2010年11月30日火曜日

やったね! お立ち台の真ん中だ !!

 28日の日曜日、大磯は多少風が強いものの幸い好天に恵まれ一日タップリ古い車と遊ぶことが出来ました。伝統のSHCCヒストリックカージムカーナ、今回は特にFIAT850をフィーチャーとあっていつもにもまして力が入りました。 当日集まった850は全部で8台、スパイダーが4台、クーペ2台、ベルリーナ2台、これだけ集まるとあちこちですぐ車談議が始まるのは同好の志の集まりならばこそ、苦楽を共にしたオーナーならではのコアな会話があちこちで始まっていたようです。
さてジムカーナはというと、今回はAクラスとは別に850クラスとして独立したクラスが設けられたそうで、と言うことは目標にしていたAクラス赤の1番ゼッケン奪還は戦わずして次回に持ち越しに、まあ850クラスの中ではーーーと多少の余裕も見せるもこと競争と名が付けば”世の中そんな甘いもんやおまへんでー”と神の声、気合を入れ直して精神統一、アクセルを床も抜けよとばかり踏みつけ、ギア鳴りも今日だけはゴメンと電光石火のシフト、まあまあの感じで1本目を終了、2位とは約2秒差、ちなみにAクラスの宿敵S600に1秒差で勝ってるものの、今回どう鼻の油を刷り込んだのか急に速くなったフロンテに何と3秒近くも離されているではないか!! 
ジムカーナに限らず、車で競争をやっていると1秒差以内であれば2本目に猛烈にファイトが湧いてきて実力以上のタイムが出ることもあるのですが3秒というのはやる気を無くさせるに十分なタイム差、ハイどこをどうやっても同じ車に乗っている以上勝ち目はありません。今回はAクラスで走っている訳ではないのでまあいいか、と自分を納得させて2本目に集中、で結果はどうだったかと言うとはい、3枚目の写真をご覧ください。 どうです60を過ぎたおじさんがこんなハッピーな顔で得意満面、わが世の春!!といった感じでしょう。 若いの、もっと修業して早く追っかけてこい!!(まあ大体こんな偉そうなことを書くとロクなことがないのですがつぎに負けるまでの間、いいじゃないですか)  

2010年11月25日木曜日

今週の週末は大磯ロングビーチに集合!!

年2回のSHCCヒストリックカージムカーナが28日の日曜日大磯ロングビーチで開催されます。 前回は張りきりすぎて珍しくも大スピン、悔いの残る戦いでしたので今回は雪辱戦、Aクラスの赤の1番ゼッケン(つまりディフェンディングチャンピオン)を挽回すべく入れ込んでいるところですが加えて今回は何とFIAT850特集で850が10台前後集まるとのうわさ!! さすがにこれは850歴30数年のFIATおじさんとしては負ける訳にはいかず、よしそれではと急遽ブレーキディスクを交換、キャリパーをオーバーホールすることにしました。実は先日パッドだけ入れ替えた際に少しオイルが漏れていたのとホースに亀裂が入っているのを”見てしまった”のですがその時はとりあえず”見なかった”ことにしてパッド交換のみで済ませていたのです(古い車をいじっていると皆さん“見なかったことにしよう”と言うのは経験あると思いますが)。でもって今回こそ早めに準備と2-3週間前から焦ってはいたのですがお尻に火が付いてこないと始めないのは幾つになっても同じ、やっと昨日から作業にかかりました。古い車ですので始めるといろいろな予定外の出来事が発生、例えば左前輪のホイールベアリングがカジッているのを発見、これはさすがに見て見ぬふりはまずかろうと交換を決意、ところがホイールベアリングは先日売れてしまって在庫がないではないか(!!)、思わず車が間に合わず”取りあえず完走だけ”の最悪の事態が頭をよぎりましたがそこは850、わが家に他にも2台あるではないか、で早速、内1台のベアリングを外すと問題なさそうでホッとして組み付け、他にもいろいろありましたが風邪で最悪の体調に鞭打って何とか片側が終了、明日反対側を組み付けてエア抜きをすれば多分(?)大丈夫と言うところまでこぎつけました。
ちなみに私の長年の経験からジムカーナに勝つための法則です。
1)準備万端、余裕たっぷりはロクなことがない。ぎりぎり間に合った、の方が結果が良いことが多い。
2)未検証なものをトライするより基本に忠実に車本来の力を引き出す努力をすべき
3)1本目から気合を入れて行くこと、、まずタイムを出しておいて2本目に本気でーーなどと考えるとロクなことがない。事実1本目のタイムで勝敗が決することがかなりある。
4)スラロームは一本目のパイロンの入り方が全て、ここをスピードをあげて入れるようにその前でタイムロスしてもスラロームをリズムよく走り抜けた方が圧倒的に速い
5)スタート前の精神集中!!
本当はまだまだあるのですがあまり公開してしまうとまずいのでこれぐらいで

