2011年6月29日水曜日

Burlington Zephyr --- アメリカ初のストリームライナー

 少し前に鉄道模型も勉強して見たいと書いた。その第一弾に選んだのがアメリカ初のストリームライナーとして名高い Burlington Zephyr, 1935年頃のアメリカンフライヤーのブリキモデルである。アメリカに流線型ブームが押し寄せた自動車で言えクライスラーエアフローやリンカーンゼファー(そういえばこちらも Zephyr である)と同じ時代背景である。 Burlington Zephyr は1934年デビューのディーゼルモデルでステンレスをリベット止めする工法で軽量化を達成、デモランでは1000マイルを平均時速120Kmを超えるスピードで走破、その高性能ぶりをアピールし直ちに Burlington 鉄道が営業運転用に発注したようである。   鉄道モデルを研究するに当たり最初にこのモデルを選んだ理由はもう一つある。バーリントンはアイオワ州の南東の角にある人口2万に満たないミシシッピー川沿いの田舎町でシカゴから定員20名程度のプロペラ機で1時間の距離だが当時の交通の要衝として有名である。実はチャンピオンプラグの主力工場がここにある為過去に多分10回程度訪れたことがあり筆者にとってはノスタルジックな名前なのである。真冬は氷点下30度にも達する寒いところで空気中を漂うきらきらと輝くダイヤモンドダストの輝きが忘れられない。 なぜこの町が交通の一大拠点になったのかは定かではないがいずれにせよアイオワ州には大きな町は存在せずシカゴから大陸横断の為西に向かって真っすぐ走るとミシシッピーを渡ったところにたまたまこの町があって陸路と水路の交通のかなめとなったのだろう。ちなみにアメリカ横断のフリーウエイUS80もこの町を通っている。1930年代にこの列車が初めてプラットホームに滑り込んできた時の驚きと感激は如何ほどだったであろうか?

2 件のコメント:

  1. 戸井様、こんにちは。
    ご無沙汰しております、古沢です。
    わ〜〜、これ入手されたんですか!素晴らしいですね。
    ZEPHYRは各メーカーから色々出ていますが、アメリカンフライヤーは
    結構良い値段なので、わたしもebayでは指くわえて見ているだけですが。
    ぜひワンダーで見せて下さい!(笑)

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  2. ひろポンさん、

    コメントありがとうございます。このモデル自体は残念ながら(有難いことに)某オークションに出品したらすぐに売れてしまい、ある愛好家の元に引き取られてゆきました。今手元には(この4台セットとは別に入手した)最後尾の展望車のみ残っており毎日眺めています。またチャンスがあったら(出来ればアルミダイキャストのモデルを)入手したいと思っています。

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