2010年12月25日土曜日

グッドバイ エイリアン !!

わが家のXMの嫁ぎ先が思ったより早く決まっていよいよ明日がその日となってしまった。 彼女がやってきた時多くの友人から(いかにも憐れむような声で、エー(!!)XMですかー)と心配されたものだがお蔭さまでご機嫌は終始麗しく何のトラブルもないままに明日の良き日を迎えそう。本当は嫁にやりたくないのだが、嫁ぎ先は初期型、後期型XMをお持ちの大のXMファンの方、寒いわが家でロクなメインテナンスも受けずにいるよりもXMもはるかに幸せでしょう、

と言う訳で今日は最後のデート、 箱根の某カフェまで一走りして来ました。 噂には聞いていましたが高速上では折からの強風もものともせずまた多少のバンプ等全く関係なく突き進む様は本当に地の果てまでフラットアウトで飛ばしてみたいという誘惑に駆られる素晴らしい物でした。 一方コセコセしたワインディングロードはあまり得意でない様子、オートマがかなりハイギヤードな躾なのか3L V6とは信じられないほどもっそりとした感じでした。おなじみ箱根のカフェJではクリスマススペシャルのすこぶる美味なランチをごちそうになって帰路に、40分程で無事家に帰り着くとうれしいボーナスがありました。ちょっと見にくい写真で恐縮ですがなんとオドメーターが77777KMを示しているではありませんか!! これ決して無理やり調整して並べた訳ではなく偶然揃ったのですがどちらかと言うとカジノのスロットマシーン用に取っておきたかった気がしないでも?

わが家に突然舞い降りたエイリアンのようなXM、一枚目の写真は彼女を訪ねてやって来てくれた美人のお姉さん、 白状するとどうやら僕はこのエイリアン姉妹(もう一人DSという究極の美人も加えると3姉妹)に恋をしてしまったようだ。 XMは明日嫁いでいくが遠からぬうちにまた出会いがあるような予感がして ---
取りあえず、グッドバイXM, 幸せに!!

2010年11月30日火曜日

やったね! お立ち台の真ん中だ !!

 28日の日曜日、大磯は多少風が強いものの幸い好天に恵まれ一日タップリ古い車と遊ぶことが出来ました。伝統のSHCCヒストリックカージムカーナ、今回は特にFIAT850をフィーチャーとあっていつもにもまして力が入りました。 当日集まった850は全部で8台、スパイダーが4台、クーペ2台、ベルリーナ2台、これだけ集まるとあちこちですぐ車談議が始まるのは同好の志の集まりならばこそ、苦楽を共にしたオーナーならではのコアな会話があちこちで始まっていたようです。
さてジムカーナはというと、今回はAクラスとは別に850クラスとして独立したクラスが設けられたそうで、と言うことは目標にしていたAクラス赤の1番ゼッケン奪還は戦わずして次回に持ち越しに、まあ850クラスの中ではーーーと多少の余裕も見せるもこと競争と名が付けば”世の中そんな甘いもんやおまへんでー”と神の声、気合を入れ直して精神統一、アクセルを床も抜けよとばかり踏みつけ、ギア鳴りも今日だけはゴメンと電光石火のシフト、まあまあの感じで1本目を終了、2位とは約2秒差、ちなみにAクラスの宿敵S600に1秒差で勝ってるものの、今回どう鼻の油を刷り込んだのか急に速くなったフロンテに何と3秒近くも離されているではないか!! 
ジムカーナに限らず、車で競争をやっていると1秒差以内であれば2本目に猛烈にファイトが湧いてきて実力以上のタイムが出ることもあるのですが3秒というのはやる気を無くさせるに十分なタイム差、ハイどこをどうやっても同じ車に乗っている以上勝ち目はありません。今回はAクラスで走っている訳ではないのでまあいいか、と自分を納得させて2本目に集中、で結果はどうだったかと言うとはい、3枚目の写真をご覧ください。 どうです60を過ぎたおじさんがこんなハッピーな顔で得意満面、わが世の春!!といった感じでしょう。 若いの、もっと修業して早く追っかけてこい!!(まあ大体こんな偉そうなことを書くとロクなことがないのですがつぎに負けるまでの間、いいじゃないですか)  

2010年11月25日木曜日

今週の週末は大磯ロングビーチに集合!!

