2010年7月27日火曜日

医者の不養生?

昨日のBMWに続いて今朝はわが家の農耕車,
ルノーツインゴのエンジンがかからないトラブル(写真の青い方の車です)。
この車、奥方の毎日の足として畑仕事の道具一式を積んで大活躍、そういえば最近エンジンをかけてすぐにエアコンを入れるとエンジンが止まってしまう、たまにかかりが悪い、等の訴えがあったのですがどうせ毎日チョイ乗りばかりでプラグがかぶってきた程度だろうと思っていました。事実先日かからないと言うのでアクセルを一杯踏んでセルを回すと一発で始動、それではカブリをとろうと裏山で少しエンジンを回してハイこれでOK、一件落着にしていました。 ところが今回はアクセルを踏もうがあおろうがたまにブブッと来るのですが後がどうしても続きません。この車横置きエンジンで3番4番のプラグは簡単に抜けますので点検するも特に異常なし、しいて言えばこれだけセルを回したのにプラグが全く濡れていない、つまりガスが来ていないってこと? ただ経験から言うとガスが来ていない場合は時々ブブッとハゼることはなく原因はどう見ても電気と思えるのですが。 時間が迫っているのでとりあえず別の車に乗り換えて所用をこなし午後に再挑戦、まずデスビを点検するも異常なし、それでは意を決して手の入りにくい1番、2番のプラグを何とか抜いてみてびっくり、デポジットがひどくついてほとんどギャップがない状態(!!)、少しデポジットをとってみたのが写真の状態、何だか碍子先端がオーバーヒートして溶けているようにも見えます。 このデポジット典型的なオイルデポジット、つまりオイルコントロールに問題があってオイル上がりしている時に出てくるデポジットに見えますがでも1番、2番同時にそんなことが起こる(?)、それに回転をあげてもマフラーからは特にオイルが燃えているような排ガスは出ないし(??) それではプラグがオーバーヒートして溶けかかった状態? このツインゴ、指定はたぶん5又は6番相当程度の熱価と思いますが今は某国産メーカーの4番を入れています。ちなみに私、これでもプラグを生活の糧として30年間働いてきた身、1-2段階指定よりも焼け型は十分承知していますが奥方のチョイ乗り専用、この程度の方が良いだろうと入れたものです。このプラグのワイドレンジの実力はたぶん日本中の誰よりもよく知っているつもり、裏山で多少頑張った程度で溶けるとは到底思えません。 ということで根本的な原因は断定できていませんが結果として1,2番プラグの不良(某メーカーの名誉の為に、決してプラグのトラブルではありません。熱価選定ミスかオイルコントロールのトラブルです)が原因の始動不良でした(一本だけならたぶんかかるのですが2本アウトでは時々ブブッと来ても続かないのは当然でしょう)。 プラグはやはりエンジンの中を見る最大の手掛かり、面倒がらずに4本きっちり点検すべきでした。 それでもここまで文句も言わず頑張ったツインゴにお詫びに新品のイリジウム4本を奢ってやりました。 古い車に乗っているみなさん、定期的にプラグの点検をしましょう!!

2 件のコメント:

  1. たしかに、プラグは整備点検の入り口です。
    タイヤは外観が見えるのですが、プラグはサボっていると、こういうことになりますね。
    ご本職の方でも!と、参考になりました。
    それだけ使い倒す乗り方が、本来の大衆車でもありますね。
    マニアの方は、外観ピカピカで、動かすと本調子でない車もありますが、うちの850はいまは、イッパツ始動、加速もいいです。

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  2. 僕のAlfaSpider 昨年の6月に来て早1年が経ちましたがプラグはまだ診てません。
    早速点検しようっと!

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