2011年1月13日木曜日

Eタイプの里親募集中

数ヶ月前にこの2年半ほどの間連れ添ったEタイプを手放す、という一大決心を日記に書いた。 その後雑誌のバザールにも登場し何人かの方からお問い合わせを頂いたが未だ嫁ぎ先は決まっていない。決してEタイプが嫌いになった訳ではなくむしろその反対で美しく精悍なスタイルを見るたびやっぱり手放すのはやめようかな、と心は揺れ動いていて、従って売る努力も嫌々やっているような状況なので里親が決まらないのも当然かもしれないしそれを嬉しく思っているのが正直なところかもしれない。 
そもそも昭和24年生まれのFIATおじさんにとってEタイプは青春時代の夢のまた夢、それをこともあろうに所有するなどと言うことは当時は夢にすら出てくることのない別世界の車であって、それが親切な前オーナーのひと押しに助けられて“掃き溜めに鶴”のごとく我が家にやってきたのがもう3年近くも前、最近では朝に夕に”それを手放すなどと言うことは罰あたりも甚だしい、けれども残り時間は少ない、遊び急ぎをしなくては”と悩み(?)は深くなる一方である。 

そもそもこれを手放そうなどと罰当たりなことを考えた理由は趣味で始めたアンティークショップが楽しくこれにもう少し投資をしたい、それといつも書いている限られた時間でもう少し他の車も乗ってみたい、といったところ 里親の条件は唯一つ、車が好きでいい人(これって前オーナーの受け売りですが気持ちは一緒です)。

値段は250万応談、と言ったところでしょうか? 読者のみなさん、お友達、お友達のお友達、ちょっと勇気を出してビッグキャットと生活してみませんか? 詳しくは当ホームページの趣味の車For Sale のところのEタイプをクリック、或いは090-2406-6030 までお願いします。

2011年1月11日火曜日

雪の朝

1月10日成人の日、朝起きたらびっくりあたり一面雪景色ではないか!!

天気予報では晴れと言ってたし交通情報でも裏日本や東北はともかく少なくとも関東地方では雪で混乱しているとは一切触れていない、なのになぜ??
そもそも築40年の古民家たる我が家は断熱材などと言うものの無い時代の産物、しかも絶対に一酸化中毒になる心配がないほど隙間があり猛烈に寒い、以前住んでいた大磯から車でわずか20分とは到底思えないほど差がある(少なくとも体感ではそう感じる)。もっとも大磯が恵まれすぎているのかもしれないが。
雪が降ったと言っても信じてもらえないといけないのでとりあえず証拠写真を2枚、雪国の方には何を大騒ぎしていると笑われそうだが湘南地方に雪が降るのは間違いなく大事件なのである。それでもありがたいのは空の色、見事な青空で午後には大半が溶けてしまった。


元ラリー屋で雪は大好きなれどあまりの寒さに耐えかねて(いささか遅ればせながら)薪ストーブ導入計画を進めている。あと1週間もすれば我が“埋もれ木の宿”も劇的に変わるハズなのでそれまで凍死しないよう頑張ることにする。みなさんストーブが入ったら遊びに来てください。

2011年1月5日水曜日

グッドバイ エクスプレス !!

先日のXMに続いて今度はエクスプレスが嫁いで行くことになった。 嬉しくもあり寂しくもあり、花嫁の父の心境をひと月の内に2度も味わうことと相成った。
このエクスプレス、わが家にやって来て半年足らず、大きな荷物室にアンティークをぎっしり詰め込んでイベントに一緒に出かけようね、と言いつつその約束も果たせぬまま、先日はちょっとわがままを言ってチャージランプが付きっぱなしになったが親切な電装品屋さんに助けてもらって無事解決、ご機嫌を直してのお嫁入りとなった。
サンクに大きな箱をくっつけただけなのになぜかオシャレ、代官山や自由が丘で乗っていてもはたまた田舎で野良仕事の相棒に使っても不思議と絵になり、それでいて驚くほどの荷物が積め実用性が少しも犠牲になっていないところがすごい。 そういえば名前も忘れてしまったがスズキが一時期アルトをベースに似たようなコンセプトの車を作っていたっけ。
新しいオーナーは何と難易度”A”のシトロエンCXを自分でメインテナンスしながら実用に使っておられるすごい方、きっとエクスプレスも幸せになるでしょう。 今まで何にもしてやれなかったお詫びに最後の日はお化粧をして温かい(?)屋根付きのガレージに停めてやりました。
グッドバイ エクスプレス、 XMと同じくまたきっと遠からぬうちに出会いがあるような予感がする。