年2回のSHCCヒストリックカージムカーナが28日の日曜日大磯ロングビーチで開催されます。 前回は張りきりすぎて珍しくも大スピン、悔いの残る戦いでしたので今回は雪辱戦、Aクラスの赤の1番ゼッケン(つまりディフェンディングチャンピオン)を挽回すべく入れ込んでいるところですが加えて今回は何とFIAT850特集で850が10台前後集まるとのうわさ!! さすがにこれは850歴30数年のFIATおじさんとしては負ける訳にはいかず、よしそれではと急遽ブレーキディスクを交換、キャリパーをオーバーホールすることにしました。実は先日パッドだけ入れ替えた際に少しオイルが漏れていたのとホースに亀裂が入っているのを”見てしまった”のですがその時はとりあえず”見なかった”ことにしてパッド交換のみで済ませていたのです(古い車をいじっていると皆さん“見なかったことにしよう”と言うのは経験あると思いますが)。でもって今回こそ早めに準備と2-3週間前から焦ってはいたのですがお尻に火が付いてこないと始めないのは幾つになっても同じ、やっと昨日から作業にかかりました。古い車ですので始めるといろいろな予定外の出来事が発生、例えば左前輪のホイールベアリングがカジッているのを発見、これはさすがに見て見ぬふりはまずかろうと交換を決意、ところがホイールベアリングは先日売れてしまって在庫がないではないか(!!)、思わず車が間に合わず”取りあえず完走だけ”の最悪の事態が頭をよぎりましたがそこは850、わが家に他にも2台あるではないか、で早速、内1台のベアリングを外すと問題なさそうでホッとして組み付け、他にもいろいろありましたが風邪で最悪の体調に鞭打って何とか片側が終了、明日反対側を組み付けてエア抜きをすれば多分(?)大丈夫と言うところまでこぎつけました。
ちなみに私の長年の経験からジムカーナに勝つための法則です。
1)準備万端、余裕たっぷりはロクなことがない。ぎりぎり間に合った、の方が結果が良いことが多い。
2)未検証なものをトライするより基本に忠実に車本来の力を引き出す努力をすべき
3)1本目から気合を入れて行くこと、、まずタイムを出しておいて2本目に本気でーーなどと考えるとロクなことがない。事実1本目のタイムで勝敗が決することがかなりある。
4)スラロームは一本目のパイロンの入り方が全て、ここをスピードをあげて入れるようにその前でタイムロスしてもスラロームをリズムよく走り抜けた方が圧倒的に速い
5)スタート前の精神集中!!
本当はまだまだあるのですがあまり公開してしまうとまずいのでこれぐらいで

それではみなさん大磯でお会いしましょう!!


2010年11月19日金曜日

新しい(?)Automobilia 入荷

先日の日記に”お蔭さまで最近Automobiliaの売り上げ好調”と記しました。これらの商品は自分で買い付けに出かけたとき以外は大半がアメリカの某オークションで発掘し月に一度程度まとめて日本に送ってもらったり誰かが出かけた時には無理を言って持って帰ってもらったりしています。今日友人が持ち帰ってくれた荷物がスーツケース一杯届きました。
オークションでの仕入れの場合、届くまで自分の買ったものを見ていない訳で新しく着いた荷物を開けるときのワクワク感は幾つになっても同じ。これって小さな子供がクリスマスや誕生日のプレゼントを開けるときのあの気持ちそのままですね。 お蔭さまで回を重ねるたびに "Pleasant Surprise" が増え "Disapointment" が減ってきているようですがそれでも今でも時々“ハズレ”もあります。そんな時はこれも授業料と割り切って早めに“訳あり”で安く処分してロスを最小限に食い止めるようにしています。一方予期せぬ掘り出し物も情報が発達した今でも時々あります。下に示した写真の中にも“エッこれがこんな値段で!!”と言うアイテムが2,3含まれています。 どれがそうかは今後のお楽しみ、順次某オークションと我ホームページにアップしていきますのでお楽しみに。オークション出品前に”俺によこせ”というものが目に付きましたら読者の方には特別に(?)相談に乗りますのでご一報を。

2010年11月15日月曜日

またまたフランス娘登場!!

少しご無沙汰しました。決して惰眠をむさぼっていた訳ではなくお蔭さまで某オークションのアンティークが売れ行き好調で出品から出荷まで大忙し、うれしい悲鳴をあげていました。そんな折、友人のY氏から、身寄りがなく捨てられそうな可哀そうなフランス娘がいるんだがーー との連絡、聞けば今度はちょっとグラマーなとびきり手がかかる我儘娘、そうシトロエンXM嬢。 この車BXと共に素人が最も手を出してはいけないシトロエンとのもっぱらの評判、でもそう聞くとよけいにチャレンジ精神がわいてくるのが世の常ではあります。実はこの話、車山詣での直前に入っており現地でXMのオーナーを見つけて話を聞いてみるといかにも憐れむような目で、”そうですか幸運を祈ります”とのお言葉!!
それでもとにかく会いに行ってみるとこれがなかなかの美人、取りあえず検討しますとは言ったものの会ったら最後、答えは決まっていて2-3日後には車載に積まれてわが家にやって来ていました。バッテリーを充電してエンジンをかけるとペッタンコだった車体がスルスルと持ちあがり庭の中で少し走らせてみたらこれが本物のシトロエン、セルフセンタリングのステアリング、ペダルでバルブを開くだけのブレーキなど最近の無国籍車と違いもろにシトロエンしている最後の車でしょうか? まともなのはエンジンだけと以前聞いたことがありますが面目躍如と言ったところでしょう。ラッキーなことにあまり期待していなかった電気系も取りあえずOKのようでセントラルロック、パワーウインドー、サンルーフ、シートアジャスター全て順調に動くではないですか!? ちょっと末恐ろしいくらいパワー何とかが付いています(ヨーロッパ車はあまりこれをやらない方がいいと思うんですが)。スペックを見るとV6,3リッターで最高速度220KM、ちょっとラテン的楽天主義のようにも思いますがこれで高速を飛ばすと確かに気持ちよさそうです。車検を取る気であれば一発でOKのような感じで自分で乗るか里親を探すか迷うところですがどなたか興味のあるう方おられましたらお知らせください(値段は”パパのお小遣い”で買えるほどです)

2010年11月1日月曜日

雨にも負けず --- ”フレンチブルー参戦記”

