仕事(そうです、これは私の仕事なのです!!)に精を出した。足を棒にして歩き回ってホテルに帰ってテレビをつけるとモナコGPをやっていた。フランス語なので何を言っているか全くわからないがニコ ロスベルグが見事に勝利した。モナコには数々の名勝負が語り継がれるが雨のモナコを非力なトールマンで誰よりも早く駆け抜けた若き日のセナの事をふと思い出した。
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