2018年12月17日月曜日

ミーハーしちゃった!!

 12月16日のおなじみ横浜おもちゃのワンダーランドでちょっとうれしいハプニングがありました。毎回ゲストを招いてトークショーなど面白い企画で楽しませてくれるのですが今回はなんとカリフォルニアからやって来たチャーミングな女性がゲスト、この方がどなたか一発でおわかりになった方は青春時代相当にこの車に入れ込んだ方でしょう。そうです、日本の車コマーシャル史上最高傑作、と言っても過言でないあの”ケンとメリーのスカイライン”のメリーさんその人です!! あの日の面影が十分に残る素敵な笑顔で当日集まった Young at Heart のおじさんたち(それぞれみんなミニカーの世界では一家言ある有名人ばかりです)はみんなメロメロ、競ってサインを貰い一緒に写真を撮ってもらってはい、それはそれはハッピーな一日でした。貧乏学生だった当時ですがそれでも学生でも頑張ればマイカー(今や死語になってしまった言葉です)を手に入れることが夢ではなくなった時代、私の当時の愛車は3万円で買ったホンダN360、100万円近くする
スカGはやっぱり夢のまた夢だった時代です。2枚めの写真は恒例のワンダーオークション、今回もデンマークのテクノのモデルなどに驚きの高値がついていたようです。で、当店の売れ行きはどうだったかって? はい、今日はメリーさんに会えたのでそれだけで十分、夕方撤収のために外に出ると雨上がりの空が美しい夕日に染まっていました。


2018年12月5日水曜日

2018横浜 Mooneye ホットロッド&カスタムショー

 12月2日、今年も横浜パシフィコで行われたムーンアイ主催のホットロッド&カスタムショーに出品させていただいた。今や日本だけでなく世界のムーンアイ、ホットロッド&カスタムショーとしては広さはともかくそのクオリティーは間違いなく世界のトップクラスのショー。今年は物販ブースが大幅に減ってその分展示スペースが拡大されたようで出店できるか心配したがなんとかウエイティングで場所を確保することが出来た(そうです、このショーは出店させて
いただけること自体がすでにステータスなのです)前日搬入、当日は朝8時から一般入場と相変わらずのハードスケジュールだが夕方5時までお客様が絶えることはなく忙しくも楽しい1日だった。例年通り海外からのお客様も多く当店の売上も 1/3 程度はタイやインドネシア、中国からのお客様だった。スタッフがフレンドリーで手際が良いのも例年通りでこれだけの人数の出店者、展示車、一般入場者を大きな混乱もなくさばけるノウハウは素晴らしい。もう一つお客様のマナーが良いのもこのショーの特徴ではじめての方は入れ墨の入ったコワモテ(?)のお兄さんに戸惑うかもしれないがこの方々が実に優しいしマナーが良く接客しているのが楽しいしついつい話が弾んでしまう(最近は子供が商品で遊んでも注意すらしない若いファミリーが多くて困っている)。お客様にしてみれば一見サラリーマン風の年寄りが古いアメリカ車の話を同じレベルで話すのが新鮮なのかもしれない(そうです、S24年生まれの私はアメリカが輝いていた時代のアメリカ車が好きなのです、特に60−65年頃の車は詳しいですよ)。主催のムーンアイ様、今年もお疲れ様でした!! 次回もよろしくおねがいします


