2010年9月29日水曜日

久々のツーショット

久々にFIATおじさんらしいツーショット
先日のトリコロールミーティングで知り合った東京のO氏が早速訪ねて来てくれました。
OT1600/2000モストラ風にモディファイされた非常に綺麗な850ベルリーナです。
リアのフェンダーの張り出し具合もお見事、センス良くかつオーナーの熱意が伝わってくる力作と思います。
ちなみにエンジンはA112アバルトの1050ccに換装してあるそうです。 と言うのは簡単ですが実は850ファミリーにA112エンジンを載せるのは簡単な仕事ではありません。 850以前の600シリーズも以降のA112もエンジンは時計回りなのになぜか850シリーズのみ反時計回りなのです。 従って600や600ベースの750GT(ダブルバブル)、850TCにはA112エンジンを積んでいる例は多く見られますが850に関しては”やりたいね”と言う話は良く聞いても実際にものにして実用に使っている例はそう多くは無いと思います。そもそもエンジンと言うのは逆回転さしても問題の無い物なのでしょうか?仮にOKとしてもデスビ、スターター 等々思いつくだけでも何箇所か影響のありそうなところがあります。時間があれば一度チャレンジしてみたい企画ではありますが。 
裏山テストコースで少し横に乗せてもらいましたがさすが我が850クーペよりもかなりパワーが出ている感じがしました。それにしてもこの850ベルリーナの後ろ姿、可愛いと思いませんか?60年代後半のアウトストラーダで130KM程度でクルーズしているアルファやランチャのオーナーはこんな可愛い恰好をした850にドーンと追い越されたら目を丸くしたでしょうね。モストラがもし,
もう少しデチューンした1600あたりのツインカムを積んで量産されていたら ---  きっと世の中の”羊の皮をかぶった狼”の勢力図も相当変わっていたでしょう。 そんな楽しい夢を見せてくれた午後でした。

2010年9月28日火曜日

イタリア車の集まり、トリコロールミーティングに出店して来ました

 9月26日の日曜日、河口湖の近くの研修センターで行われたイタリア車の集まり、第1回トリコロールミーティングに出店して来ました。 会場は広大な芝生のグラウンドで約200台+の参加者が並んでも余裕たっぷり、スワップミート出店者にも広いスペースが割り当てられ非常に居心地の良いイベントでした。
せっかくのイタリア車のお祭りですので今回は頑張ってFIAT850クーペで参加、問題は山の様な商品をどうやって積み込むかです。
2枚の写真をご覧ください。テーブルや什器を含めここにある物全て+2名の乗員が小さな850クーペに収まったのです!!
信じられますか? これだけで敢闘賞ものと思いますが、さすがにこれだけ積み込んだフルロード状態に加えて、ご存知の通り御殿場、さらに山中湖への道は延々と続く登り坂(現在の車では意識しない程度の上りも40年前の900ccエンジンではもろに感じます)、加えて普段のメインテナンスをサボっていた為ラジエターの中は茶色の泥水状態、さらにこの車、多少鼻の油をすりこんでありそれでなくとも水温は上がり気味、と言うことでご推察の通り、途中から水温計とにらめっこ、御殿場をすぎるあたりでついにレッドゾーンに近づき須走
の手前でギブアップ、20分ほど休憩して温度が下がるのを待ち、適温に下がったところで一気に坂を登ってコンビニでストップ、無理やりラジエターキャップを開けて(慣れない方決して真似をしないでください。火傷しますよ)購入した水を投入、水温を無理やり下げて再度出発、友人と待ち合わせ場所の富士五湖道路のゲート、さらに絶望的な長いのぼりをすぎて2KMのトンネルを抜けたあたりで再度ストップしてクールダウン、ここからは平坦な道路なので予定より30分程度の遅れで無事到着、敢闘賞その2でした(身動きできないほどの荷物を積みこみ老人(?)2人の乗った変な小さな車が水蒸気を噴き上げている図は横をすり抜けてゆく平均的日本の家族連れワンボックスの絶好の話題になったのでしょう)。
でイベントはどうだったかと言うと広い会場内によくぞこれだけというイタリア車が集まり、チンクや初期のパンダなどのほほえましい姿から素晴らしいサラブレッドまで中々見ごたえがありました。売れ行きも好調、参加費も安くおまけに天気も良く(閉会と同時に雨になりましたが)楽しめた一日でした。最後に下り坂の帰りは途中ストップもなく無事帰ってきたことをご報告しておきます(次回までにせめてラジエターのお掃除ぐらいはしておきます)。

