2012年8月22日水曜日

アメリカ農業事情

 
ぺブルビーチやカーメルの町にいるとお金持ちばかりが住んでいるような感じがしてくるが車で10分も走ればここはカリフォルニアの大地、近郊野菜や果物の一大産地である。ヒストリックカーウィークの間近くのホテルは価格が高騰しまた大半はリピーターによって1年前から予約されてしまっているので私はいつも40マイルほど離れたサンノセのすぐ下、モーガンヒルというところに宿を取り毎日片道40分の“通勤”をするのだがこの間が上記の近郊野菜の産地であり特に今は収穫の季節らしく多くの人でにぎわっている。スクールバスが畑の中で後ろに何やら箱のような物をつなげて止まっていて最初は何かと思ったが実はこれ、出稼ぎの労働者を載せて移動するバスで後ろにつないでいる箱のような物は簡易トイレだそうである。アメリカの大規模農業は全て機械化されているのかと思いきや特に野菜や果物の収穫はそうではないようで家族だけでは手が足りず、メキシコや中南米からこの時期は多くの出稼ぎが来て収穫を終えて農場から農場へと移動してゆくのだそうだ。近くのサリナス(あのジェームスディーンが事故死するときに向かっていた街)には農業で大成功をおさめた日系のO氏がおられるそうでアメリカの農業事情、少し様子が分かって来るとなかなかおもしろそうである。ちなみに今年は中西部が大干ばつで小麦やトウモロコシの価格が高騰しているそうである。

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