2018年11月27日火曜日

京都ヴィンテージカーショー

 もともとの予定にはなかったが11月23−25日、3連休の最終日に友人に誘われて京都平安神宮で行われたクラシックカーショーに出かけてきたが今回は3連休のドライブ事情を少しレポートしたい。出店が決まったのが1週間前でまずホテルの確保、と思ったが最近のホテル不足+3連休中の土曜日とあって名古屋ー京都間のインター近くのホテルは全く取れない。諦めて24時間営業の温泉も探したが適当なのが見つからない。いよいよ車で仮眠か、と観念したが名神多賀のサービスエリアにホテルが有るのを発見ダメ元で電話してみたらなんとこれが空いていて無事宿泊できた。安くてお風呂もあるしなんと言ってもサービスエリア内で便利なことこの上ない。酒がない(自販機もない)のと食べ物に難しいことを言わなければこれはオススメと思う。これに味をしめて東京ー大阪間で探してみたが足柄と多賀しかないようである。
京都からの帰りは久しぶりに大渋滞にどっぷりとハマった。紅葉ピークの京都、多少の渋滞は覚悟していて実際うまく草津のインターまではたどり着いたがそこからがいけません。旧名神は一宮で20Km,新名神は亀山でこれも20Km,同じ距離なら新名神のほうがマシと思ったが土山あたりから亀山の合流まで本当に一寸刻み、京都ー四日市間、通常1時間ちょっとのところが4時間かかった。疲れ果てて御在所のサービスエリアでしかしグッドニュースを発見、新名神と伊勢湾岸道が2018年度中につながるそうである。関西方面に向かう際、最後に残された渋滞名所がこれで解消神奈川県の我が家から京都が4時間の時代がやってきそうである。2918年度中とは多分3月と思うが待ちどうしい。


2018年11月21日水曜日

旧車天国で見た珍車

 11月18日お台場の旧車天国に出店させていただいた。このイベント、年を追うごとに盛大になり今回も天気に恵まれたこともあって多くの入場者と会場を埋め尽くしたクラシックカー、我々のような出店者で夕方まで賑わった。今回は特に珍しい車が多く展示されたがその中でも珍車を3台。一番上は富士キャビン、日本の自動車産業の創世記に現れた1台で未再生の現車を路上で見るのは多分初めて、と思う。2枚めはご存知フライングフェザーでこちらは多少の台数は生産されミュージアムで何度か見たことはあるがこれも路上で未再生車にお目にかかるのは多分初めてと思う。もちろん今の目で見ればいずれも極めてプリミティブであるが当時の環境からは多分車のほうが時代に先んじ過ぎていたのかもしれない。2台ともに世界に冠たる日本自動車産業の創成期に心ある技術者が作り上げた傑作と思う。3枚目は多分本邦初公開、と言っても過言ではない。私も知らなかったし多分この車の存在を知っている方は多くないと思う。
 今回は富士重工がイベントに協力をして歴代のスバルのみならず試作車も2台持ち込んだがこれはその中の1台で1961年頃に作られたものだそうである。61年といえば310ブルーバードの時代、まだフラットデッキのグロリアやクラウンがデビューする以前でちょっとタウナス17Mに似たローウエストの車体は新鮮だった。オートモビルカウンシルでもなかなかメーカーの協力が得られないようだが今回のスバルのサポートぶりは一クラシックカーファンとしても大いに敬意を評したいと思う。スバルがんばれ~!!

2018年11月17日土曜日

フランス、リヨンのクラシックカーショー

 11月の9−10日とフランス南部のリヨンで行われたクラシックカーとオートジャンブルの EPOCAUTO に出かけてきたので少しご報告したいと思う。近年レトロモビルやペブルビーチは価格が高騰して仕入れをしてもとても日本のお客様にご紹介できるような価格ではなくなってしまったので最近はなるべく地方のイベントを狙うようにしているがここリヨンはその中でも多分一番規模が大きくかつオートモビリア類の価格もレトロモビルと比べると格段に安い。大体11月の第2週末(金)ー(日)の3日間でリヨンの東郊外にあるEXPO会場の#1−#3ホールで開催される。構成はレトロモビルとほとんど同じでクラシックカーショップ、メーカー、クラブスタンドとオートジャンブル(オートモビリアや部品、ミニカー等)が所狭しと混在しとても1日では回れない。会場の広さではレトロモビルと同等かすこし上回るかもしれない。フランスのショーなのでやはりフランス色が圧倒的に強く50−70年代のパナール、マトラ、DB、大きなところではファセルベガ
などが多く見られる。2枚めの写真はルノーのレコードブレーカー、通称流星号でミニカーでは何度も売ったことがあるが実物を見るのは初めてだった。3枚目は今回の主な収穫で特に珍しいミシュランの戦前アイテムを多くゲットした。最後の写真は昨年幕張のオートモビルカウンシルにはるばるフランスから出店したフランスのポスター屋さんのブースで日本に来たときよりも遥かに大量の珍しいポスターが展示されて
 いてお客さんが絶えることがなかった。
来年の4月に再度オートモビルカウンシルに出店予定だそうで次回はどんなポスターを見ることができるか楽しみである。パリあるいはフランクフルトからドライブすると数時間かかるがリヨン空港まで乗り継げばレンタカーですぐ、スイスのジュネーブからでも1時間30分程度で到着する。ただジュネーブ空港はレンタカー利用者にはあまり便利ではなく今回も返却場所(一切案内がない!!)を探すのに1時間以上迷ったので要注意。この空港そもそもスイスとフランスの2国にまたがって立地していてレンタカーの営業所も別にある。ここを起点にレンタカーを考えておられる方は十分に事前に調べておかれることをお勧めする。