2010年9月23日木曜日

今回はちょっと変わったお話ーーーハンバーガーコレクション

いつも古い車の話ばかりでは変わり映えがないので今回は少し違ったお話。写真のハンバーガーコレクションはご存じでしょうか? 某ハンバーガーチェーンがちょっと前に実施した最近になくヒットしたキャンペーン賞品で、早くもオークションでは高値で取引されているようです。
わが家の奥方もこれにハマったようで絶対6種類全部揃えてみせるとものすごい迫力でお店に通い、かくして8月の我が家のお昼は週に2-3度はハンバーガーにポテトチップとなった訳です。もっともFIATおじさんとて決して迷惑していた訳ではなくお蕎麦屋さんとハンバーガー屋さんが並んでいたらまず間違いなくハンバーガー屋さんに飛び込むタイプなのでこれはこれで歓迎、かくして8月の猛暑の最中、ハンバーガーをかじりながら冷たいビールを一杯と言うのがわが家の“小さな幸せ”でその甲斐あってキャンペーン終了を待たずに無事6種手元に揃うこととなりました。
ちなみにFIATおじさんはマックに関しては年季が入っており、銀座に1号店が出来た時わざわざ出かけてビッグマックを食べた記憶があります。値段は今と同じような感じだったと思いますが当時の所得水準からは随分高かったのではないでしょうか?以来40年近く、還暦を過ぎた今も奥方共々通い続けています。そろそろマックジャパンから感謝状の一つぐらい来てもよさそうなものですが?

2010年9月22日水曜日

”FIATおじさん”転じて“フランスおじさん” ??

FIATおじさんはなぜかフランス娘にもてる様で最近我が家に4人の妙齢のフランス娘たちが居候している。
左端は平成7年生まれ、御年15歳の106嬢、4人娘の3番目。良く食べて活発に動き回り元気は一番。 2人目は平成5年生まれ、御年17歳の309嬢、しばらく反抗期で気難しい時期もあったが最近はすっかり落ち着いている。 3人目、長女にして平成2年生まれ今年成人式を迎えたエクスプレス嬢、とにかく働き者で重い物も大きな物も軽々と運んでしまう力持ち、頼りになりそう。最後に平成9年生まれの末っ子ツインゴ嬢、13歳になったばかり、そろそろ難しい事を云い始める年齢かも。
下から2番目の106はすでに嫁ぎ先が決まっていて花嫁修業の身、309も時々お見合いの話があり近々良縁に恵まれそうな予感、花嫁の父としてちょっと嬉しいような寂しいような気分ですが、一方長女と末っ子はしばらくパラサイトとして我が家に居座るのでしょうか?

2010年9月20日月曜日

Automobilia (オートモビリア)ーーー Gargoyle ロゴの Mobil Oil

Auromobilia とは耳慣れない英語ですが(辞書を引いても多分出てきません)自動車関連のアンティークを表す造成語のようです。
今回のビューリーへの買い付けで大きな収穫の一つが写真のGARGOYLE ロゴのモービル石油のサイン。 長年欲しいと思っていた物ですがやっと手に入れることが出来ました。
モービルオイルは1866年にVacuum Oil Coとして設立された後1879年にスタンダードオイルに買収され1911年に独禁法に従って再度分離独立(1911年に既に独禁法が機能していたとはすごいですね)その後1931年にSOCONYオイルと合併することになりますが、彼らが1931年の合併まで使っていたロゴがこのGARGOYLEです。 ちなみに合併後は現在に続くペガサスホースとなります。 GARGOYLEとはワニに良く似た怪獣だそうです。つまりこのロゴの付いたサインは(リプロでなければ)新しくても1930年以前と言うことになります。
この当時のサインは大半が厚手の金属にポーセリン(ホーロー)仕上げを施した高級な作りの物で非常に味わいがあります。今回入手したこのサインも縦48cm、横61cmで重さは約3.2Kgの重量級です。早速わが家のガレージに収まり門外不出としたいところですが”オートモビリアの楽しみを一人でも多くの友人と分かち合いたい”などと以前偉そうなことを書いたことでもあり、また本音として少しでも年金生活の足しにしなければなりませんので早速某オークションに登場しています。興味のある方は某オークションで、アンティーク、乗り物、その他、のジャンル或いは出品者ID Automobilia903 で検索してみてください。

