昨年の秋、フレンチブルーに出かける途中、中央高速長坂インター手前で2CVが突然パワーダウン、しばらく走行しているうちに症状はだんだん酷くなりインター手前100m程でついに息絶えてしまった。我が家にやってきてから数年、大した整備もせずに酷使してきた報いかフレンチブルー3度目の挑戦にしてついにリタイアとなってしまった。片肺になってしまったがエンジンは回る、さらに路肩で息絶える直前まで動いていた(つまり電気とガスは
OK)ことから路肩ですぐ治るようなトラブルでは無い、と判断して車載で帰還、フレンチブルーの出店はたまたま家にいた娘にベンツ280Vで救援に来てもらい荷物を載せ替えて無事終了した。でトラブルは何か、ということだがエンジンは回る(焼き付きではない)、だんだんとパワーがなくなって最後は片肺になった、ということからピストンリングが1本折れたのでは、と推定した。友人からあとバルブの可能性も
あるね、とも教えられた。以来数ヶ月、惰眠を貪っていたが春のイベントシーズンも近づいてきてやっと重い腰を上げてバラシ始めた。この車、順を追ってバラしていけばどこにでも手が届くようにはなるがそこに至るまでが結構大変で時間がかかった。やっとの思いでヘッド、ライナーを抜いてみると(そうです2CVはヘッドとライナーが抜けるのです)、あれれ?ピストンとリング、バルブはなんともないではないか!?そこでもう一度抜いたプラグをよく見るとなんと中心電極が陥没しているのが見つかった。つまり最初少し陥没して多少ミスファイア気味になり無理して乗っている間に陥没が進み片側シリンダーが完全に死んでしまった、ということ。医者の不養生、という言葉があるが、そうです私、もとスパークプラグ屋なんです!! 人生思い込みはいけません、基本どうりスパークプラグから点検していれば5分で治ったトラブルでした。まあせっかくここまでバラしたので幾つかの部品をこの際交換してリフレッシュすることにしました。はい、何事も前向きに考えましょう!!
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