2018年10月25日木曜日

フレンチブルーミーティング

 急に冷え込んできた10月20−21日、恒例の車山フレンチブルーに出店させていただいた。わが2CVフルゴネットにとって1年に一度の晴れ舞台、しかも今年は2CV生誕70周年(ということはオーナーとほぼ同年代)ということでなんとしても2CVで行きたかったのだが慌てて組み上げた結果どこかに問題があったらしくどうもスローが安定せず昨年の二の舞を避けたくて今年は2CVでの車山アタックは早々に断念してしてベンツV280で来てしまったが結果的にこれは大失敗、多くの2CVが集まったのを見ていると猛烈な後悔の念が湧いてきた。
なんとしてでもエンジンを完調にする、出来なければ近くまで車載に積んででも来るべきだったと猛省している。(土)は例によって雨だったが明けて日曜は数年ぶりの快晴(写真の青い空をご覧頂きたい)、日本に多分1台であろうルノーR3やシムカ1300のオーナーとも親しくお話を伺う機会にも恵まれお店の売上も好調で大いに楽しめた1日だった。2CVで来られなかったこと以外にはお店が忙しすぎてほとんど車を見ることが出来なかったのが悔しいところではある。来年もお天気に恵まれますように!!



2018年10月17日水曜日

シトロエンミュージアム

 先日フランスにアンティークの買い付けに出かけた帰りにシャルル・ド・ゴール空港の近くにあるシトロエンミュージアムを訪問する機会があったのでご報告したい。正確な名称は Conservatoire Andre Citroen と言うらしいがこのミュージアム、あまり多くの来場者に来てほしくないのか訪問には予約がいる。しかもネットで調べても予約の仕方がよくわからない。勇気を出して電話してみたらなんとか英語が通じて取り敢えず予約はできたが次に困ったのがカーナビ
でうまく場所が出てこない。どうやら場所は Andre Citroen 通りのようだが番地がない。そんなこんなでこの近くで1時間以上迷った挙げ句にようやくたどり着いた。どうやらここは昔のシトロエン工場の跡地のようで多分その一角の建物を利用してミュージアムにしているのだと思う。受付に予約の旨を伝えて10ユーロなりを払って中に入ってみるとそこには新旧のシトロエンが所狭しと並んでいて圧倒される。
特に2CVの戦前のプロトタイプや多くのショーモデル、試作車はメーカーのミュージアムならではで見応えがあった。またアミ6やディアーヌ、その派生車種などあまり日本ではお目にかかれないフランスの足車が多くあるのも嬉しい。前述のように予約がいるのがちょっと厄介だがシャルル・ド・ゴール空港からはタクシーでも簡単に行ける距離なのでシトロエンファンには一見の価値アリと思うが事前に住所や地図を十分調べてから行かれるようにおすすめしたい。