それではみなさん大磯でお会いしましょう!!


2010年11月19日金曜日

新しい(?)Automobilia 入荷

先日の日記に”お蔭さまで最近Automobiliaの売り上げ好調”と記しました。これらの商品は自分で買い付けに出かけたとき以外は大半がアメリカの某オークションで発掘し月に一度程度まとめて日本に送ってもらったり誰かが出かけた時には無理を言って持って帰ってもらったりしています。今日友人が持ち帰ってくれた荷物がスーツケース一杯届きました。
オークションでの仕入れの場合、届くまで自分の買ったものを見ていない訳で新しく着いた荷物を開けるときのワクワク感は幾つになっても同じ。これって小さな子供がクリスマスや誕生日のプレゼントを開けるときのあの気持ちそのままですね。 お蔭さまで回を重ねるたびに "Pleasant Surprise" が増え "Disapointment" が減ってきているようですがそれでも今でも時々“ハズレ”もあります。そんな時はこれも授業料と割り切って早めに“訳あり”で安く処分してロスを最小限に食い止めるようにしています。一方予期せぬ掘り出し物も情報が発達した今でも時々あります。下に示した写真の中にも“エッこれがこんな値段で!!”と言うアイテムが2,3含まれています。 どれがそうかは今後のお楽しみ、順次某オークションと我ホームページにアップしていきますのでお楽しみに。オークション出品前に”俺によこせ”というものが目に付きましたら読者の方には特別に(?)相談に乗りますのでご一報を。

2010年11月15日月曜日

またまたフランス娘登場!!

少しご無沙汰しました。決して惰眠をむさぼっていた訳ではなくお蔭さまで某オークションのアンティークが売れ行き好調で出品から出荷まで大忙し、うれしい悲鳴をあげていました。そんな折、友人のY氏から、身寄りがなく捨てられそうな可哀そうなフランス娘がいるんだがーー との連絡、聞けば今度はちょっとグラマーなとびきり手がかかる我儘娘、そうシトロエンXM嬢。 この車BXと共に素人が最も手を出してはいけないシトロエンとのもっぱらの評判、でもそう聞くとよけいにチャレンジ精神がわいてくるのが世の常ではあります。実はこの話、車山詣での直前に入っており現地でXMのオーナーを見つけて話を聞いてみるといかにも憐れむような目で、”そうですか幸運を祈ります”とのお言葉!!
それでもとにかく会いに行ってみるとこれがなかなかの美人、取りあえず検討しますとは言ったものの会ったら最後、答えは決まっていて2-3日後には車載に積まれてわが家にやって来ていました。バッテリーを充電してエンジンをかけるとペッタンコだった車体がスルスルと持ちあがり庭の中で少し走らせてみたらこれが本物のシトロエン、セルフセンタリングのステアリング、ペダルでバルブを開くだけのブレーキなど最近の無国籍車と違いもろにシトロエンしている最後の車でしょうか? まともなのはエンジンだけと以前聞いたことがありますが面目躍如と言ったところでしょう。ラッキーなことにあまり期待していなかった電気系も取りあえずOKのようでセントラルロック、パワーウインドー、サンルーフ、シートアジャスター全て順調に動くではないですか!? ちょっと末恐ろしいくらいパワー何とかが付いています(ヨーロッパ車はあまりこれをやらない方がいいと思うんですが)。スペックを見るとV6,3リッターで最高速度220KM、ちょっとラテン的楽天主義のようにも思いますがこれで高速を飛ばすと確かに気持ちよさそうです。車検を取る気であれば一発でOKのような感じで自分で乗るか里親を探すか迷うところですがどなたか興味のあるう方おられましたらお知らせください(値段は”パパのお小遣い”で買えるほどです)

