先週の(金)パリ南西部の見本市会館(正式な呼び名は知らない)で5日間にわたって行われていたレトロモビルに出かけてきた。初めて訪れたのはもう20数年前になると思うが当時は大規模スワップミートの感が強く掘り出し物も多くあり始めてチャンピオンのプライミングプラグと呼ばれる特殊なスパークプラグ の実物を見つけて興奮した面持ちで購入したのを今もはっきりと覚えている。時は移りてこれらを販売する身となって早7年目、以来毎年出かけているが今では世界有数のクラシックカーイベントに成長し珍しい物、良い物はもちろん多くあるがとにかく値段が高くて手が出なくなってしまった。 この辺はアメリカのペブルビーチと同じでもはや我々のようなポケットの軽いエンスージアストが物を買いに行く所ではないらしい。救いは入場料でペブルビーチのように高くなく20ユーロ程度なのでこれはまあリーズナブルかと思う。今年は残念なことに毎年珍しいフランスのブリキやプラスチックモデルでお世話になっていたモナコの老夫婦が見当たらない。そんな訳でこれは、と思う掘り出し物はあまりなかったがそれでも出かけていけば新しい出会いもあるもので昔シトロエンで働いていた、というおじさんから当時のシトロエンの販促モデル(プロモかー)を何台か譲ってもらうことができた(これについては別に記したい)
2枚目の写真は今回の実車で一番興味深かったものでピニンファリーナが FIAT850 のパワートレインを使って作り上げた試作車、当時ピニンファリーナにしては格好が??と言われたりしたが実車はなかなかスタイリッシュだった。3枚目はオートモビリアを売るショップの一つ、大体こんな感じでお金さえ出す気なら本当に色々なものがあり仕事を離れて見ているのは夢でも買えそうにない実車よりもむしろこちらの方が楽しいかもしれない。
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