2018年10月6日土曜日

レジェンド オブ ラリー 2018

 5日の金曜日、長野県のラリー銀座(乗鞍高原周辺と美ヶ原高原周辺)で4日、5日行われた Legend of the Rally 2018 というイベントを観戦に出掛けてきた。その名の通り1960年代後半から70年代前半のラリー黄金時代にレジェンドたちが1泊2日のコースで競うという催し、これは見に行かない手はない。実はつい数日前に友人にこんなイベントがあるよ、と教えてもらって初めて知ったのだが調べてみると今年が
最後になるようである。
 3枚の写真は当時のSSのいわば3強で一番上はご存知篠塚建次郎、安定感では断然群を抜いていた。今回はギャランではなく一時代前のコルト1000での参戦(三菱ワークス時代は多分この車では走っていないと思う)だった。2枚めはヤビツ峠の主・リトルジャイアント、綾部美津雄選手、27レビンでの華麗な走りは今でも鮮烈に覚えている。つい最近まで現役で活躍されていたので若いラリーファンでもご存知の方は多いと思う。そして3枚目は当時日本最速のSS男として知られた横文こと横山文一
選手、当初多分サニー1000で頭角を現しその後510、更に一時期はスバルワークスにも所属していたと記憶しているがとにかく何に乗っても強烈に早かった。最後の年にドライブしてチャンピオンになったのが240Zだった(2リッターだったかもしれない)。お三方とも当時はいわば雲の上、神様よりも偉い存在で親しく話をさせていただくなぞ恐れ多い感じだったが写真を取らせてもらってもいいですか、と恐る恐るお尋ねしたところ実に気さくに応じてくださった。以前にも書いたが私、その当時静岡でラリーのコース作りやオフィシャルをしていた関係で練習量だけは豊富にあってローカルラリーでは何度か優勝できたがいかんせん運動神経ゼロ、体力常人の半分、資金力なしの3重苦でこれらのレジェンドと戦うレベルまではいけなかったーー篠塚選手とは同じSSで何度か競ったが1分で1−2秒程度の差があった。競技をやっている方ならその差が何を意味するかすぐお分かりと思う。もうちょっとだけ運動神経がよかったら今頃は、とつくづく思う。

2018年9月30日日曜日

フランス、ルーアンのクラシックカーショー

 9月の22−23日の週末フランス・ルーアン(ROUEN) で行われたクラシックカーショーにオートモビリアの買い付けに出かけてきた。あまりメジャーなイベントではないがその分掘り出し物期待、といったところである。今回はフランスの同業者の助けを借りて出店者パスを手に入れたので一般の方が入場する前に会場に入ることが出来てラッキー。ショー自体は予想どうりで高価な車はあまりないが50−70年代のフランス車が多く出品されていて財布の軽い我々には例えばレトロモビルなどよりはるかに楽しめる。この種のショーの楽しみは屋外のパーキング(たぶん古い車は多少の参加費で展示を兼ねてパーキングできるのだと思う)であまり日本に馴染みのないフレンチボーイスレーサー(?)が多くいて屋内の展示よりもこちらのほうが目を引く。やっぱり車は動いてなんぼ、だと改めて思った。本来の目的のオートモビリアの買い付けはどちらかというと部品の取り扱いが多く目的のオートモビリアやヴィンテージモデルカーのお店は正直なところ
あまり多くはなかった。値段の方も
インターネットが普及した
現在では一般的な値段が多く期待したほどの掘り出し物はなかった(そもそも今の世の中で嘘のような値段を期待するほうがおかしい!?)がそれでも現地に出向かないと手に入らないものを多くゲット、大満足でショーをあとにした。ルーアンはパリから西へ約100Km程度の街でシャルル・ド・ゴール空港からレンタカーで2時間程度、あまり大きな街ではないのでパリの町中のように運転は難しくなくフランス車ファンの方は一度トライされても面白いかもしれない




2018年9月17日月曜日

スマート号

 半年ほど前に我が家に15年ほど前のスマート号がやってきた。なぜ半年前の記事が今頃かというと多分新しいオーナーにちょっと駄々をこねてみたのだろう、我が家に来てしばらくして突然エンジンがかからなくなってしまった。いろいろな症状から多分燃料ポンプであろうことはすぐ想像がついたのだがさて燃料ポンプはどこだ(?)と探してみても全く見えない。ネットで色々調べてみるとサービスのためには特殊なボルト

