2011年4月11日月曜日

Made in "Occupied Japan" vs "US Zone of Germany"

 手元に数台のちょっと古いブリキのミニカーがある。写真の手前3台の内赤いモデル2台がメーカー名は不明だがいわゆる"Occupied Japan"物、真ん中のグリーンはドイツの Schuco 製でこれも "US Zone of Germany", 共に敗戦からの復興が始まったころの作品である。後ろのバスは少し後の時代になるが割合有名なモデルでヨネザワの50年代後半の作品、右端の小型のモデルはブリキではなく Pod Metal と呼ばれるダイキャストのはしりのようなモデルで1930年代のアメリカのバークレー(Barclay) の作品である。いずれも独特の深い味わいのあるモデルであるがOccupied Japan のプリミティブな構成と比べるとやはりシュコーモデルの出来の良さが光る。ドイツ職人の腕前は戦後の混乱期でも健在だったのだろうか?このあと数年のうちに Made in Japan は飛躍的に腕前を上げかのマルサンのキャデラックをはじめとするブリキのおもちゃがアメリカ市場を席捲することとなる。





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