先週末は恒例のフレンチブルーミーティングが車山でありプジョー309にありったけのオートモビリア(わかりやすく言えばガラクタ!?)を積んで出店して来ました。木曜日頃から天気予報は台風の直撃予想、究極の晴れ男のFIATおじさんも今回ばかりは観念して2日間晴れという虫の良いお願いは引っ込めてお天気の神様と取引の作戦ーーー土曜日は雨を降らせても良い代わり日曜は絶対晴れさせる事、と言うことで取引成立(?)、台風による大雨の中土曜日朝から出陣、走り出してすぐこのプジョー、ヒーターが効かないことを発見、まあ何とかなるでしょうといつもの楽観主義でそのまま行くことに(いまさら身動きがとれないほどの荷物を乗せ換える気などまったくなし!!)。ところが何程も走らないうちに窓が猛烈に曇ることに気が付き最初はウエスで拭いていたものの追いつかず、エアコンは良く効くのですが暖かいエアーミックスが働かないということは凍るような冷風をどんどん吐き出してくる訳で最初は我慢していたもののそのうちあまりの寒さにジャンパーを着て手袋をして運転する羽目になりました。普段ヨーロッパ車のエアコンの悪口ばかり言っている祟りでしょう、猛烈に良く冷える事、ハイ、ヨーロッパ車のエアコンも寒い時は良く効くこと間違いありません!! それでも11時過ぎには車山に到着、雨と霧と寒さの中、結局土曜日のスワップミートは断念して日曜に賭けることに。 天気予報も日曜午前中は晴れ、夕方から雨と言うことでお天気の神様との取引どうりのストーリーに。 友人のO氏にも明日は晴れ間違いないのでぜひどうぞと自信を持ってお誘いしました。
明けて日曜日、霧雨の残る中、店の準備の為7時過ぎには会場へ、そろそろ朝日が差してくるハズが一向に雨はやむ気配なし、そのうち晴れるだろうとの思いもむなしく結局終了時間の午後3時過ぎまでずっと雨は降り続きました。それでも熱心なフランス車ファンは続々と車山に集まり売り上げもそこそこ、珍しい車をたっぷり見て楽しく充実した一日ではありました。 最後に“ちょっといい話” と”とびきりのいい話”をご紹介します。
“ちょっといい話”:超希少車である309ブランも地味な外観故、普段は気付く人もないのですがさすが車山のセンターパーキングに駐車しておくとひっきりなしに写真を撮られる人気車に、会う人毎に“珍しいですね”と声をかけられ“そうでしょう”と309もちょっぴり自慢顔になったように見えました(これでご機嫌を直して帰りはヒーターが効くかと思いましたがやはりだめでした)。

“とびきりのいい話”:前泊したペンションで一緒だったファミリー、2CVで一家4人で車山詣で、2CVで山登り大変だったでしょう、と聞くと、”はい大変でしたと涼しい顔”、大の大人4人ではさすがに上らなかったそうです。 そこでこのファミリーどうしたと思います!? なんと中学になった子供2人はバスに乗せてあとの二人で山頂まで登ってそこで子供たちを拾って車山まで来たそうです。お母さん曰く、子供が小さいうちは4人でも何とか登ったんですがネー!! 車離れが叫ばれる昨今、2CVファミリーのファイトに乾杯、きっと中学生のお子さんもとびきりのエンスーになってくれることでしょう。   

2010年9月29日水曜日

久々のツーショット

久々にFIATおじさんらしいツーショット
先日のトリコロールミーティングで知り合った東京のO氏が早速訪ねて来てくれました。
OT1600/2000モストラ風にモディファイされた非常に綺麗な850ベルリーナです。
リアのフェンダーの張り出し具合もお見事、センス良くかつオーナーの熱意が伝わってくる力作と思います。
ちなみにエンジンはA112アバルトの1050ccに換装してあるそうです。 と言うのは簡単ですが実は850ファミリーにA112エンジンを載せるのは簡単な仕事ではありません。 850以前の600シリーズも以降のA112もエンジンは時計回りなのになぜか850シリーズのみ反時計回りなのです。 従って600や600ベースの750GT(ダブルバブル)、850TCにはA112エンジンを積んでいる例は多く見られますが850に関しては”やりたいね”と言う話は良く聞いても実際にものにして実用に使っている例はそう多くは無いと思います。そもそもエンジンと言うのは逆回転さしても問題の無い物なのでしょうか?仮にOKとしてもデスビ、スターター 等々思いつくだけでも何箇所か影響のありそうなところがあります。時間があれば一度チャレンジしてみたい企画ではありますが。 
裏山テストコースで少し横に乗せてもらいましたがさすが我が850クーペよりもかなりパワーが出ている感じがしました。それにしてもこの850ベルリーナの後ろ姿、可愛いと思いませんか?60年代後半のアウトストラーダで130KM程度でクルーズしているアルファやランチャのオーナーはこんな可愛い恰好をした850にドーンと追い越されたら目を丸くしたでしょうね。モストラがもし,
もう少しデチューンした1600あたりのツインカムを積んで量産されていたら ---  きっと世の中の”羊の皮をかぶった狼”の勢力図も相当変わっていたでしょう。 そんな楽しい夢を見せてくれた午後でした。