を使ってエンジンを半分下げてーー、と恐ろしいことが書いてある!!そんなこんなでしばらく惰眠を貪っていたが他の足車があちこち壊れて必要に迫られて(そうです田舎生活は車が壊れると成り立たないのです)断然治す決心をした。そこでエンジンを下げるボルトを探すべくもう一度ネットを見ていたら燃料ポンプはエンジンを下げなくても燃料タンクを下げればアクセスできる、との記事を発見、そこでトライしてみたらアンダーカバーを外すのに多少手こずったがその後は特に大きな問題もなく無事燃料ポンプにアクセス出来た。中古の燃料ポンプを購入して交換したら見事一発始動、ちょっと嬉しかった。正直なところ1949年型の私にはこの年代の車は守備範囲外でどんなエンジンかもよく知らないがどうやら3発でターボが付いているらしく上り坂でも軽らしからぬパワーがもりもりと湧いてくる。細い大径タイヤも良い乗り心地に貢献しているのだろう。2人乗りと割り切っているためシートは立派で安っぽい感じがしないのも良い。唯一興ざめなのが出来の悪いオートクラッチでマニュアルにしてもオートマにしても繋がりがスムースでない。これが普通の5段マニュアルだったらどんなに楽しいだろうと思う。信頼性は未知数だが僕はすっかりこの車が気に入ってしまった。高速でも軽らしくない走りで遠距離も苦にならないし駐車場探しはお手の物、しばらくはおじさんの足車として活躍しそうに思う。


2018年9月9日日曜日

2馬力もうすぐ復活

 数ヶ月前に2CVのトラブルがプラグが原因だったことは書いた。その際せっかくばらしたので以前から気になっていたところをいろいろと整備することにした。全く効かなかったハンドブレーキはばらしてみるとパッドが全く無くなっていたので交換、一緒に本来のブレーキのディスクパッドも交換しエンジンマウントも頑張って交換することにした。これは新しいマウントがなかなか入らず2-3日悪戦苦闘したがなんとか組み上げた。錆びて穴が空いていたセンターマフラーも交換しこの際キャブもジェット類の掃除やフロートのレベル調整をしとりあえずこれでエンジンが掛かって走れる状態にはなった。この状態でウインカーがつかない以外は走行には支障ないので庭の中でテスト走行程度は可能である。2CVは想像されるよりは各部へのアクセスが大変なのでフェンダーを取り付ける前にできるだけ各部の調整を終えておくのが望ましい。キャブの調整が効いたのかエンジンはすこぶる好調で600CC とは思えない力が出る。あと数日で路上復帰の予定、うまく行けば9月16日富士スピードウエイで行われる古いヨーロッパ車のイベントに間に合えばと思っている。

2018年9月4日火曜日

糸魚川 日本海クラシックカーレビュー

 ふと気がつくと前回の投稿から早くも半年が経過してしまった。ちょっとだけ言い訳をさせていただくと実はいまホームページのアップデートに取り組んでいてそれが完成したら今度こそ頑張ってブログをと思っていたのです。ところがプロジェクトが完成に近づくにつれわかってきたのだがどうやらブログは今のものがそのままリンクで引き継がれるらしく新しいホームページに6ヶ月もサボったブログではこれはまずい、と急遽再開したわけです。
日本海クラシックカーレビューはもちろん大昔から気になっていたのだが9月の第1週の週末はイギリスのビューリーオートジャンブルと重なってしまい諦めていたのだが昨年初めて参加させていただいたが参加車の質の高さと多くのギャラリー、見事な運営に深く感銘し今年もビューリーを諦めて参加させていただいた。この時期の日本海側は晴れたらフェーン現象で猛烈に暑いか秋雨前線の影響で雨、のどちらかと聞かされていたがそこは究極の晴れ男、お天気
の神様とタフな交渉の結果見事秋雨前線を日曜だけ下げさせることに成功(関東地方の方、すみません!!)、素晴らしい天気に恵まれた。お客様がひっきりなしでほとんど車を見ることが出来なかったのが残念だが大満足の1日、ハッピーな気分に満たされて糸魚川をあとにした。ふと気がついたが私の住む神奈川県西部と糸魚川はまっすぐ北に一直線、で意外と近くガソリン満タンで無給油でお釣りが来るほどだった。

2018年3月2日金曜日

2馬力ご乱心(?)