2010年9月18日土曜日

COTSWOLD Motor & Toy ミュージアム

イギリスの中西部、ロンドンから西へ100KM程度のところに   KOTSWOLDと言う小さな古い町があります。中々の観光地のようで日本からのツアーにも含まれることがあるそうですが今回この町に自動車関連のアンティークを集めたミュージアムがあるということで尋ねてみました。写真(1)がその外観、イギリスの田舎ならどこにでもありそうな外観の古い建物ですが端に置かれた戦前のBPの看板が何やらただならぬ雰囲気を出しています。写真では小さなミュージアムに見えますが実はこの奥に全部で7つの展示室があるかなりの大きさです。  中に入ってみると古い車はイギリスの戦前の実用車が中心で正直大したことはありませんがお目当てのオートモビリアはおびただしい数の、戦前から50-60年代のサインが所狭しと飾られていてこれは一見の価値ありです。写真(2)と(3)はその一角ですが戦前のBP、カストロールやモービル、戦後のチャンピオンのサインなどがお分かり頂けると思います。 7つの展示室の内最初の3か所が戦前の車とオートモビリア、4つ目が60年代、次の2か所がミニカーやブリキのおもちゃ、そして最後が古いカメラの展示室になっています。ミニカーもおびただしい数があり多分貴重な物もかなり含まれているのでしょうがこちらは当方の知識不足故、”へーそういう物ですか”程度の感じで感激するまでは至らず、でした。ちなみにCOTSWOLDの町も少し歩いてみました。最後の写真がそれですが古い街並みの中に川が流れ鳥が遊ぶ風景はちょっといい感じでした。ロンドンから日帰りで十分行って帰れるところで古い車や車関連のおもちゃの好きな方にはお薦めです。

2010年9月16日木曜日

イギリス、ビューリーのオートジャンブルに行ってきました(その2)


前回出店者のテントが約2000店あることを書きました。ここビューリーではそれに加えてクラシックカーの展示即売がありそこにお小遣いですぐ買えそうな値段から家が何件も買えそうな値段までの車が100台以上出品されています。今の為替の関係もあり持って帰る心配がなければ飛びつきたくなるようなValue for money の車も何台かありました。さらにオークションのBonhamsの会場では(こちらは当方とは関係ないお金持ちの別世界の)オークションが盛大に行われています。 そしてもう一つ忘れてならないのが National Motor Museum 、かのロードモンターギュミュージアムがあることです。膨大な数のイギリス車や歴代の速度記録車のコレクションに加え、写真1に示すような古いイギリスのガレージを再現したコーナーがありとても興味深く見ることが出来ました。 写真2はオートジャンブル会場の一角にあったキャブレター屋さんの車、とてもおしゃれで思わずシャッターに手が伸びました。会場にはキャブの専門店はもちろん、ベテランカー用のランプの専門店やガスケットの専門店、プラグの専門店などが出店しています。 写真3が今回の戦利品、他にももう少しあるのですが一枚の写真に収まりきりません。戦前のCASTROLやMobilの看板、ちょっと気になりませんか? こうした貴重なサインは本当はわが家のガレージにいつまでも飾っておきたいところですが生活の為(!?)今後ヤフオクや我がホームページにFor Saleとして登場しますのでご期待(?)下さい

2010年9月15日水曜日

イギリス ビューリーのオートジャンブルに出かけてきました

9月12,13日とイギリス南部、サザンプトン近くのビューりーで開かれたオートジャンブルにアンティークの買い付けに出かけてきました。 ヨーロッパで最大規模と言われる(世界最大と言いたいところですがアメリカにもっと大きなイベントがあるそうです)自動車関連アンティークの一大イベントです。
場所は貴族の領地を使うらしいのですがイギリスの貴族と言うのはとんでもない広い領地をもっているそうでここビューリーも多分端から端まで車で20分以上かかりそうな広大な土地のほんの一部がイベントに使われるようです。 一枚目の写真の奥に小さく見えているのが貴族の館の一部らしい建物です。
2枚目の写真は会場の一部です。合計で約2,000(!!)の出品者のテントがあるそうでうまく写真で表現できませんがはるか奥の森の方までテント村が続いているのが見えますでしょうか? ここを土日、2日間かけて回る訳ですが2,000店を回るのは並大抵の努力では出来ません。まさに究極の体力勝負と言ったところ、しかも悪いことに午後になるにつれ購入した品物でどんどん体が重くなりそれでなくとも重い足取りがさらにつらくなってきます。最後のとどめは駐車場からの道、約15分程度歩くのですがこれが下り坂、つまり行きはよいよい帰りはーーーで最後に帰る時はそれでなくとも動けないほどの荷物を持って絶望的な上り坂を10メートル歩いては休みを繰り返しやっとの思いで車にたどり着くと言ったあんばいでした。土曜日はあいにくの小雨模様でしたがイギリスの年寄りは雨なぞ一向に気にする様子もなく完全武装の服装に大きなかごを引きながら喜々として歩き回っていました。
3枚目の写真は土にかえる寸前のブガッティ、ビューりーではこんな物も売っています。さて戦利品はいかに、 次回報告します