2010年9月28日火曜日

イタリア車の集まり、トリコロールミーティングに出店して来ました

 9月26日の日曜日、河口湖の近くの研修センターで行われたイタリア車の集まり、第1回トリコロールミーティングに出店して来ました。 会場は広大な芝生のグラウンドで約200台+の参加者が並んでも余裕たっぷり、スワップミート出店者にも広いスペースが割り当てられ非常に居心地の良いイベントでした。
せっかくのイタリア車のお祭りですので今回は頑張ってFIAT850クーペで参加、問題は山の様な商品をどうやって積み込むかです。
2枚の写真をご覧ください。テーブルや什器を含めここにある物全て+2名の乗員が小さな850クーペに収まったのです!!
信じられますか? これだけで敢闘賞ものと思いますが、さすがにこれだけ積み込んだフルロード状態に加えて、ご存知の通り御殿場、さらに山中湖への道は延々と続く登り坂(現在の車では意識しない程度の上りも40年前の900ccエンジンではもろに感じます)、加えて普段のメインテナンスをサボっていた為ラジエターの中は茶色の泥水状態、さらにこの車、多少鼻の油をすりこんでありそれでなくとも水温は上がり気味、と言うことでご推察の通り、途中から水温計とにらめっこ、御殿場をすぎるあたりでついにレッドゾーンに近づき須走
の手前でギブアップ、20分ほど休憩して温度が下がるのを待ち、適温に下がったところで一気に坂を登ってコンビニでストップ、無理やりラジエターキャップを開けて(慣れない方決して真似をしないでください。火傷しますよ)購入した水を投入、水温を無理やり下げて再度出発、友人と待ち合わせ場所の富士五湖道路のゲート、さらに絶望的な長いのぼりをすぎて2KMのトンネルを抜けたあたりで再度ストップしてクールダウン、ここからは平坦な道路なので予定より30分程度の遅れで無事到着、敢闘賞その2でした(身動きできないほどの荷物を積みこみ老人(?)2人の乗った変な小さな車が水蒸気を噴き上げている図は横をすり抜けてゆく平均的日本の家族連れワンボックスの絶好の話題になったのでしょう)。
でイベントはどうだったかと言うと広い会場内によくぞこれだけというイタリア車が集まり、チンクや初期のパンダなどのほほえましい姿から素晴らしいサラブレッドまで中々見ごたえがありました。売れ行きも好調、参加費も安くおまけに天気も良く(閉会と同時に雨になりましたが)楽しめた一日でした。最後に下り坂の帰りは途中ストップもなく無事帰ってきたことをご報告しておきます(次回までにせめてラジエターのお掃除ぐらいはしておきます)。

2010年9月23日木曜日

今回はちょっと変わったお話ーーーハンバーガーコレクション

いつも古い車の話ばかりでは変わり映えがないので今回は少し違ったお話。写真のハンバーガーコレクションはご存じでしょうか? 某ハンバーガーチェーンがちょっと前に実施した最近になくヒットしたキャンペーン賞品で、早くもオークションでは高値で取引されているようです。
わが家の奥方もこれにハマったようで絶対6種類全部揃えてみせるとものすごい迫力でお店に通い、かくして8月の我が家のお昼は週に2-3度はハンバーガーにポテトチップとなった訳です。もっともFIATおじさんとて決して迷惑していた訳ではなくお蕎麦屋さんとハンバーガー屋さんが並んでいたらまず間違いなくハンバーガー屋さんに飛び込むタイプなのでこれはこれで歓迎、かくして8月の猛暑の最中、ハンバーガーをかじりながら冷たいビールを一杯と言うのがわが家の“小さな幸せ”でその甲斐あってキャンペーン終了を待たずに無事6種手元に揃うこととなりました。
ちなみにFIATおじさんはマックに関しては年季が入っており、銀座に1号店が出来た時わざわざ出かけてビッグマックを食べた記憶があります。値段は今と同じような感じだったと思いますが当時の所得水準からは随分高かったのではないでしょうか?以来40年近く、還暦を過ぎた今も奥方共々通い続けています。そろそろマックジャパンから感謝状の一つぐらい来てもよさそうなものですが?

2010年9月22日水曜日

”FIATおじさん”転じて“フランスおじさん” ??

FIATおじさんはなぜかフランス娘にもてる様で最近我が家に4人の妙齢のフランス娘たちが居候している。
左端は平成7年生まれ、御年15歳の106嬢、4人娘の3番目。良く食べて活発に動き回り元気は一番。 2人目は平成5年生まれ、御年17歳の309嬢、しばらく反抗期で気難しい時期もあったが最近はすっかり落ち着いている。 3人目、長女にして平成2年生まれ今年成人式を迎えたエクスプレス嬢、とにかく働き者で重い物も大きな物も軽々と運んでしまう力持ち、頼りになりそう。最後に平成9年生まれの末っ子ツインゴ嬢、13歳になったばかり、そろそろ難しい事を云い始める年齢かも。
下から2番目の106はすでに嫁ぎ先が決まっていて花嫁修業の身、309も時々お見合いの話があり近々良縁に恵まれそうな予感、花嫁の父としてちょっと嬉しいような寂しいような気分ですが、一方長女と末っ子はしばらくパラサイトとして我が家に居座るのでしょうか?

