2014年2月8日土曜日

パリ、レトロモビル



今年も冬のクラシックカーの祭典、パリのレトロモビルにやってきた。今や屋内で行われるクラシックカーイベントとしては世界最大と言っていいかもしれない。会場の広さではエッセンあたりの方が広いと思うがそこは花の都パリ、華やかさではこのショーに勝る物は無い 。ただ年々ショービジネス化し10数年前のような何があるか解らないようなワクワク感が無くなって来たのも事実、プロにより素晴らしいコンディションにレストアされた車達は無論一見の価値ある名車が多いが我々庶民には無縁の世界である。オートモビリアやモデルカーのコーナーもしかりで写真でしか見たことが無いような幻のアイテムも多く出店されていて目の保養にはなるが正直なところここは売るところであって仕入れるところではないと思う。聞けば出店料は小さなお店でも30万以上になるらしくそれでは価格が高くなるのもある程度仕方がないのだろう。もっとも会期が5日あるので1日あたりで考えれば入場者数とステイタスを考えればそんなに法外ではないのかも知れない。我々日本人にとってはさらに辛いのはアベノミクスとやらの悪影響で為替が18カ月前と比べると4割、昨年と比べても2割程不利な方向に動いてしまったことで新米アンティークショップの少ないマージンが吹っ飛んでしまったような感じ、それなら実用品ではあるまいし値上げすればよいのでは、と思われるかもしれないが値段に敏感なのはこの世界でも同じでお客様の目はシビア、そんなに甘いものではない。それでも遠路はるばるやって来て手ぶらで帰る訳にはいかず、今年は作戦を多少変更してかねてより知り合いの2カ所のお店に集中して交渉、写真にあるような手前みそかもしれないが何点かの面白いアイテムを手にすることが出来た。明日は一転して庶民の味方パリの蚤の市めぐりをしようと思っている。


1 件のコメント:

  1. はじめまして。マーシャルランプの重さ調べていて御社のページを拝見しました。
    在仏ルノー好きなのにレトロモビルは1度行ったきりで今年も行きませんでした。展示が大きすぎるのとショップの品物が高すぎて疲ればっかり残り・・・庶民向けでは無い感じ、本当にそう思いますもので^^; でも大きくてずっと続けて欲しいイベントです。
    フランス人は個人売買が好きですね。小さな町の個人出品市で面白い物があったり・・・。
    またブログを拝見したいと思います。それでは・・・。

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