これもいささか旧聞だが昨年我が家にやってきた新顔(?)をご紹介したい。ご存知ルノーの4番バッターキャトル(4)号である。外観からして古そうに見えるが実はこの車初年度登録は1991年でほぼ最終モデル、デビューは1960年代初め頃と思うので競争の激しい自動車業界で30年にわたり大きな外観の変更のないまま生産されたことになる。知らなかったがこの車VWビートル、T型フオードそして我がカローラと並ぶ世界のベストセラーカーだとか、カローラはその間に何世代にもモデルチェンジされているので基本的に同じ形、という括り方をすればビートル、T型に続くベストセラーということになるのだろう。ちなみに現在の小型乗用車の基本形であるハッチバックを世界で最初に成功させた車、という名誉もどうやらこの車のものらしい。我が家にやってきた車は最終モデルなのでエンジンは1100CC(当初は750CCだった), シートなども近代化されているがフロントウインドーは依然として平面、サイドウインドーもスライド式、エンジンに余裕があるだけあって
走りは2CVと比べるとはるかに近代的でアンティークを積み込んでイベント出店の足として期待したのだがいざ荷物を積み込んで見ると残念ながら以外と荷室は狭く2CVフルゴネットと比べて半分も入らない!!キャトルの名誉のために付け加えるとそもそもこれは乗用車であって荷物を積むための箱をくっつけた2CVフルゴネットと比べること自体フェアではない(そのためにはちゃんとキャトルフルゴネットというモデルがある)。というわけで新しいオーナー募集中でもあるのでご興味のある方は USED CAR FOR SALE のコラムをご覧いただきたい。初めて古いヨーロッパ車と生活してみたいと思われる方には絶好の入門車と思う(そうは言っても1960年代基本設計の車、それなりの覚悟が必要なことはお忘れなく)
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