2010年9月20日月曜日

Automobilia (オートモビリア)ーーー Gargoyle ロゴの Mobil Oil

Auromobilia とは耳慣れない英語ですが(辞書を引いても多分出てきません)自動車関連のアンティークを表す造成語のようです。
今回のビューリーへの買い付けで大きな収穫の一つが写真のGARGOYLE ロゴのモービル石油のサイン。 長年欲しいと思っていた物ですがやっと手に入れることが出来ました。
モービルオイルは1866年にVacuum Oil Coとして設立された後1879年にスタンダードオイルに買収され1911年に独禁法に従って再度分離独立(1911年に既に独禁法が機能していたとはすごいですね)その後1931年にSOCONYオイルと合併することになりますが、彼らが1931年の合併まで使っていたロゴがこのGARGOYLEです。 ちなみに合併後は現在に続くペガサスホースとなります。 GARGOYLEとはワニに良く似た怪獣だそうです。つまりこのロゴの付いたサインは(リプロでなければ)新しくても1930年以前と言うことになります。
この当時のサインは大半が厚手の金属にポーセリン(ホーロー)仕上げを施した高級な作りの物で非常に味わいがあります。今回入手したこのサインも縦48cm、横61cmで重さは約3.2Kgの重量級です。早速わが家のガレージに収まり門外不出としたいところですが”オートモビリアの楽しみを一人でも多くの友人と分かち合いたい”などと以前偉そうなことを書いたことでもあり、また本音として少しでも年金生活の足しにしなければなりませんので早速某オークションに登場しています。興味のある方は某オークションで、アンティーク、乗り物、その他、のジャンル或いは出品者ID Automobilia903 で検索してみてください。

2010年9月18日土曜日

COTSWOLD Motor & Toy ミュージアム

イギリスの中西部、ロンドンから西へ100KM程度のところに   KOTSWOLDと言う小さな古い町があります。中々の観光地のようで日本からのツアーにも含まれることがあるそうですが今回この町に自動車関連のアンティークを集めたミュージアムがあるということで尋ねてみました。写真(1)がその外観、イギリスの田舎ならどこにでもありそうな外観の古い建物ですが端に置かれた戦前のBPの看板が何やらただならぬ雰囲気を出しています。写真では小さなミュージアムに見えますが実はこの奥に全部で7つの展示室があるかなりの大きさです。  中に入ってみると古い車はイギリスの戦前の実用車が中心で正直大したことはありませんがお目当てのオートモビリアはおびただしい数の、戦前から50-60年代のサインが所狭しと飾られていてこれは一見の価値ありです。写真(2)と(3)はその一角ですが戦前のBP、カストロールやモービル、戦後のチャンピオンのサインなどがお分かり頂けると思います。 7つの展示室の内最初の3か所が戦前の車とオートモビリア、4つ目が60年代、次の2か所がミニカーやブリキのおもちゃ、そして最後が古いカメラの展示室になっています。ミニカーもおびただしい数があり多分貴重な物もかなり含まれているのでしょうがこちらは当方の知識不足故、”へーそういう物ですか”程度の感じで感激するまでは至らず、でした。ちなみにCOTSWOLDの町も少し歩いてみました。最後の写真がそれですが古い街並みの中に川が流れ鳥が遊ぶ風景はちょっといい感じでした。ロンドンから日帰りで十分行って帰れるところで古い車や車関連のおもちゃの好きな方にはお薦めです。

2010年9月16日木曜日

イギリス、ビューリーのオートジャンブルに行ってきました(その2)


前回出店者のテントが約2000店あることを書きました。ここビューリーではそれに加えてクラシックカーの展示即売がありそこにお小遣いですぐ買えそうな値段から家が何件も買えそうな値段までの車が100台以上出品されています。今の為替の関係もあり持って帰る心配がなければ飛びつきたくなるようなValue for money の車も何台かありました。さらにオークションのBonhamsの会場では(こちらは当方とは関係ないお金持ちの別世界の)オークションが盛大に行われています。 そしてもう一つ忘れてならないのが National Motor Museum 、かのロードモンターギュミュージアムがあることです。膨大な数のイギリス車や歴代の速度記録車のコレクションに加え、写真1に示すような古いイギリスのガレージを再現したコーナーがありとても興味深く見ることが出来ました。 写真2はオートジャンブル会場の一角にあったキャブレター屋さんの車、とてもおしゃれで思わずシャッターに手が伸びました。会場にはキャブの専門店はもちろん、ベテランカー用のランプの専門店やガスケットの専門店、プラグの専門店などが出店しています。 写真3が今回の戦利品、他にももう少しあるのですが一枚の写真に収まりきりません。戦前のCASTROLやMobilの看板、ちょっと気になりませんか? こうした貴重なサインは本当はわが家のガレージにいつまでも飾っておきたいところですが生活の為(!?)今後ヤフオクや我がホームページにFor Saleとして登場しますのでご期待(?)下さい

