2010年6月2日水曜日

アメリカにアンティークの買い付けに行ってきました(その3)

ネバダ州のリノの少し東側からラスベガスまで約500KM、まっすぐに砂漠の中を縦断する道があります。途中100KMおき程度に人口数十人から数百人程度の小さな町(砂漠のオアシス)が3-4か所ある以外は本当に砂漠の中、何にもありません。最初の写真がそうですが道中どこで撮っても似たような景色です。 途中米軍の核爆発実験サイトがあるのもこの道路から少し東側に外れたあたりだと思います。この道をたどるのは2度目ですが今回は急ぐ旅でもなくちょうど中間点のゴーストタウン(と言うと今も住んでいる人に怒られるかもしれませんが) Tonopha と言うところに一泊することにしました。 2枚目の写真がその宿、こんな砂漠の真ん中のモーテルにもちゃんとカジノがありハイスピードインターネットが備わっていました。 

最後の写真はこの町にある鉱山の廃坑です。何を採掘していたかは知りませんが戦前には大変な賑わいだったのだそうです。

話は変わりますがHertzのナビによるとこの町にもゴルフコースがあることになっていたのですが行ってみると既に廃業していました。 そこでナビの Nearest Golf Course と言うのを調べてみると50マイルの地点にあることになっています。 50マイルは45分程度の距離ですのでまあいいかなと言うところですがナビによると方角は北東、でも北東には200-300マイル町らしい町はないはず、ちょっと信じられない感じでしたがゴルフをやるつもりでいたのが出来なくなると”どうしても”という気になるのが人情、思い切って出かけてみました。 行けども行けども予想どうり砂漠の中の一本道、なにもありません。あきらめかけたころ遠くにオアシスが、ナビの指示どうり行くとなんと9ホールの立派なゴルフ場がありました。9ホールと言っても距離はたっぷり、ミドルホールは軒並み400ヤード、ロングホールは500ヤードを超し、フェアウエイもグリーンも立派にメインテナンスされていました。 コースはもちろん貸し切り状態、それでも私以外に2-3人はプレイしていたでしょうか、2時間ちょっとで9ホールを2回18ホールプレイ、スコアもまあまあで大満足で帰路につきました。聞けば砂漠の中でも山の近くは雪解け水が豊富にあり水には困らないそうです(そういえばこのあたり、と言っても70-80マイル西ですが)のシエラ山脈は4,000-5000m級の山があり万年雪があります。そこから流れ出る川がこのあたりまでたどり着き砂漠の中の湖に流れ込んでいるようです) 。
夜は当然カジノへ、小さなカジノでさすがにテーブルゲームはなくスロットマシーンだけですがちょっとやってみると大当たり、宿泊費を払って、おいしいディナーを食べてそれでもずいぶんお釣りが来ました。こんな小さな町でカジノのオーナーに少し申し訳ない気分で砂漠の夜は更けていきました。

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