2016年6月15日水曜日

Cox スロットカー


我々団塊の世代のクルマ好きなら誰しも一度は経験したに違いない遊びがスロットカーレース、6−8コース程度の溝を切った全長20−30メートル程度のコースをモーターを取り付けたスロットカーが走りコントローラーでスピードをコントロールしてコースを飛び出さない範囲でできるだけ早く走らせるのだが慣れてくるとテールを適度に滑らせながらドリフト姿勢で高速コーナーを抜けることができる様になる。当時はいわゆるスポーツカー黄金時代でフェラーリやフオードGTからデイトナコブラに至るまでありとあらゆるクルマが走り回っていて 1/1の実車など夢のまた夢であった自動車小年の心を熱くした。当時国産のモデルも出始めていたがまだ主力はレベルやモノグラムのアメリカ勢、モノグラムのモデルは出来が良いものの価格もレベルの3倍程度してポケットの軽い少年にはなかなか手が出なかったのを覚えている。当時の最高級モデルが写真に示すCOX製でなんとシャシーとホイールにはマグネシウム合金が使われサイドワインダーと呼ばれるモーターからギアを介して直接後輪を駆動する方式を取っている。写真はそのCOXスロットカーの中でも人気の高いシャパラル2Aと2Dである(これ以外にもテールウイングが稼働する2Eがある)。テキサスの石油王ジム ホールが情熱を燃やしたシャパラルはまさに独創性の塊の様なレーシングカーで今ではバックにGMがついていたことも知られているがたった1台で(2Aの頃は2台出場することもあった)フオード軍団やフェラーリ、マクラーレン、ローラなどのヨーローッパ勢に猛然と襲い掛かる姿は何よりもかっこよかった。年をとると少々の物事に感激しなくなるが数年前ラグナセカで現存するすべてのシャパラルとジム ホールを間近に見たときは鳥肌が立つほどの感激を味わったのを思い出す。

1 件のコメント:

  1. 2016横浜ホットロッドショーでFORD GT40 1/32を購入させていただいた長屋というものです。ちょうど私と同じ世代の方かと思います。車がすきでとうとう、レーシングカーを作っていた三村けんじさんに師事することになりました。数年前までお世話になっていました。いまはバイクのヘルメットを作っています。ホットロッドショーではヘルメットを売ってました。これからもよろしくお願いします。 

    返信削除