昨年の秋、フレンチブルーに出かける途中、中央高速長坂インター手前で2CVが突然パワーダウン、しばらく走行しているうちに症状はだんだん酷くなりインター手前100m程でついに息絶えてしまった。我が家にやってきてから数年、大した整備もせずに酷使してきた報いかフレンチブルー3度目の挑戦にしてついにリタイアとなってしまった。片肺になってしまったがエンジンは回る、さらに路肩で息絶える直前まで動いていた(つまり電気とガスは
OK)ことから路肩ですぐ治るようなトラブルでは無い、と判断して車載で帰還、フレンチブルーの出店はたまたま家にいた娘にベンツ280Vで救援に来てもらい荷物を載せ替えて無事終了した。でトラブルは何か、ということだがエンジンは回る(焼き付きではない)、だんだんとパワーがなくなって最後は片肺になった、ということからピストンリングが1本折れたのでは、と推定した。友人からあとバルブの可能性も
あるね、とも教えられた。以来数ヶ月、惰眠を貪っていたが春のイベントシーズンも近づいてきてやっと重い腰を上げてバラシ始めた。この車、順を追ってバラしていけばどこにでも手が届くようにはなるがそこに至るまでが結構大変で時間がかかった。やっとの思いでヘッド、ライナーを抜いてみると(そうです2CVはヘッドとライナーが抜けるのです)、あれれ?ピストンとリング、バルブはなんともないではないか!?そこでもう一度抜いたプラグをよく見るとなんと中心電極が陥没しているのが見つかった。つまり最初少し陥没して多少ミスファイア気味になり無理して乗っている間に陥没が進み片側シリンダーが完全に死んでしまった、ということ。医者の不養生、という言葉があるが、そうです私、もとスパークプラグ屋なんです!! 人生思い込みはいけません、基本どうりスパークプラグから点検していれば5分で治ったトラブルでした。まあせっかくここまでバラしたので幾つかの部品をこの際交換してリフレッシュすることにしました。はい、何事も前向きに考えましょう!!

2018年2月28日水曜日

2018 パリ レトロモビル

 すでに3週間近く経過してしまったが今年もパリのレトロモビルに出かけてきた。ここ数年、昔のジャンクショーの様な雰囲気が薄れてきて依然として良いものはたくさんあっても高価で商品を仕入れて売る身にはもう無理かなと、出かけるのをためらっていたが会期が近づいてきて周りの知り合いが出かける話を聞くとやっぱり行こうかな、と思い立った次第。ちなみに今年のパリはここ10年来の大雪で木曜の午後に到着した時には主要ハイウエーの除雪は完了していてホテルへのタクシーは支障はなかったが前日の(水)はかなりひどかったと聞いた。そのせいか(金)は空いていてゆっくりと買い物ができたのは不幸中の幸いか?今までは北部のクリニャンクールのホテルから地下鉄で出かけていたが今年はレトロ会場に歩いて10分程度のホテルにしたが結果的にこれは失敗で雪で歩くのが大変だったせいもあり大いに体力を消耗した(大げさに思えるかもしれないがアンティークの買い付け=重い荷物をもって
一日中歩き回るということで68歳の身には大変なんです)。正解はトラムの近くで少し会場から離れたホテル、ということであろうか。3枚目の写真はいつも魅力的なヴィンテージサインを多く出しているショップでシトロエンのサインなど思わず衝動買いしたくなったがそこは冷静さを発揮(?)して諦めた。ちなみに自分で売る時はお客様にアンティークはフィーリングが合うものが見つかったらまず買っておかないと後で絶対後悔しますよ、などと偉そうにセールストークをしている。人間とは勝手なものです!!