2010年9月15日水曜日

イギリス ビューリーのオートジャンブルに出かけてきました

9月12,13日とイギリス南部、サザンプトン近くのビューりーで開かれたオートジャンブルにアンティークの買い付けに出かけてきました。 ヨーロッパで最大規模と言われる(世界最大と言いたいところですがアメリカにもっと大きなイベントがあるそうです)自動車関連アンティークの一大イベントです。
場所は貴族の領地を使うらしいのですがイギリスの貴族と言うのはとんでもない広い領地をもっているそうでここビューリーも多分端から端まで車で20分以上かかりそうな広大な土地のほんの一部がイベントに使われるようです。 一枚目の写真の奥に小さく見えているのが貴族の館の一部らしい建物です。
2枚目の写真は会場の一部です。合計で約2,000(!!)の出品者のテントがあるそうでうまく写真で表現できませんがはるか奥の森の方までテント村が続いているのが見えますでしょうか? ここを土日、2日間かけて回る訳ですが2,000店を回るのは並大抵の努力では出来ません。まさに究極の体力勝負と言ったところ、しかも悪いことに午後になるにつれ購入した品物でどんどん体が重くなりそれでなくとも重い足取りがさらにつらくなってきます。最後のとどめは駐車場からの道、約15分程度歩くのですがこれが下り坂、つまり行きはよいよい帰りはーーーで最後に帰る時はそれでなくとも動けないほどの荷物を持って絶望的な上り坂を10メートル歩いては休みを繰り返しやっとの思いで車にたどり着くと言ったあんばいでした。土曜日はあいにくの小雨模様でしたがイギリスの年寄りは雨なぞ一向に気にする様子もなく完全武装の服装に大きなかごを引きながら喜々として歩き回っていました。
3枚目の写真は土にかえる寸前のブガッティ、ビューりーではこんな物も売っています。さて戦利品はいかに、 次回報告します

2010年8月18日水曜日

働き者の家族が加わりました

読者の皆さま、

すみません、またまたブログ更新をサボっていました。昔から意志の弱さではだれにも負けない自信があったのですがーー、ハイ今日からまた心を入れ替えて頑張ります。

という訳で心機一転、最初の話題は新しい家族のご紹介!!荷物をたっぷり積んでイベントに出かけたり農作業のお供に出かけたり、まさに我が家の足として活躍してくれそう。 何よりも宜しいのは古いヨーロッパ車のアキレス腱ともいえる何点かが最初から無いこと、まずミッションがマニュアル5速でオートマが壊れる心配がない、窓はパワーウインドーなんてものが最初から無くて今時 珍しい手でぐるぐる回すやつ、ハイこれでここも壊れる心配なし、さらになんと懐かしい手動チョーク付き、これならエンジン始動に手こずっても自分で何とかなりそうです。散々便利装備の悪口を言った後に まことに勝手ではありますがこの暑さ、信頼性はなくともとりあえずエアコンだけは欲しいのが人情、それがなんと良く効くのです。古いヨーロッパ車に一般的な ”涼しい時は良く効きます” ではなく本当に良く効くのです。 という訳でこの車とは長ーいお友達になれそうな気がしますがちょっとヤバいのは娘夫婦もこれを狙っているらしきこと!! もうちょっと”まともな”車にしたら、と言ってるのに左ハンドル、マニュアルが良いんだそうで、へんなの!!


それにしてもこの車、どうしても”お花屋さんの車”のイメージがわいてくるのですが私だけでしょうか?


2010年7月27日火曜日

医者の不養生?

昨日のBMWに続いて今朝はわが家の農耕車,
ルノーツインゴのエンジンがかからないトラブル(写真の青い方の車です)。
この車、奥方の毎日の足として畑仕事の道具一式を積んで大活躍、そういえば最近エンジンをかけてすぐにエアコンを入れるとエンジンが止まってしまう、たまにかかりが悪い、等の訴えがあったのですがどうせ毎日チョイ乗りばかりでプラグがかぶってきた程度だろうと思っていました。事実先日かからないと言うのでアクセルを一杯踏んでセルを回すと一発で始動、それではカブリをとろうと裏山で少しエンジンを回してハイこれでOK、一件落着にしていました。 ところが今回はアクセルを踏もうがあおろうがたまにブブッと来るのですが後がどうしても続きません。この車横置きエンジンで3番4番のプラグは簡単に抜けますので点検するも特に異常なし、しいて言えばこれだけセルを回したのにプラグが全く濡れていない、つまりガスが来ていないってこと? ただ経験から言うとガスが来ていない場合は時々ブブッとハゼることはなく原因はどう見ても電気と思えるのですが。 時間が迫っているのでとりあえず別の車に乗り換えて所用をこなし午後に再挑戦、まずデスビを点検するも異常なし、それでは意を決して手の入りにくい1番、2番のプラグを何とか抜いてみてびっくり、デポジットがひどくついてほとんどギャップがない状態(!!)、少しデポジットをとってみたのが写真の状態、何だか碍子先端がオーバーヒートして溶けているようにも見えます。 このデポジット典型的なオイルデポジット、つまりオイルコントロールに問題があってオイル上がりしている時に出てくるデポジットに見えますがでも1番、2番同時にそんなことが起こる(?)、それに回転をあげてもマフラーからは特にオイルが燃えているような排ガスは出ないし(??) それではプラグがオーバーヒートして溶けかかった状態? このツインゴ、指定はたぶん5又は6番相当程度の熱価と思いますが今は某国産メーカーの4番を入れています。ちなみに私、これでもプラグを生活の糧として30年間働いてきた身、1-2段階指定よりも焼け型は十分承知していますが奥方のチョイ乗り専用、この程度の方が良いだろうと入れたものです。このプラグのワイドレンジの実力はたぶん日本中の誰よりもよく知っているつもり、裏山で多少頑張った程度で溶けるとは到底思えません。 ということで根本的な原因は断定できていませんが結果として1,2番プラグの不良(某メーカーの名誉の為に、決してプラグのトラブルではありません。熱価選定ミスかオイルコントロールのトラブルです)が原因の始動不良でした(一本だけならたぶんかかるのですが2本アウトでは時々ブブッと来ても続かないのは当然でしょう)。 プラグはやはりエンジンの中を見る最大の手掛かり、面倒がらずに4本きっちり点検すべきでした。 それでもここまで文句も言わず頑張ったツインゴにお詫びに新品のイリジウム4本を奢ってやりました。 古い車に乗っているみなさん、定期的にプラグの点検をしましょう!!

