2012年2月21日火曜日

アルファスパイダーの里帰り

先週の金曜日、2年半ほど前に嫁いでいったアルファスパイダーが見違えるほどきれいになって里帰りしてきた。このスパイダー、その当時も女性的な美しいピニンファリーナのスタイルとそれに似ず豪快なフィーリングで大変気に入っていた車であるが今こうしてさらに磨きがかかってやって来ると一段と魅力的に見える。現オーナーは洒落者で寒風をものともせずオープンの状態でやってきたのがうれしい(ちなみに写真のごとくこの日の朝は2日連続で雪の朝だった)。やせ我慢の奨めではないがオープンカーが似合うのは実は(多少の防寒装備は要るが)真冬の晴れた日で足元からヒーターをガンガンかけ寒風の中を飛ばす快感は何物にも代え難い。
このアルファ、シリーズ3で既にインジェクション化されているがそれでもエンジンがかかる時のフィーリングはまさにアルファツインカムでさあ行くぞ、という感じにさせてくれる。ボディサイズに比べ室内はいたって狭くまさに彼と彼女の2人の為の空間と言った感じでシートの間隔も狭く大柄な男2人ではいささか狭いと思う。考えてみればアルファスパイダーは今が旬かもしれない。つまりユーノスロードスターではちょっと物足りない、かといってこれより古いオープン2シーターを実用に使うのはいささか不安が残る、しかもそれだけで存在する価値ありの美しいスタイル(初代デュエットならなお良いがそう簡単には手に入らない、従って比較的安価なシリーズ3あたりがお奨め?)と三拍子そろった車はなかなか無いのである。それでも20年以上前のイタリア車、ノートラブルとは間違っても考えない方が良いがそれがまた楽しみではある。そもそもこれだけの美女を手に入れるにはその程度の覚悟はしておく必要があろうというもの。FIATおじさんの”再度手に入れたい車”リストの最上段に位置する名車だと思う。

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