2011年1月3日月曜日

初夢

正月に縁起の良い夢を見ると幸運がやってくるそうである。 車好きならさしずめ都会の喧騒を離れたお気に入りのガレージで愛車と過ごす至福の時間、心地よい音楽に温かいアフタヌーンティー、と言ったところが初夢のセットメニューではないだろうか?年末帰省の途中、関西の某所にてこんな夢のようなガレージを拝見した。 1枚目の写真、これを見てすぐに車名が言い当てられる方は(もし開催されればだが)CAR検1級挑戦資格差し上げます。 FIATおじさんもカークレイジーを50年以上やっているが実物を見るのは多分初めての経験、想像より二回りほど大きかったがその存在感はさすがだった。またドアの立てつけの良さは驚異的で歴代のメルセデスセダンのそれと変わらない感じと言えばお分かり頂けるだろうか、50年代のイタリアにこんな技術があったとは、恐れ入りました。                                                                                                                                                                  もう一枚の写真がまたすごい、日本人の発想では絶対に出てこないような何とも挑戦的なデティールながら全体はエレガントにまとまっている。
田舎に突如現れたここだけは別世界のような静かで幻想的な風景の中、こんな車と過ごす素敵な休日、お正月前でしたが“おじさん”の初夢はこれで決まり、夢を実現する為に今年もがんばります!! 

2011年1月2日日曜日

明けましておめでとうございます

読者の皆さま、あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年末年始にかけて例年どうり和歌山に帰省してきた。 既に親は無く、1人っ子故帰る家も無い、よってホテルで年越しとなるわけで、何でそうしてまでと思われるかもしれないがここ40年余り31日夜は友人と麻雀をやり、除夜の鐘と共に初詣が恒例となっている。 それになぜか故郷の風は温かく2泊1日のあわただしい旅でもすこぶる居心地が良い。
写真はホテルの窓から見た1月1日の和歌山城、幼き日の我が庭である。

例年2日に神奈川に戻るのだが今年は2日に大磯で古い車の集まりがありそこに出店予定なので1日に和歌浦東照宮に初詣を済ましてその足で帰ることにした。大雪の影響が心配されたが名阪国道は雪景色の中ながら道路はセーフ、さすがに元日午前中は車も少なく、第2名神が出来て以来渋滞の激しい東名阪もノンストップで突破、これは記録更新かと目を三角にして、”法の象徴”とも適当に折り合いをつけながら激走(?)、あとは岡崎さえ無事突破すればーーー と思い始めた矢先名古屋湾岸道、刈谷あたりで無情にも”この先渋滞3KM”の表示、あとは雪だるま式に渋滞の距離が増え、記録更新の期待はもろくも崩れ去った。パーキングに寄って渋滞対策を済ませあとは睡魔と闘いながらのドライブとなったがそんな中で由比のあたりで見事な赤富士を見ることが出来たのは収穫、最後に御殿場の先事故渋滞とかで箱根を越えての帰還と相成ったが今宵の箱根はガラガラに空いていてペースの速い2台と渡り合いながらそれでも6時過ぎには到着、6時間30分程度で500KMちょっとを走破、悪いペースではなかったでしょ!? 元日の朝ホテル恒例のおもちを食べてから出ようとしたのが間違い(?)で7時頃に出ていれば絶対5時間を切れたと反省している(いい年をしてーーー)。 今年も "Young at Heart" のFIATおじさんをよろしくお願いいたします。