2010年7月25日日曜日

JAFのお世話になりました !!

お台場のクラシックカーコンクールデレガンスに出かけようとBMW320i で家を出ました。 プジョー309とどちらで行こうか迷ったのですがあまりの暑さにたぶんBMWの方が信頼性が高いと思ったのですがーーー.  休日の東名を“走るシケイン”をかき分けながら快適に飛ばしていたら厚木インターのところで急にバッテリーチャージランプの警告灯が点灯、同時にエアコンが効かなくなりました。何が起こったのかあれこれ考えているうちに水温計の針が急上昇、ことここに至って事の重大性を認識、祈る気持ちで蛯名サービスエリアへ、込んでいるあたりを避けトラックパーキングの広いところでエンジンを切りました。 水温計は上限まで振り切りましたが辛うじて蒸気が噴き出す直前でストップ、たぶんシリンダーヘッドは大丈夫でしょう。 ボンネットを開けて少し見るうちに原因判明、補給類の駆動ベルト切れでした。 あと1KM手前で起きていたら当然厚木で出ていたのですが、ここは蛯名、ということは横浜まで行かない事にはどうすることも出来ず観念してJAFにSOSとなりました。 私、42年間JAFに会費とライセンスの更新料を払い続けていますのでたまに助けに来てもらってもバチは当たらないのですがどういう訳か今年はこれで3回目、JAFさんごめんなさい !!   まあ3回やればもう当分はないでしょう。 皆さんご経験おありと思いますがトラぶった時に来てくれるJAFのサービスマン、神様のように見えますネ。 見事な手さばきでものの10分ほどで牽引の準備完了、トラックに同乗して横浜インターを出てすぐのBMWのディーラーまで連れて行ってもらいました。
今回勉強したこと。 ETCカードで高速に入った場合その処理はどうするかというと一般の料金所でカードを渡してマニュアル処理で通常のETC料金を払って処理完了となるのだそうです。 
BMWのディーラーの診断ではベルトは在庫があるがテンショナーも交換が必要、ただし在庫はなく入院となり、電車での帰宅と相成りました。 古いFIATやプジョーが壊れても腹も立たないのですがせっかく信頼性ありそうだからとチョイスしたBMWが壊れると何となく裏切られた気分(!?)、もっともきっちりとしたメインテナンスもしないで文句を言う筋合いではないのですが。 何よりも良かった事はこのトラブルがお客さまに販売した後ではなく今自分で運転しているときに出てくれたこと、感謝!! 皆さん猛暑日続きでバテているのは人間ばかりではありません、愛車の日頃の点検に注意しましょう。 ということで今年のコンクールデレガンスは残念ながら見逃してしまいました。

2010年7月17日土曜日

FIAT850 初期型クーペ

久々に“FIATおじさん”らしい記事を一つ。 先日初期型の850クーペが訪ねてくれました。

この初期型クーペは私にとってはなんと言っても”特別な1台”なのです。 前回書いた80年代に筑波を走ったのも、始まったばかりのTACSニューイヤーミーティングで子供たちと生まれたばかりの子犬をつれて原宿表参道をパレードしたのもこのクーペでした。でその車はどうなったかというと初めての古い車、厚化粧の下はどうなっているかなどということは夢にも考えず、気が付いた時は時すでに遅しで外せるだけの部品をはずして悲しいお別れとなってしまいました。 ところがこのクーペがいなくなると猛烈にさびしくなり岡山の方に無理を言って譲っていただいたのが現在の白いクーペです。 どうしてもスパイダーの方に目が行きがちですが社内デザインと言われるクーペもこうして新旧2台並んで見ると中々スタイリッシュでしょう。60年代半ば戦後ようやく復興して少しづつ余裕の出てきたイタリアのヤングファミリーが後席に子供を放りこんでドライブに出かける光景が目に浮かぶようです。この初期型のオーナーS氏、SHCCジムカーナのお立ち台目指してどうやら心臓移植を目論んでおられるようで今回も903ccのxxxはどうなっているのかと偵察に(??)見えたようです。またまた強力なライバルが現れそうでFIAT850での1-2フィニッシュを目指して頑張りましょう。最後に落ちを一つ、この写真を撮ろうと白いクーペのエンジンをかけようとしたらなんとクラッチが貼りついているではありませんか。これはこの車の持病の様なもので治療法はいたって簡単、後ろに何もない事を確認してギアをバックに入れたままエンジンをかければたいていエンジンがかかった瞬間に剥がれます。

2010年7月12日月曜日

JCCAの筑波ミーティングに出店して来ました

先週の日曜日(7月11日)、筑波サーキットで行われたJCCAクラシックカーフェスティバル筑波ミーティングのスワップショップに出店して来ました。筑波のクラシックカーフェスティバルは80年代初期の旧TACS時代には自分のFIAT850で何度か走ったりその後仕事で2輪のレースサービスをしている頃には毎年全日本のロードレースのサポートに訪れたのですが今回は10数年ぶり、道もすっかり忘れていて地図を片手に出かけましたが首都高の新しく開通したC2環状線の威力は素晴らしく、中井町の我が家からなんと2時間を少し切る時間でサーキットに到着、昔を知る者にとっては感激ものでした。梅雨の最中とあって雨を心配しましたがそこは日頃の行いの良い(?)FIATおじさん、何とかイベント終了まで雨の神に待ってもらうよう交渉に成功、商品を片付けて車に積み込むと同時に雨だれが落ちてきました。 肝心の売り上げはマアマアといったところでしたがこの日の最大の収穫は久しぶりに鈴木昭吾元会長にお目にかかれたこと。 我々が今こうして古い車のイベントを気軽に楽しめるのも70年代にこの方の素晴らしい御活躍があったからこそ、御年89歳になられるそうですがご本人曰く、”私はまだほんの89歳、この先少なくとも10年は古い車を楽しみます”、写真はあまり好きでない私も思わずお願いをして一緒に撮ってもらいました。人生これから、若輩者の私もがんばりまーす!!