2010年11月1日月曜日

雨にも負けず --- ”フレンチブルー参戦記”

先週末は恒例のフレンチブルーミーティングが車山でありプジョー309にありったけのオートモビリア(わかりやすく言えばガラクタ!?)を積んで出店して来ました。木曜日頃から天気予報は台風の直撃予想、究極の晴れ男のFIATおじさんも今回ばかりは観念して2日間晴れという虫の良いお願いは引っ込めてお天気の神様と取引の作戦ーーー土曜日は雨を降らせても良い代わり日曜は絶対晴れさせる事、と言うことで取引成立(?)、台風による大雨の中土曜日朝から出陣、走り出してすぐこのプジョー、ヒーターが効かないことを発見、まあ何とかなるでしょうといつもの楽観主義でそのまま行くことに(いまさら身動きがとれないほどの荷物を乗せ換える気などまったくなし!!)。ところが何程も走らないうちに窓が猛烈に曇ることに気が付き最初はウエスで拭いていたものの追いつかず、エアコンは良く効くのですが暖かいエアーミックスが働かないということは凍るような冷風をどんどん吐き出してくる訳で最初は我慢していたもののそのうちあまりの寒さにジャンパーを着て手袋をして運転する羽目になりました。普段ヨーロッパ車のエアコンの悪口ばかり言っている祟りでしょう、猛烈に良く冷える事、ハイ、ヨーロッパ車のエアコンも寒い時は良く効くこと間違いありません!! それでも11時過ぎには車山に到着、雨と霧と寒さの中、結局土曜日のスワップミートは断念して日曜に賭けることに。 天気予報も日曜午前中は晴れ、夕方から雨と言うことでお天気の神様との取引どうりのストーリーに。 友人のO氏にも明日は晴れ間違いないのでぜひどうぞと自信を持ってお誘いしました。
明けて日曜日、霧雨の残る中、店の準備の為7時過ぎには会場へ、そろそろ朝日が差してくるハズが一向に雨はやむ気配なし、そのうち晴れるだろうとの思いもむなしく結局終了時間の午後3時過ぎまでずっと雨は降り続きました。それでも熱心なフランス車ファンは続々と車山に集まり売り上げもそこそこ、珍しい車をたっぷり見て楽しく充実した一日ではありました。 最後に“ちょっといい話” と”とびきりのいい話”をご紹介します。
“ちょっといい話”:超希少車である309ブランも地味な外観故、普段は気付く人もないのですがさすが車山のセンターパーキングに駐車しておくとひっきりなしに写真を撮られる人気車に、会う人毎に“珍しいですね”と声をかけられ“そうでしょう”と309もちょっぴり自慢顔になったように見えました(これでご機嫌を直して帰りはヒーターが効くかと思いましたがやはりだめでした)。

“とびきりのいい話”:前泊したペンションで一緒だったファミリー、2CVで一家4人で車山詣で、2CVで山登り大変だったでしょう、と聞くと、”はい大変でしたと涼しい顔”、大の大人4人ではさすがに上らなかったそうです。 そこでこのファミリーどうしたと思います!? なんと中学になった子供2人はバスに乗せてあとの二人で山頂まで登ってそこで子供たちを拾って車山まで来たそうです。お母さん曰く、子供が小さいうちは4人でも何とか登ったんですがネー!! 車離れが叫ばれる昨今、2CVファミリーのファイトに乾杯、きっと中学生のお子さんもとびきりのエンスーになってくれることでしょう。