5日の金曜日、長野県のラリー銀座(乗鞍高原周辺と美ヶ原高原周辺)で4日、5日行われた Legend of the Rally 2018 というイベントを観戦に出掛けてきた。その名の通り1960年代後半から70年代前半のラリー黄金時代にレジェンドたちが1泊2日のコースで競うという催し、これは見に行かない手はない。実はつい数日前に友人にこんなイベントがあるよ、と教えてもらって初めて知ったのだが調べてみると今年が
最後になるようである。
3枚の写真は当時のSSのいわば3強で一番上はご存知篠塚建次郎、安定感では断然群を抜いていた。今回はギャランではなく一時代前のコルト1000での参戦(三菱ワークス時代は多分この車では走っていないと思う)だった。2枚めはヤビツ峠の主・リトルジャイアント、綾部美津雄選手、27レビンでの華麗な走りは今でも鮮烈に覚えている。つい最近まで現役で活躍されていたので若いラリーファンでもご存知の方は多いと思う。そして3枚目は当時日本最速のSS男として知られた横文こと横山文一
選手、当初多分サニー1000で頭角を現しその後510、更に一時期はスバルワークスにも所属していたと記憶しているがとにかく何に乗っても強烈に早かった。最後の年にドライブしてチャンピオンになったのが240Zだった(2リッターだったかもしれない)。お三方とも当時はいわば雲の上、神様よりも偉い存在で親しく話をさせていただくなぞ恐れ多い感じだったが写真を取らせてもらってもいいですか、と恐る恐るお尋ねしたところ実に気さくに応じてくださった。以前にも書いたが私、その当時静岡でラリーのコース作りやオフィシャルをしていた関係で練習量だけは豊富にあってローカルラリーでは何度か優勝できたがいかんせん運動神経ゼロ、体力常人の半分、資金力なしの3重苦でこれらのレジェンドと戦うレベルまではいけなかったーー篠塚選手とは同じSSで何度か競ったが1分で1−2秒程度の差があった。競技をやっている方ならその差が何を意味するかすぐお分かりと思う。もうちょっとだけ運動神経がよかったら今頃は、とつくづく思う。
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