2018年2月3日土曜日

JCCA ニューイヤーミーティング

1月28日(日)冷蔵庫の中にいる様な寒波の中恒例のJCCA ニューイヤーミーティングに出店させていただいた。このミーティングは数あるイベントの中でも私にとっては特別な存在で車大好き人間はもう60年を超えたがクラシックカーの世界にはまり込んで行ったきっかけは雪の東京プリンスホテルで開かれた TACS (JCCA は当時 TACSと名乗っていたのです)の第1回ニューイヤーミーティングに出かけたことだった。今と違ってこの種のミーティングで一般に開放しているイベントはほとんどなくなんとペガソやマセラティ5000など驚く様な車が雪の中現れた時の衝撃は今でもくっきりと覚えている。 超弩級の車だけではなく懐かしい360の軽や数々の欧米の名車などもうすっかり心を奪われて次の第2回からはフィアット850でほぼ皆勤賞である。言葉を変えればこのイベントなくして今の私はありえない様にさえ思う。最近は参加者のバラエティも少し寂しくなった様に思うし私自身もアンティークを売り始め
 て自身の古い車での参加は叶わなくなってしまったがこれからも体力の許す限り参加させていただきたく思う。クラブの創設者で昨年90歳+で鬼籍に入られた鈴木省吾大先輩もあちらでクラシックカー三昧の毎日であろう。

2018年1月17日水曜日

東京ビッグサイト、骨董ジャンボリー



 1月12−14日の3日間、東京のビッグサイトで行われた骨董ジャンボリーに出店させて頂いた。昨年に続いて2回目の出店で一般の骨董市なので我々のように自動車関連に特化した商品はどうかな、と不安もあったが逆にライバルが少ないためかおかげさまでなかなかの好調な売り上げだった。3日連チャンは年寄りには少し疲れるが我々が参加できるイベントで屋内3日間はこの骨董ジャンボリーと夏のオートモビルカウンシルだけだしイベントの少ない1月ということもあって貴重な機会である。ちなみに本場パリのレトロモビルは5日間、しかもその内2日ぐらいは夜10時までやっているので出店する側はさぞ大変だろうと思う。1枚目の写真は骨董ジャンボリーとは関係ないが猛烈に冷え込んだ(金)の朝、車の温度計がマイナス7度を示していたのでカメラに収めた。住まいは一応湘南地方の端の方なのにマイナス7度とはおかしいでしょう!! 車の温度計はいたって正確で我が家に近づくと温度がどんどん下がってくる。これ以外にも同じ日
の朝、送り状を印刷しようとしたら
プリンターが動かない、しばらくたって出てきたエラー表示 ”室温が低すぎます、
温度をあげてください”に思わず笑って
しまった。そうか自分はコピー機も動かない厳寒のオフィスで仕事をしているんだ、と感心した次第。どうやら我が家は寒さの
”特異地域”のようです。


2018年1月9日火曜日

フランス、リオン(LYON)のクラシックカーショー



 少々古い話で恐縮だが昨年11月フランス南部のリオン (LYON) で行われた EPOQU AUTO というクラシックカーショーとオートジャンブルに出かける機会があったのでご報告したい。結論から言うとこれは一見の価値ありと思う。ショーの形態はレトロモビルとほぼ同じで全体の2/3 程度が古い車(メーカー、クラシックカーショップ、クラブ等)で残り 1/3 がパーツとオートモビリアのショップといった感じ。規模は大きく会場の広さはレトロモビルと同じかむしろ大きいぐらいで1日で回るのは少し厳しい。オートモビリア販売の仕事を始めてからはもっぱら仕入れのために会場内を重い荷物を持って走り回る状態でゆっくりと車を見る時間があまりないのが辛いところだがこうしたショップを訪ねるのはそれはそれで楽しいし何軒かの旧知のショップがあって歓迎してくれるのが嬉しい。価格はレトロモビルよりははるかに安くここであれば頑張って探せばまだまだ日本で自信を持ってご紹介できる物が見つかりそうな感じがする。近くに日本からの直行便が到着する空港がなく仕入れのために大きなスーツケース2個を持って乗り換えもうっとうしいので今回はフランクフルトから車で700−800Km をドライブして出かけたが飛行機を乗り継ぐ気ならリオンに大きな空港があるしパリからTGV でも行けるはずで3月のランス(Reims) のクラシックカーショーとともにお薦めできると思う。