震災の直後13-15日に友人にノー天気と言われながら所用で和歌山に車で行ってきた。 和歌山の田舎でも食料品はまだ大丈夫だったが既に乾電池はどこにも売ってなく聞けば朝から万単位で買っていく人が続出してあっという間に品切れになったのだそうな。御先祖様に日ごろのバチあたりを詫びつつお墓参りを済まして帰りに以前から気になっていた古いイタリア車やドイツ車を得意とする阪和道和歌山インター近くのショップを訪問した。 以前850仲間のブログでここに”土に帰りつつある”FIAT850スパイダーがあるという記事を読んだことがありもしや、とオーナーに850のことを聞いてみると残念ながら関西の850仲間がやってきて色々な部品をはぎ取って残ったボディ本体は本当に土に帰ってしまったけれどエンジンはまだその辺にあるよ(!!)とのこと、得体のしれない部品の山をかき分けると本当にありました、見慣れた850ファミリーのエンジン、我が家にピーク時には4基の850エンジンがあったがここ2-3年の間に3台が嫁いでしまい残る1基はバラバラで欠品もあろうかという状態でどこかでエンジンをと物色していたところでまさにジャストタイミング、しかも故郷の和歌山で発掘とは、
なんとか高く売りたいオーナー(極めて当然のお話です)に出来るだけ安く買いたいFIATおじさん(うまくないことにどうしても欲しい気持ちは見え見え)は、ありとあらゆる屁理屈を並べて850エンジンはOTオートモーティブに収まるのがエンジンも本望であろう、しかもFIATおじさんは和歌山が故郷(そんなことは商売に関係ない!?)などと説得、ついにオーナー氏も根負けして(半ばあきらめ顔で)リーズナブルな価格で無事収まるべきところ(?)に収まった。写真は初期型843cc 100GS000型エンジンでクーペよりもカムのタイミングが異なり2Hp多い49HP(多少イタリア式計測法かも)を発生する。比較の為に600用100シリーズの派生形アバルト750GTのエンジン写真を載せておくので比べていただきたい。
さて思わぬ幸運でエンジンを手にすると俄然元気が出て帰途はいつも以上のペースで快走、いつもの新城パーキングのカレー屋でワンストップ、途中出会った被災地に向かう自衛隊や消防隊にご苦労様です、頑張ってくださーい、と車の中で叫びながら、既に神奈川ではガソリン給油もままならずとのことなので富士川サービスエリアで給油して10時20分ごろ帰宅、ここまでは良かったが直後に富士宮の震度6強の地震がやってきてこれはかなり揺れた。ただ揺れよりも直後に震源が静岡と聞いていよいよ東海大地震か富士山の爆発が来たかとそちらの恐怖が大きく強い余震もあってさすがに寝付けない夜となった。
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