2010年7月7日水曜日

クライスラーフルサイズカーの思い出

最新の自動車雑誌でアルファジュリエッタの試乗記を読んでいたらこのプラットフォームが将来クライスラー社のコンパクトカーにも使われる予定--- とありました。 そうかクライスラーは今やFIATグループの一員なのですね、ということは過去10年以上にわたって足としてクライスラーのフルサイズを3台乗り継いだクライスラーファンのFIATおじさんにはうれしい事です。 そんな訳で今日はここ10年余りのクライスラーフルサイズカーの思い出を書いてみたいと思います。
1台目はクライスラーが経営的に苦しく(苦しい時は何度もありましたが)新車の開発もままならなかった時期LH(Last Hope と揶揄されました)として発表されたイーグルヴィジョン、日本にはこのモデルがクライスラーヴィジョンとして導入されました。3.5L V6エンジンで非常にスタイリッシュですが乗ってみると古いアメリカンフルサイズカーのフィーリングが強く残る車でした。ボディ剛性など議論以前の段階でしたが本来想定された使い方をする限り何の問題もありません。結局この車には5年半、26万KM(!!)乗りました。 ノートラブルですが8万KM当たりでエンジンの異音がしディーラーでクレームでブロック交換をしています。次が300M、LHの成功で一息ついたクライスラーが渾身の力を込めて開発したモデルです。 エンジンは同じくV6 3.5L、室内とトランクは圧倒的に広く素晴らしい車でした。3代のフルサイズカーの中ではこのモデルがベストで今でも程度の良い中古車があればと真剣に思っています。 この車には5年23万KMあまり乗りました。途中16万KMあたりでオートマがダウンし修理に50万ほどかかりましたがそれ以外はノートラブルでした。 初代、2代目共にクライスラージャパンを通じて正規輸入されましたが期待に反して全く売れず町で出会うとお互いが振り返って会釈するほど、たぶん総輸入台数はそれぞれ3ケタのごく下の方だったと思います。
最後が現役の300Cです。 足回りはメルセデスEクラスの構成部品が流用されているとか、最新のテクノロジーが投入されているそうですが室内もトランクも先代に比べ大幅に狭くなりその押し出しの強いスタイルも含めてあまり好きになれませんでした。ただしどうやら世の中の常識と違っているのは当方らしく本国はもちろん日本でも販売は好調でクライスラーフルサイズとしては初めての日本における成功作となりました。この車は結局1年余り4万KM弱の走行距離でもちろんノートラブルでした。 最後に300Cの名誉の為に付け加えるとアメリカの砂漠でみる300Cは本当にかっこいいと思います。 さしもに押し出しの強いデザインも広いアメリカでは何の違和感もなくましてや砂漠の一本道ではるか彼方からこの車がライトを点灯して走ってくると本当にカッコよいのです。やはり自動車のデザインはその車が生まれた環境を無視しては語れないものなのでしょう。
次のFIAT、アルファ、クライスラー合作車が魅力あふれる車であることを念じています。

2010年7月4日日曜日

4th of July に思う

今日はアメリカ合衆国の独立記念日、4th of July です。 毎年この日がめぐってくる度に32年前、初めてアメリカの土を踏んで一人で過ごした7月4日のことを思い出します。 1978年、ベトナム戦争に疲れ、わが世の春を謳歌した60年代の繁栄にうす雲がかかり始めた頃、それでも当時の日本とは比べ物にならない大らかで豊かなアメリカがまだありました。アメリカの会社に職を得て研修の為初めての本社出社の日、迎えに来てくれたVPのクライスラーニューヨーカーの広大なボンネットのはるか先にゆったりと揺れるオーナメントの輝きは今も忘れません(当時最上級のインペリアルのブランドは既になくニューヨーカーがクライスラーグループの最高級車でした)。6月中旬から7月20日ごろまで約35日間オハイオ州トレドという町に滞在し、その間に7月4日の独立記念日がありました。ホテルの客はほとんどなくがらんとしたレストランでウエートレスに下手な英語で Happy Independent Day !! とお祝いの言葉をかけたのを覚えています。あれから32年、時は移りて最近のアメリカの大都市のドライビングマナーの低下は目を覆うばかりです。道を間違えて割り込みをしても笑顔で譲ってくれたあの大らかなアメリカはどこに行ってしまったのでしょう?今でも大好きなアメリカ、 今では思い立ったらいつでも出かけられますがひょっとしたら アメリカのテレビドラマに胸をときめかしアメリカ旅行など夢のまた夢であったあの頃の方が幸せだったのではないかな--- などと思ってしまいました。
懐かしい写真を少しご紹介しましょう(全部解ったあなたは相当アメリカかぶれです)